【三重県】夫婦岩観光ガイド|二見浦の縁結びパワースポット
三重県伊勢市の二見浦(ふたみがうら)に立つ夫婦岩(めおといわ)は、二見興玉神社(ふたみおきたまじんじゃ)の神域にある岩です。大小2つの岩が太い注連縄で結ばれて寄り添う姿から、夫婦円満・良縁のシンボルとして親しまれてきました。ただし本来この岩は、沖合の海中に鎮まる「興玉神石(おきたましんせき)」を拝むための鳥居の役割を担っています。二見浦は伊勢神宮参拝の前に身を清める浜でもあり、参拝の順序を知って訪れると、この場所の意味がまるで変わって見えてきます。
大岩9メートル、小岩4メートル
夫婦岩の2つの岩には、それぞれ名前があります。大きいほうは「大岩(立岩)」で高さ9メートル・周囲44メートル、小さいほうは「小岩(根尻岩)」で高さ4メートル・周囲10メートル。並んで立つ姿から夫婦に見立てられ、縁結びの信仰を集めてきました。
2つを結ぶ大注連縄は、1本の長さ35メートル、重さ40キロ、太さ10センチ。これが5本、大岩に16メートル、小岩に10メートル巻かれ、そのあいだを9メートル渡しています。かなりの重量物で、当然ながら定期的な張り替えが必要です。

年3回の大注連縄張神事と、夏至の朝
大注連縄の張り替えは「夫婦岩大注連縄張神事」として、5月5日、9月5日、そして12月の土日の年3回、午前10時から行われます。木遣り唄が響くなか、氏子の手で新しい注連縄が張られる神事で、参拝者がその手送りに加わることもあります。
もうひとつの見せ場が夏至祭です。夏至の日(6月21日または22日)の午前3時30分から斎行され、日の出の時刻には夫婦岩の前で禊が行われます。2つの岩の間から朝日が昇るのはこの時期で、条件がそろえば遠くに富士山の影を望めることもあります。

「無事かえる」のカエルと、興玉神石
境内でひときわ目を引くのが、無数に奉納されたカエルの像です。社伝によれば、これは神宮参拝者が旅の安全と航海の安穏を祈り、無事「かえる」という願いを込めたことに由来します。
御祭神は興玉大神(別名・猿田彦大神)。相殿に宇迦乃御魂大神を祀ります。猿田彦大神は道開きの神として知られ、土地の邪気を鎮め守護する神徳が伝えられてきました。神社が遥拝する興玉神石は、三か所に岩柱が立つ楕円形の平岩で、現在は海中の暗礁に鎮座しています。二見浦は「禊浜(みそぎはま)」とも呼ばれ、伊勢の神宮参拝を控えた人々がこの浜で汐水を浴び、心身を清めてから向かったといいます。
訪問の実用情報
- 所在地:三重県伊勢市二見町江575(二見興玉神社)
- 参拝時間:海岸沿いの境内は終日参拝できます
- 拝観料:無料
- 社務所・授与所の受付:午前9時〜午後4時。お札・お守り・御朱印はこの時間内に
- 御朱印:あり。夫婦岩やカエルをあしらった数種類が用意されており、初穂料は300円が基本です
- ご利益:夫婦円満・良縁のほか、猿田彦大神の道開き・交通安全
- 駐車場:無料駐車場あり。バイク用の無料駐車場も用意されています
- トイレ:あり
- アクセス(電車):JR参宮線「二見浦駅」から徒歩約15分。JR・近鉄「伊勢市駅」からはCANバスで「夫婦岩東口」下車すぐ
- アクセス(車):伊勢二見鳥羽ラインの二見ICから約3分、伊勢自動車道の伊勢ICから約15分
- 所要時間の目安:参拝と夫婦岩の見学で30分〜1時間。海岸沿いの散策を含めると1時間半ほど
- 足もと・服装:境内は海沿いの参道で、岩畳の上を歩く区間があります。濡れていると滑るため、底のしっかりした靴を。海風が強く朝晩は冷えるので、季節を問わず羽織るものがあると安心です
- ベビーカー・車椅子:海沿いの参道は舗装されている区間が中心ですが、一部に段差や狭い箇所があります。混雑時は避けて通るのが難しいため、時間帯を選ぶのがおすすめです
- 雨天時:屋外の境内で雨宿りできる場所は限られます。日の出目当てなら天気予報を確認のうえで日を選び、雨天なら伊勢シーパラダイスなど屋内施設に切り替えるのが現実的です
- 日の出を狙うなら:夫婦岩の間から朝日が昇るのは夏至を挟む時期です。日の出時刻の30分〜1時間前に到着すると、落ち着いて場所を確保できます
- 混雑を避けるなら:夏至祭と大注連縄張神事の日、正月は非常に混み合います。ゆっくり参拝するなら平日の午前中を
- 予算の目安:参拝・駐車とも無料。御朱印やお守りを含めても1人1,000円ほどで足ります
📚 情報の参照元
所在地・御祭神(興玉大神/猿田彦大神、相殿の宇迦乃御魂大神)・カエルの由来・大岩と小岩の高さと周囲・社務所の受付時間は、二見興玉神社公式サイトの由緒ページによります。大注連縄の長さ35メートル・重さ40キロ・太さ10センチ、大岩16メートル/小岩10メートル/間9メートルという巻き方、年3回(5月5日・9月5日・12月の土日)午前10時斎行という張神事の日程、夏至祭の斎行時刻(午前3時30分)と禊については、同サイトの特殊神事ページを参照しました。駐車場(無料・バイク用も無料)、トイレ、二見浦駅から徒歩約15分・CANバス「夫婦岩東口」下車・二見ICから約3分といったアクセスは、伊勢志摩観光コンベンション機構「伊勢志摩観光ナビ」のスポット情報で確認しています。神事の日程や受付時間は変更されることがあるため、おでかけ前に公式情報でご確認ください。
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