草部吉見神社|熊本県の穴場パワースポット・石段を下る三大下り宮
【重要】令和8年熊本地震について
2026年7月28日に発生した令和8年熊本地震の影響により、熊本県内では一部の観光施設や道路が休業・通行止めとなっている場合があります。熊本城は2026年8月13日に開園を再開しましたが、熊本城ミュージアム「わくわく座」は臨時休館が続いています(2026年8月13日時点)。おでかけ前に各施設の公式情報でご確認ください。
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熊本県阿蘇郡高森町草部に鎮座する草部吉見神社は、鳥居をくぐったあと石段を「下った」先に社殿がある、全国でも珍しい下り宮です。宮崎県日南市の鵜戸神宮、群馬県富岡市の一之宮貫前神社とともに「日本三大下り宮」に数えられ、阿蘇神社の三の宮としても知られます。祀られているのは神武天皇の第一皇子・日子八井命(国龍神)ほか十二柱。鳥居の前に立った時点では社殿はまだ見えず、杉木立のあいだを下っていって初めて屋根が姿をあらわします。
見どころ
- 鳥居から石段を下って社殿へ向かう、上下が逆転した参道の構造
- 鳥居の上から木々ごしに社殿の屋根を見下ろす、ほかの神社では味わえない眺め
- 神武天皇の第一皇子・日子八井命(国龍神)ほか十二柱を祀る由緒
- 手水舎の右手の鳥居から下った先にある御塩井・吉ノ池の湧き水
- 阿蘇神社の三の宮という、阿蘇信仰のなかでの位置づけ
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なぜ社殿が谷底にあるのか——池を埋めた神話
下り宮という構造には、社伝に残る由来があります。日子八井命は神武天皇の東征のとき、高千穂から五ヶ瀬川に沿ってこの地へ入り、池にすむ大蛇を退治したうえで、その池を埋めて宮居を定めたと伝えられます。つまり社殿が建つ場所は、もともと水をたたえた窪地だったということです。周囲の地面より低いところに社殿があるのは、この伝承と地形が結びついた結果とされています。
社名と地名にも神話がそのまま残っています。日子八井命が館を構えた際、草を束ねて壁としたことから、この一帯を「草部」と呼ぶようになりました。さらに「此社吉宮床(ここぞよきみやとこ)」——ここはよい宮所である——と言われたことから「吉見」の社号を称するようになったと伝わります。草部吉見という六文字が、そのまま創建の物語になっているわけです。神社は明治6年に郷社に列格しています。
御塩井の湧き水
境内でもう一つ見ておきたいのが湧き水です。手水舎の右手にある鳥居からさらに下った先に御塩井・吉ノ池があり、八功徳水と呼ばれる清水が湧いています。不老長寿の長命水として飲用されてきた水で、石段を下りきったあとの一息にちょうどよい場所にあります。社名の「吉見」を「よい水」に結びつける説もあり、この地の信仰が水と切り離せないものだったことがうかがえます。
訪問の実用情報
- 所在地:熊本県阿蘇郡高森町草部2175
- 参拝時間・料金:境内自由・参拝無料。谷底の社殿は日が陰るのが早いため、日中の明るい時間帯に
- 石段:鳥居から社殿まで130段。行きが下り、帰りが上りになります
- 所要時間の目安:石段の往復と湧き水を含めて30〜40分
- 御朱印:常駐の社人がいない神社のため、拝殿に書き置きが用意されています。確実に受けたい場合は事前に高森町へ問い合わせを
- 駐車場:鳥居前に無料駐車場あり
- アクセス(車):九州自動車道・熊本ICから約53km、益城熊本空港ICから約65km
- アクセス(公共交通):南阿蘇鉄道・高森駅からタクシーで約20分。路線バスの便は少なく、車での訪問が現実的です
- 足もと・服装:石段は苔むして滑りやすい箇所があります。滑りにくい靴で。雨天でも参拝はできますが、濡れた石段は特に慎重に
- ベビーカー・車椅子:社殿へは130段の石段のみのため、ベビーカーや車椅子での参拝は困難です。鳥居・駐車場付近までは車で近づけます
- 混雑:普段は静かですが、7月31日の例祭(夏季大祭)の日は人出があります
- 問い合わせ:0967-64-0355(高森町公式サイト掲載)
- あわせて訪ねるなら:上色見熊野座神社や高森湧水トンネル公園など、高森町の見どころと組み合わせやすい立地です
📚 情報の参照元
所在地・祭神・阿蘇神社の三の宮という位置づけ・「草部」の地名の由来・日本三大下り宮としての紹介および問い合わせ先の電話番号は、高森町公式サイトの観光案内ページで確認しました。石段130段は高森観光推進機構の紹介ページ、由緒(池の大蛇の退治と池を埋めた宮居、「此社吉宮床」に由来する社号)、明治6年の郷社列格、7月31日の例祭日は公開されている神社解説をもとにしています。御塩井・吉ノ池(八功徳水)の湧き水については、同社を紹介する複数の資料で共通して記されている内容です。参拝時間や道路状況、御朱印の対応は変更されることがあるため、おでかけ前に公式情報でご確認ください。
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✍️ この記事について
この記事は、施設・社寺の公式サイトや、市区町村・観光協会が公開する観光案内、 国や自治体が公表する文化財・名勝の資料など、公的・一次情報をもとにたびたびJAPAN編集部が調べ、旅の計画に役立つ形に整理して作成しています。 料金・営業時間・開催日程などは変更される場合がありますので、お出かけの際は各施設・自治体の公式情報も併せてご確認ください。 編集方針の詳細