指宿 砂むし温泉&長崎鼻&池田湖コース
薩摩半島の南端・指宿は、波打ち際の砂そのものが温泉熱で温まっている、世界的にも珍しい町です。砂に埋もれて汗をかいたあとは、浦島太郎伝説の岬と、九州最大のカルデラ湖へ。温泉と絶景を一本の線でつなぐ、のんびり南国コースです。
モデルコースの流れ
9:00 指宿駅をスタート まず指宿駅前で「のったり・おりたりマイプラン」の1日乗車券を買っておきます。指宿市内が乗り放題で、大人1,500円・小人750円。砂むし会館、長崎鼻、開聞登山口、唐船峡そうめん流し、池田湖といった主要な観光地を回るバスです。乗車前に購入する必要があるので、駅を出る前に手に入れておきましょう。
9:15 砂むし会館「砂楽」で名物体験 指宿駅からバスで5分ほど。浴衣に着替え、波打ち際で砂に全身を埋めてもらいます。砂むし入浴料は浴衣付きで大人1,500円、小学生以下800円。着替えから内湯での汗流しまで含めて、1時間ほどみておくと安心です。
11:00 昼食(温たまらん丼など) 砂むし温泉の源泉で作った温泉卵をのせるのが決まりの、指宿のご当地丼です。
12:00 長崎鼻へ バスで40分ほど。薩摩半島最南端の岬で、正面に「薩摩富士」と呼ばれる開聞岳がそびえます。岬には豊玉姫(乙姫)を祀る龍宮神社があり、灯台までは遊歩道でつながっています。
14:30 池田湖へ 周囲15km、水深233mの九州最大のカルデラ湖。藍色の湖水越しに開聞岳を望む眺めが有名です。
16:30 指宿駅へ戻る
総所要時間は7時間半ほど。長崎鼻と池田湖を先に回り、夕方に砂むしで締める逆回りも可能ですが、砂むし会館は最終受付が20時なので、時間の余裕は逆回りのほうが大きくなります。
📖 あわせて読みたい(鹿児島県)
砂むし温泉の入り方と、10分という時間
指宿の砂むしは、砂を温めているのではありません。地下から湧く温泉が海岸の砂を下から温めており、その天然の熱で全身を蒸す仕組みです。だから場所が海辺に限られます。
流れはシンプルです。受付で浴衣を受け取って着替え、砂の上に横になると、係の人がスコップで砂をかけてくれます。砂の重みと熱でじわじわと汗が出てきて、目安は10分ほど。砂楽の案内でも、砂むし自体は10分程度、混雑時は砂むし場で20分ほど待つこともあり、全体では1時間くらいを見込むよう案内されています。
砂を落としたら内湯へ。シャンプー・ボディソープ・ドライヤーは備え付けで、フェイスタオルは300円、バスタオルのレンタルは300円、下着のレンタルは500円です。タトゥーがある人も利用できますが、砂むしの際は隠す配慮が求められています。
浦島太郎が旅立った岬と、イッシーの湖
長崎鼻は、浦島太郎が竜宮へ旅立った場所と伝えられる岬です。ここに建つ龍宮神社の祭神は豊玉姫、つまり乙姫にあたる神で、海の守り神であると同時に縁結びの神としても信仰されています。神社から灯台へ続く遊歩道の途中には、浦島太郎と亀の石像が置かれています。
一方の池田湖には、幻の怪獣「イッシー」の伝説があります。この話には下敷きがあり、湖には体長2m・胴回り50cmという大うなぎが実際に生息しています。湖畔の花壇は季節ごとに花が入れ替わり、花越しに開聞岳を望む構図が定番です。2022年10月には湖畔にカフェと水上デッキを備えた「IKEDAKO PAX」が開業し、湖を眺めながら休憩できるようになりました。
訪問の実用情報
- 砂むし会館「砂楽」:所在地は鹿児島県指宿市湯の浜5丁目25-18。営業は8:30〜21:00(最終受付20:00)
- 砂むしの料金:浴衣付きで大人1,500円、小学生以下800円。内湯のみなら大人800円、小学生以下400円
- タオル・レンタル:フェイスタオル300円、バスタオルのレンタル300円、下着のレンタル500円
- アメニティ:シャンプー・ボディソープ・ドライヤーは備え付け
- タトゥー:利用は可能だが、砂むしの際は見えないよう隠す配慮が求められる
- 砂むしの所要時間:砂に埋まるのは10分ほど。混雑時は20分程度待つこともあり、全体で1時間をみておく
- 駐車場(砂楽):普通車約90台、無料
- バス(のったり・おりたりマイプラン):指宿駅から1日4往復。1日乗車券は大人1,500円・小人750円、2日乗車券は大人3,000円・小人1,500円。乗車前の購入が必要で、鹿児島交通指宿営業所、指宿市総合観光案内所、市内の観光ホテルなどで買える。指宿駅前から池田湖までの片道運賃だけで1,170円かかるため、2か所以上回るなら1日乗車券が有利
- 長崎鼻:龍宮神社の所在地は指宿市山川岡児ヶ水1581-34。神社の駐車場は16台・無料でトイレあり。御朱印は近くのにしき屋(8:00〜17:00)で取り扱っている
- 池田湖:JR指宿駅から車で約20分。駐車場は普通車109台・大型3台で無料
- 長崎鼻・池田湖の料金:どちらも屋外の景勝地で見学は無料
- 雨天時:砂むしは屋根のある砂むし場で行われるため天候に左右されにくい。一方、開聞岳の眺めは天気次第なので、長崎鼻と池田湖は晴れた日に充てたい
- 服装・足もと:砂むし後は着替えがあると快適。長崎鼻の遊歩道は岬の起伏を歩くので、歩きやすい靴を。海辺は風が強い日があり羽織るものがあると安心
- ベビーカー・車椅子:長崎鼻の灯台へ続く道は岬の遊歩道で、ベビーカーでは進みにくい区間がある。池田湖畔は駐車場から湖岸まで平坦で回りやすい
- 体調面の注意:砂むしは全身に砂の重みがかかる。食後すぐは避け、水分をとってから入り、無理をせず10分前後で切り上げる。心臓などに不安がある人は事前に係員へ相談を
- 予算の目安:1日乗車券1,500円+砂むし1,500円+昼食で、1人4,000〜5,000円ほど
📚 情報の参照元
砂むし会館「砂楽」の営業時間、料金、タオル・下着のレンタル料、アメニティ、駐車場、砂むしの所要時間とタトゥーの扱いは、同館の公式サイトの案内によります。「のったり・おりたりマイプラン」の運行本数、乗車券の料金、経由する観光地、購入場所はいぶすき観光ネットの案内を参照しました。池田湖の周囲・水深・大うなぎ・駐車場・IKEDAKO PAXの開業、龍宮神社の祭神・所在地・駐車場・御朱印の取り扱いも、同じくいぶすき観光ネットの各スポット紹介によります。温たまらん丼が砂むし温泉の源泉で作った温泉卵を使う決まりであることは、指宿市の観光・ご当地グルメの案内をもとにしています。料金・営業時間・バスの運行は変更されることがあるため、おでかけ前に公式情報でご確認ください。
📍 場所・アクセス
🧭 この記事に関連する特集
✍️ この記事について
この記事は、施設・社寺の公式サイトや、市区町村・観光協会が公開する観光案内、 国や自治体が公表する文化財・名勝の資料など、公的・一次情報をもとにたびたびJAPAN編集部が調べ、旅の計画に役立つ形に整理して作成しています。 料金・営業時間・開催日程などは変更される場合がありますので、お出かけの際は各施設・自治体の公式情報も併せてご確認ください。 編集方針の詳細