浅虫温泉|日帰り入浴の料金・営業時間・駐車場【青森】
陸奥湾に面した浅虫温泉は、青森市街から青い森鉄道で三十分ほどの海辺の温泉地です。湾に浮かぶ湯の島を望む眺めと、駅前から歩いて回れるコンパクトな温泉街が特徴で、青森市内からの日帰りでも十分に楽しめます。共同浴場と道の駅の展望浴場、そして無料の足湯がそろい、宿に泊まらなくても湯を味わえるのがこの温泉地の強みです。
「麻蒸」から「浅虫」へ
浅虫の名は、かつて「麻蒸」と書かれていたことに由来するとされます。江戸期の記録では、湧き出す湯が布を織る麻を蒸すために使われていたと伝えられ、のちに火災が続いたことから「蒸」の字を嫌って「浅虫」に改められたといいます。開湯の伝説としては、1190年ごろにこの地を訪れた法然が、傷を負った鹿が湯に浸かっているのを見て村人に入浴を勧めたという話が知られています。1687年(貞享4年)の検地帳にはすでに「出湯」が4か所記されており、湯の場としての歴史は古くまでさかのぼります。1891年(明治24年)に東北本線が全通して浅虫駅が開業すると青森市街の奥座敷として知られるようになり、1909年には陸軍の転地療養所、1924年には東北帝国大学の臨海実験所が置かれました。
湯を守った源泉の集中管理
浅虫温泉の湯づかいを語るうえで欠かせないのが、源泉の集中管理です。1952年には119か所で自噴していた源泉が、掘りすぎによって1963年には11か所まで減り、泉温の低下と海水の流入による塩分の増加が問題になりました。そこで1966年に浅虫温泉事業協同組合が組織され、源泉の個人所有をやめて汲み上げ量を毎分920リットルに制限する方式へと切り替えます。全国でも早い時期の取り組みで、およそ10年をかけて源泉は回復しました。現在、温泉街の宿や浴場はこの集中管理された湯の配湯を受けています。
訪問の実用情報
- 泉質:ナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物泉(低張性・弱アルカリ性・高温泉)
- 適応症:神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、慢性消化器病、痔疾、冷え性、病後回復期、疲労回復、健康増進
- 源泉温度:共同浴場「松の湯」で使う源泉は56.5度
- 湯づかい:松の湯は加温・加水をしない源泉100%の湯を使用しています
- 日帰り入浴(道の駅ゆ〜さ浅虫「はだか湯」):5階の展望浴場で、7:00〜21:00(最終受付20:30)。年中無休(施設点検による臨時休業あり)。大人360円、小学生160円、幼児(2〜6歳)70円。11回分の回数券もあります
- 日帰り入浴(浅虫温泉公衆浴場 松の湯):8:00〜20:00(最終入場19:30)、月曜(祝日の場合は翌日)と元旦が休み。大人(中学生以上)360円、小学生150円、幼児60円、11回3,600円の回数券あり
- 備品:ゆ〜さ浅虫の展望浴場はシャンプー・ボディソープ・タオルの備え付けと貸し出しがなく、浴場のレジで使い切りタイプを販売しています。ドライヤーは無料で使えます
- 無料の足湯:浅虫温泉駅前広場の足湯は年中無休で、4〜10月は7:00〜19:30、11〜3月は8:00〜19:30。源泉かけ流しです
- 飲泉・温泉たまご:浅虫源泉公園には飲泉所と温泉たまご場、足湯があり、6:00〜18:00に無料で利用できます。持参した卵を18〜20分ほど浸けると温泉たまごが作れます
- 駐車場:道の駅ゆ〜さ浅虫は普通車147台、大型車16台、障がい者用8台。松の湯にも無料の駐車場があります
- アクセス:青い森鉄道「浅虫温泉駅」からゆ〜さ浅虫まで徒歩1分、松の湯まで徒歩約6分。青森駅前からの路線バスは「ゆ〜さ浅虫」下車。車は青森自動車道青森東ICから約15分、青森空港から約40分
- 所要時間の目安:入浴だけなら1時間ほど、足湯や源泉公園、浅虫水族館と合わせるなら半日
- 禁煙:ゆ〜さ浅虫は敷地内が禁煙です
- 所在地:道の駅ゆ〜さ浅虫は青森市大字浅虫字螢谷341-19、松の湯は青森市大字浅虫字内野13
- 浅虫水族館:9:00〜17:00(最終入館16:30)。入館料は一般1,200円で、高校生以下(18歳に達する日以後の最初の3月31日までの方)は無料。障がい者手帳をお持ちの方は本人と介護者1名まで免除されます。所在地は青森市浅虫字馬場山1-25
📚 情報の参照元
展望浴場「はだか湯」の営業時間・最終受付・入浴料・回数券・備品の扱いは道の駅ゆ〜さ浅虫の公式サイトの案内、駐車場台数と各階の構成・アクセスは青森市および青森県観光情報サイトの施設案内で確認しました。松の湯の営業時間・定休日・料金・泉質・源泉温度は青森県観光情報サイトの施設情報をもとにしています。駅前足湯の利用時間、浅虫源泉公園の飲泉所・温泉たまご場の案内は浅虫温泉観光協会の公式サイトによります。浅虫水族館の開館時間と入館料は同館公式サイトの利用案内で確認しています。泉質の正式名と源泉の集中管理の経緯、地名の由来や年号は各公表資料をもとにまとめました。変更されることがあるため、おでかけ前に公式情報でご確認ください。
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この記事は、施設・社寺の公式サイトや、市区町村・観光協会が公開する観光案内、 国や自治体が公表する文化財・名勝の資料など、公的・一次情報をもとにたびたびJAPAN編集部が調べ、旅の計画に役立つ形に整理して作成しています。 料金・営業時間・開催日程などは変更される場合がありますので、お出かけの際は各施設・自治体の公式情報も併せてご確認ください。 編集方針の詳細