松江の和菓子「若草」
松江は京都・金沢と並ぶ日本三大菓子処の一つに数えられ、茶の湯の文化が深く根づいた城下町です。なかでも「若草」は、やわらかな求肥に淡い緑色のそぼろ状の衣をまとわせた銘菓。萌え出る若草を思わせる色合いと、上品な甘さが茶席に映えます。
見どころ
若草は、江戸時代の松江藩主で茶人としても名高い松平不昧公にゆかりの深い和菓子とされています。不昧公は茶の湯を奨励し、その美意識が松江の菓子文化を育みました。求肥のもちもちとした食感と、口の中でほろりとほどける衣の対比が魅力。抹茶とあわせれば、その繊細な味わいが一段と引き立ちます。
季節の楽しみ方
若草はその名の通り春を思わせる菓子ですが、通年で味わえます。桜の季節に城下町を歩きながらいただけば、風情もひとしお。松江城やその周辺の茶室では、季節の設えとともに一服の抹茶と和菓子を楽しめ、四季それぞれの趣を感じられます。
アクセス・基本情報
若草は松江市内の老舗和菓子店や土産物店で購入できます。松江城周辺には茶を楽しめる施設が点在し、JR松江駅からはバスやレンタサイクルで城下へアクセスできます。落ち着いた店構えの茶室で一服するのもおすすめです。
ひとことアドバイス
若草は求肥が乾きやすいので、購入したら早めに味わうのがおすすめです。抹茶はもちろん、香りの良い煎茶とも好相性。松江の他の銘菓とあわせて詰め合わせにすれば、茶処ならではの土産になります。