熊の川温泉|日帰り入浴の料金・営業時間・駐車場【佐賀】
古湯温泉からやや下流、佐賀市富士町の嘉瀬川沿いにたたずむのが熊の川温泉です。こぢんまりとした静かな温泉郷で、ラドンの含有量が九州でも有数といわれる単純弱放射能泉が湧きます。熱い湯でしっかり温まるというより、体温に近いぬるめの湯に一時間でも二時間でも浸かる「ぬる湯」の文化が根づいた土地です。
空海が水鳥に導かれたと伝わる湯
佐賀県の観光案内によれば、熊の川温泉の開湯は弘仁12(821)年。全国行脚の途中でこの地を通りかかった僧・空海が、水浴びをする水鳥の姿から湯の湧く場所を見つけたと伝えられています。
面白いのは、わずか数キロ上流の古湯温泉がまったく別の由来を持つことです。古湯のほうは約2100年前、秦の始皇帝の命で不老長寿の薬草を探しに来た徐福が神のお告げで発見したと伝わり、寛政3(1791)年に足を痛めたツルが湯に浸かる姿を村人が見て再発見した、という話が残ります。同じ嘉瀬川沿いに並ぶ二つの湯が、それぞれ空海と徐福という異なる物語を抱えている——それが「古湯・熊の川温泉郷」と一括りに呼ばれながらも、両者の湯めぐりが飽きない理由です。
ぬる湯の入り方と、二つの浴場
熊の川の湯は、炭酸ナトリウムやマグネシウム、エマナチオン(ラドン)を含む単純弱放射能泉。温泉郷全体の源泉温度は24.5〜38.7度と低く、体温に近いぶんのぼせにくく、肌にまとわりつくようななめらかな湯ざわりが特徴です。リウマチや神経痛によいとされてきました。
湯を楽しめる立ち寄り施設は「元湯熊ノ川温泉 熊ノ川浴場」と「ちどりの湯」。元湯は湯量豊富な源泉かけ流しで、温度の違う三つの浴槽を行き来しながら入るのが地元流です。ちどりの湯は山を望む露天風呂付きの大浴場に加え、バリアフリー対応の家族風呂や畳敷きの休憩室を備え、家族連れでも過ごしやすい造りになっています。
訪問の実用情報
- 泉質:炭酸ナトリウム・マグネシウム・エマナチオン(ラドン)などを含む単純弱放射能泉。ラドン含有量は九州でも有数とされ、リウマチや神経痛によいと伝えられます。ちどりの湯は泉質を「単純弱放射能泉(低張性アルカリ性温泉)・無色透明・無味無臭」と掲示し、皮膚病・関節痛・痛風・高血圧・糖尿病を効能に挙げています
- 源泉温度:温泉郷全体で24.5〜38.7度。体温に近いぬるめの湯です
- 湯づかい:元湯熊ノ川浴場は湯量豊富な源泉かけ流し。温度の違う三つの浴槽を使い分けられます
- 元湯熊ノ川浴場の日帰り入浴:9:00〜20:30、毎週火曜・金曜休。料金は時間帯制で、大人は9:00〜700円、15:00〜500円、17:00〜300円。子どもは同じ区分で300円・200円・100円
- 元湯の備品:石けん・シャンプー・リンス・ドライヤーの備え付けあり。タオルは200円で販売、バスタオルは200円で貸出。食事の持ち込みができます
- ちどりの湯の日帰り入浴:10:00〜21:00、第3木曜休(祝日の場合は翌日)。高校生以上600円、6歳以上中学生まで350円。夕方17時以降は割引があります
- 露天風呂:ちどりの湯に、山を望む露天風呂付きの大浴場があります
- 家族風呂:ちどりの湯のバリアフリー対応家族風呂は55分1,500円(別途入館料が必要)
- 休憩スペース:ちどりの湯には畳敷きの休憩室があり、食事やマッサージも利用できます
- 温泉の持ち帰り:ちどりの湯の温泉スタンドで20リットル100円
- 車中泊・BBQ:ちどりの湯はキャンピングカー・車中泊向けの「湯YOUパーク」とBBQ施設を併設しています
- 駐車場:ちどりの湯は無料駐車場あり
- アクセス(車):長崎自動車道・佐賀大和ICから15〜20分
- アクセス(バス):JR佐賀駅バスセンターから昭和バス古湯線で約30〜35分、「熊の川温泉前」下車
- お得なきっぷ:昭和バスの「ぬる湯くつろぎキップ」は1,800円(バス料金1,500円+温泉利用券300円分)。佐賀駅バスセンター、富士町観光案内所、SAGAMADO(佐賀市駅前)で販売
- 所要時間の目安:ぬる湯はじっくり浸かってこそ。入浴だけで1〜2時間、休憩処で過ごすなら半日みておくと余裕があります
- 時間帯の選び方:元湯は15時、17時と段階的に料金が下がります。安く入るなら夕方以降、静かに長湯したいなら平日の日中が向きます
- 所在地:元湯熊ノ川浴場=佐賀市富士町大字上熊川118/ちどりの湯=佐賀市富士町上熊川204-8
📚 情報の参照元
開湯の由来(弘仁12年・空海)、古湯温泉の徐福伝説と寛政3年の再発見、泉質・源泉温度(24.5〜38.7度)は佐賀県公式観光サイト「あそぼーさが」の古湯・熊の川温泉の紹介ページで確認しました。元湯熊ノ川浴場の営業時間・定休日・時間帯別料金・源泉かけ流し・備品・タオルの販売価格、およびちどりの湯の営業時間・定休日・料金・貸切風呂料金・泉質表示は、古湯・熊の川温泉郷の公式サイト「ふるくま」の各施設ページによります。ちどりの湯の露天風呂・家族風呂・休憩室・温泉スタンド・湯YOUパーク・駐車場は「あそぼーさが」の施設ページ、バス路線と「ぬる湯くつろぎキップ」の内容・発売場所は昭和バス公式サイトで確認しています。料金や営業時間・定休日は変更されることがあるため、おでかけ前に公式情報でご確認ください。
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