熊野大花火大会|三重・海上自爆と鬼ヶ城の大仕掛け
三重県熊野市の七里御浜(しちりみはま)海岸で開かれる「熊野大花火大会」は、世界遺産・熊野の海を舞台にした迫力満点の花火大会。300年以上前、初精霊(新盆)を供養するために始まったと伝わる、歴史ある行事です。
海と岩場を生かした豪快な花火
最大の見どころは、船の上から次々と点火した花火玉を海に投げ入れる「海上自爆」。海面すれすれで炸裂する光の帯は圧巻です。さらに、世界遺産・鬼ヶ城(おにがじょう)の岩場を使った「鬼ヶ城大仕掛け」や、熊野灘に半円を描く「三尺玉海上自爆」など、この地ならではのダイナミックな花火が続きます。約1万発が夜の海と空を焦がします。
📖 あわせて読みたい(三重県)
供養から生まれた350年の伝統
熊野大花火の起源は、お盆に亡くなった人の霊を初めて迎える「初精霊供養」にあると伝わります。かつては供養のために小さな花火を打ち上げ、その火で灯籠を灯したといい、その素朴な営みが年を重ねるうちに、今日の壮大な花火大会へと育っていきました。舞台となる七里御浜は熊野三山への参詣路である「浜街道」の一部で、世界遺産にも登録された聖なる浜。花火が上がる背後の鬼ヶ城は、国の名勝・天然記念物に指定され、吉野熊野国立公園にも含まれる景勝地です。信仰と自然、そして花火が一体となった、この地ならではの祈りの祭典です。
海に描く三尺玉と豪快な仕掛け
熊野大花火を象徴するのが、海の上で炸裂する巨大な「三尺玉海上自爆」。船から海に投げ込まれた直径約90センチの大玉が海面近くで爆発し、熊野灘に直径600メートルにもおよぶ半円の光を描きます。海の花火ならではの、水面すれすれで開く独特の迫力は圧巻です。さらに、切り立った岩壁が連なる鬼ヶ城を舞台にした「鬼ヶ城大仕掛け」では、岩場に反響する轟音と光が一体となり、まるで岩山全体が燃え上がるかのよう。海と岩、二つの自然を存分に生かした豪快な演出が、次々と観客を沸かせます。
開催時期とアクセス
例年8月17日に開催され、2026年も8月17日(月)の予定。会場の七里御浜海岸へはJR熊野市駅から徒歩約5分と近く、駅前が観覧エリアになります。
有料観覧席
浜席や堤防席、カメラ席などの協賛観覧席が用意され、事前申込で入手します。波が高い場合などは予備日に延期されることも。日程や観覧席の詳細は熊野市観光協会の公式情報でご確認ください。
祭りの実用情報(2026年)
- 開催日時:2026年8月17日(月)19時頃から(予備日は8月21日・24日・27日)
- 打ち上げ数:約10,000発
- 会場:三重県熊野市 七里御浜海岸(天然の砂利浜)
- 最寄り駅:JR熊野市駅から徒歩5分
- 駐車場:臨時駐車場が多数用意されます。清掃協力金は普通車3,000円(熊野青藍高校400台、木本中学校320台、口有馬70台、大吹峠60台)または2,000円(防災公園800台、市営陸上競技場490台、市営野球場390台、旧近大高専410台、市営山崎運動公園280台ほか)。自動二輪1,000円、マイクロバス10,000円。障がい者等専用駐車場もあります
- 有料観覧席:浜席(マス席)は一口15,000円で約1.8m×1.8m・最大4名、パンフレット1冊・うちわ4本・レジャーシート1枚付きで当日16時から入場可。堤防席は一口10,000円でパイプイス1席(テーブル・付属品なし、車イス可)。3歳以上はチケットが必要です。2026年は浜席が7月1日からの先着順、堤防席が6月9日〜18日の抽選で受付されました
- トイレ:公式の会場位置図に、熊野市駅前・木本小学校・熊野市民会館・市役所・井戸町・松原など複数箇所のトイレが表示されています
- 雨天時:荒天・高波の場合は予備日(8月21日・24日・27日)に延期。開催/延期の最終決定は当日朝6時に公式サイト等で発表されます。延期の場合、チケットは延期開催日に有効です
- 交通規制:会場周辺の市街地は車両通行禁止となります。区域内に住居・職場がある場合は通行許可証の申請が必要です
- 混雑・帰りの注意:公式サイトに「渋滞の迂回路」「当日の渋滞情報」「熊野尾鷲道路の通行規制」のページが用意されています
(出典:熊野市観光協会 公式サイト、三重県観光連盟)
📍 場所・アクセス
🧭 この記事に関連する特集
✍️ この記事について
この記事は、施設・社寺の公式サイトや、市区町村・観光協会が公開する観光案内、 国や自治体が公表する文化財・名勝の資料など、公的・一次情報をもとにたびたびJAPAN編集部が調べ、旅の計画に役立つ形に整理して作成しています。 料金・営業時間・開催日程などは変更される場合がありますので、お出かけの際は各施設・自治体の公式情報も併せてご確認ください。 編集方針の詳細