日光世界遺産1日|モデルコースの所要時間と費用【栃木】
栃木県を代表する観光地、日光。1999年に世界遺産へ登録された「日光の社寺」は、日光東照宮・日光二荒山神社・日光山輪王寺という二社一寺からなる社寺群です。朱塗りの神橋からスタートし、絢爛な彫刻に彩られた東照宮までを歩いて一日でめぐる、はじめての日光にぴったりの定番コースをご紹介します。
モデルコースの流れ
9:00 日光駅をスタート JR日光駅または東武日光駅から世界遺産めぐりバスに乗り、まずは大谷川にかかる朱色の神橋へ。バスで5分ほど、歩けば20分ほどの距離です。日光山内の入口を飾る橋で、渡橋料を払えば実際に橋の上を歩けます。
9:30 輪王寺 三仏堂を参拝(徒歩5分) 神橋から坂を上って輪王寺へ。日光開山の祖・勝道上人が開いた古刹で、日光山最大の木造建築である三仏堂には千手観音・阿弥陀如来・馬頭観音の三体が祀られています。ここで輪王寺券(三仏堂と大猷院のセット)を先に買っておくのがコツ。セット券の受付は4〜10月が14時30分、11〜3月は13時30分で締め切られるため、午後に大猷院へ行くつもりなら朝のうちに手に入れておくと安心です。
10:30 日光東照宮をじっくり見学(徒歩5分) 徳川家康公を祀る東照宮へ。陽明門や三猿、眠り猫など見事な彫刻の数々をゆっくり鑑賞します。混雑する前の午前中がおすすめ。奥宮まで足を延ばすなら1時間30分〜2時間はみておきたいところです。
12:30 門前で昼食(徒歩5〜10分) 名物の日光ゆばやそばを味わって休憩。湯波料理の店は表参道から西参道にかけて点在しています。昼どきは待ちが出るため、11時台に早めにとるか13時過ぎにずらすのも手です。
13:30 二荒山神社と大猷院へ(徒歩5〜10分) 縁結びで知られる二荒山神社と、三代将軍家光公を祀る大猷院をめぐります。二社は隣り合っており、あわせて1時間30分ほど。
15:30 日光駅へ戻る(バス10分) 世界遺産めぐりバスで日光駅へ。総所要時間は約6時間30分です。
神橋がいまの姿になるまで
コースの起点となる神橋は、日光山内の入口で大谷川をまたぐ朱塗りの橋です。この橋が現在のような朱塗りの姿になったのは、寛永13年(1636年)の東照宮大造替のとき。将軍家の一大事業にあわせて橋も整えられました。
ところがその橋は、明治35年(1902年)の洪水で流されてしまいます。いま渡れる神橋は、明治37年(1904年)に再建されたものです。橋の下を流れる大谷川の水量を見れば、山からの水を集めるこの川がどれほどの力を持つか想像がつきます。300円を払って渡ってみると、板の反りや高欄の細工が思いのほか近くに見えます。
訪問の実用情報
- 日光東照宮の拝観時間:4月1日〜10月31日は9:00〜17:00、11月1日〜3月31日は9:00〜16:00。受付は各期間とも閉門30分前に終了
- 日光東照宮の拝観料:大人・高校生1,600円、小・中学生550円。宝物館とのセット券は大人・高校生2,400円、小・中学生870円。宝物館単独は大人1,000円・小中学生400円、美術館は大人800円・小中学生400円。音声ガイドは1日500円
- 輪王寺の拝観時間:4月〜10月は8:00〜17:00、11月〜3月は8:00〜16:00(常行堂は9:00開門)。受付は閉門30分前まで
- 輪王寺の拝観料:三仏堂単独が大人400円・小中学生200円、大猷院単独が大人550円・小中学生250円、輪王寺券(三仏堂と大猷院)が大人900円・小中学生400円、三仏堂・大猷院・宝物殿のセットが大人1,000円・小中学生500円、宝物殿と逍遥園が大人300円・小中学生100円。セット券の受付は4〜10月が14時30分、11〜3月が13時30分まで
- 二荒山神社の参拝時間:4月〜10月は8:00〜17:00、11月〜3月は9:00〜16:00。受付は閉門30分前まで
- 二荒山神社の神苑入苑料:大人(学生含む)300円、小・中・高校生100円。本社の参拝そのものは自由です
- 神橋:渡橋料は大人300円、高校生200円、小・中学生100円(20名以上は割引あり)。渡れる時間は4〜10月が8:30〜16:30、11〜3月が9:30〜15:30
- 山内の移動:JR・東武日光駅を発着し日光山内を回る「世界遺産めぐりバス」が便利。1日乗り放題の「世界遺産めぐり手形」は大人600円・小児300円で、当日限り有効です
- もう一つの足:4月下旬から11月中旬の所定日には「日光グリーンスローモビリティ」が輪王寺を発着し、大猷院・二荒山神社前、西参道茶屋、憾満ヶ淵、田母沢御用邸記念公園前などを結びます。西町ルートは1回200円(小学生100円、小学生未満無料)で、交通系ICカードや各種フリーパスも使えます
- レンタサイクル:日光山内は坂と石段が多く、社寺の境内は自転車では回れません。移動はめぐりバスと徒歩の組み合わせが基本です
- 逆回りの可否:各所は徒歩5〜10分で結ばれているので、大猷院・二荒山神社から東照宮、輪王寺、神橋へ下る逆順でも歩けます。ただし世界遺産めぐりバスは駅を発着する循環路線なので、乗る方向は確認を
- 総所要時間の目安:二社一寺をひと通りめぐって約6時間30分。東照宮だけなら1時間30分〜2時間
- 足もと・段差:山内は石畳と石段の連続で、東照宮の奥宮へは200段を超える石段が続きます。歩きやすい靴が必須です
- ベビーカー・車椅子:石段が多く、ベビーカーでは上がれない区間があります。抱っこひもを併用するか、平坦な表参道と三仏堂周辺を中心に組み立てると回りやすくなります
- 雨天時:屋外の参道歩きが中心のため雨具は必須。雨天時は輪王寺の宝物殿や東照宮の宝物館・美術館といった屋内施設に時間を振り分けると充実します
- 昼食:日光名物のゆば料理やそばの店が表参道から西参道にかけて点在。昼どきは混み合います
- 混雑を避けるには:紅葉期(10月下旬〜11月上旬)と大型連休は終日混雑します。陽明門周辺は開門直後の午前が狙い目です
- 予算の目安:拝観料の合計が大人でおよそ2,800円(東照宮1,600円+輪王寺券900円+神苑300円)。これに世界遺産めぐり手形600円と昼食代が加わります
- 所在地・連絡先:日光二荒山神社は栃木県日光市山内2307(電話 0288-54-0535)、神橋は日光市上鉢石町
陽明門と眠り猫の見かた
最大の見どころは、国宝に指定された東照宮の陽明門です。500を超える彫刻が施され、いつまで見ていても飽きないことから「日暮の門」とも呼ばれます。人物、霊獣、草花が層になって重なり、遠目には金と極彩色の壁のように見えますが、近づくと一つひとつが別の物語を持っていることがわかります。
神厩舎の三猿は「見ざる言わざる聞かざる」の場面だけが有名ですが、実際は猿の一生を八面にわたって描いた連作の一部です。眠り猫は奥宮へ向かう参道の入口、東回廊の門の上にあり、見上げないと気づかずに通り過ぎてしまいます。その先の石段を上りきると家康公の墓所である奥宮。ここまで足を延ばすかどうかで、東照宮の所要時間は30分ほど変わります。
📚 情報の参照元
日光東照宮の拝観時間・拝観料・宝物館とのセット券・美術館の入館料・音声ガイド料金は東照宮公式サイトの「拝観時間・料金」ページ、輪王寺の拝観時間と三仏堂・大猷院・宝物殿・逍遥園それぞれの料金およびセット券の受付終了時刻は日光山輪王寺公式サイトの「拝観のご案内」ページの記載を確認したものです。二荒山神社の参拝時間・神苑入苑料・住所・電話番号・ご利益、および神橋の渡橋料と渡橋時間、寛永13年の朱塗り化・明治35年の流失・明治37年の再建といった由緒は、日光市の観光サイト「日光旅ナビ」の各スポットページによります。世界遺産めぐり手形の料金と有効期間は東武バスの日光各種バスフリー券のページ、日光グリーンスローモビリティの運行期間・経由地・運賃は日光市公式ホームページの案内ページの記載です。拝観料・時間・運行内容は変更されることがあるため、おでかけ前に公式情報でご確認ください。
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