黒川温泉|入湯手形でめぐる湯めぐりの里
黒川温泉
阿蘇の北、田の原川が刻む谷あいに、木造の宿が肩を寄せ合うように並ぶのが黒川温泉です。派手な看板を控え、自然と調和した町並みづくりを続けてきたことで知られ、湯けむりと川のせせらぎが穏やかに響きます。歩いているだけで気持ちがほどけていく、そんな山里の温泉地です。
見どころ
黒川温泉の代名詞といえば「入湯手形」です。一枚あれば加盟する宿の露天風呂を三か所まで楽しめる仕組みで、宿泊しない日帰りの人にもうれしい工夫です。岩をくり抜いた洞窟風呂や川沿いの露天など、それぞれに個性があり、手形を首から下げて坂道を行き来する時間そのものが旅の醍醐味になります。夜には温泉街の小道に淡い灯りがともり、しっとりとした風情が広がります。📖 あわせて読みたい(熊本県)
季節の楽しみ方
新緑の頃は谷全体がやわらかな緑に染まり、川風が心地よく通ります。夏でも標高が高いため過ごしやすく、避暑を兼ねた滞在に向いています。秋は紅葉が谷を彩り、露天風呂から色づいた斜面を眺められます。冬になると、竹あかりを灯す催しが温泉街を幻想的に照らし、雪見の湯もまた格別です。