篠栗温泉 観世の湯|日帰り入浴の料金・営業時間・駐車場【福岡】
篠栗町の鳴淵ダムのほとりに建つ旅館亀乃屋の湯が、篠栗温泉「観世の湯」です。亀乃屋は自館の湯を「篠栗町唯一の天然温泉」と案内しており、pH10.3という強アルカリ性が最大の特徴。肌がすべすべになることから「美人の湯」とも呼ばれています。霊場の町で歩いたあとに、静かな山あいで湯と料理を味わえる宿です。
見どころ
- pH10.3の強アルカリ泉。少しぬるめの湯で、長めに浸かるのに向いている
- 鳴淵ダムを見下ろす山あいの静かなロケーション
- 京都で修業した主人がつくる京懐石料理。地元糟屋・福岡の山の幸と玄界灘の海の幸を使う
pH10.3という数字の意味
亀乃屋の公式サイトは、この湯の性格をかなり具体的に説明しています。日本の温泉の7割近くはアルカリ性泉といわれるものの、その大部分はpH8.5以下の弱アルカリ泉で、8.5を超えるアルカリ泉は比較的少ない。観世の湯のpHは10.3で、そのなかでも強アルカリ泉に属する、というのが宿の説明です。
さらに、温泉療法医で九州大学名誉教授の中溝慶生氏によれば、この湯は強アルカリ性でありながら微量の硫化水素とラドンを含むとのこと。皮膚表面の古い角質を取り除いて新しい皮膚の再生を促す作用があり、肌がすべすべになるため俗に「美人の湯」と呼ばれる、と紹介されています。宿は「少しぬるめのお湯なのでゆっくり」と案内しており、熱い湯でさっと温まるタイプではなく、時間をかけて入る湯だと考えておくとよいでしょう。
霊場の町に湧く湯
篠栗は「日本三大新四国霊場」のひとつに数えられる篠栗四国八十八ヶ所の町です。篠栗町観光協会によれば、霊場の起こりは天保年間、早良郡姪浜の僧侶・慈忍がこの地を訪れたことにさかのぼります。その志を受け継いだのが藤木藤助で、嘉永三年(1850年)に村の有志と相談して浄財を集め、仏像を彫り始めました。安政二年(1855年)には5人の同行とともに本四国霊場を巡拝し、そのとき持ち帰った砂を村に納めています。
いま篠栗を訪れる人の多くは、南蔵院をはじめとする札所や、「大和の森」と呼ばれる若杉の大杉群をめぐります。歩く距離が長くなりがちな町なので、ぬるめの湯で足を休められる宿があることの意味は小さくありません。
訪問の実用情報
- 泉質:pH10.3の強アルカリ泉。微量ながら硫化水素とラドンを含むと、温泉療法医で九州大学名誉教授の中溝慶生氏の見解として宿が紹介している
- 湯の温度:少しぬるめ。宿もゆっくり浸かることをすすめている
- 利用のしかた:宿泊と食事利用が中心。宿泊は12,000円(税別)から、京懐石は5,500円(税別)から。湯だけの立ち寄り利用を考えている場合は、事前に電話(092-947-0368)で相談するのが確実
- 営業時間:11:00〜20:00
- 所在地:福岡県糟屋郡篠栗町篠栗3053-8。鳴淵ダムのほとり
- アクセス(鉄道):JR篠栗線の筑前山手駅から徒歩15分。博多駅からは乗り換えなしで約30分、新飯塚駅からも直通で約30分。福岡空港からは市営地下鉄で博多駅に出て、あわせて約1時間30分
- アクセス(車):福岡ICから篠栗方面へ約10分
- 駐車場:あり。送迎の相談もできる
- 町営の入浴施設は終了:これまで町内で気軽に立ち寄れた篠栗町総合保健福祉センター「オアシス篠栗」の温浴施設とトレーニングルームは、令和8年(2026年)3月31日をもって26年間の運営を終了した。町内で日帰り入浴を予定していた人は計画の見直しが必要
- 予約:亀乃屋は宿泊も食事も予約が基本。人数や予算に応じて相談に応じている
- 所要時間の目安:食事と入浴で2〜3時間。霊場めぐりや若杉山の山歩きと組み合わせるなら半日から一日
- 周辺:篠栗四国八十八ヶ所の札所、若杉の大杉群(森林セラピー基地)、鳴淵ダム。福岡市街から車で30分ほどの近さ
- 服装・持ち物:強アルカリ性の湯はつるつる感が強いので、湯上がりの保湿があると快適
📚 情報の参照元
泉質(pH10.3、硫化水素とラドンを微量に含む)、中溝慶生氏の見解、湯がぬるめであること、篠栗町唯一の天然温泉という位置づけ、所在地・電話・営業時間・鉄道と車のアクセス・宿泊と料理の料金は、旅館亀乃屋の公式サイト(トップ、お風呂、アクセス、ごあいさつの各ページ)で確認しました。駐車場と送迎、宿の概要は篠栗町観光協会のページによります。篠栗霊場の歴史(天保年間の慈忍、嘉永三年の藤木藤助、安政二年の巡拝)は篠栗町観光協会の「篠栗霊場の歴史」によります。オアシス篠栗の温浴施設とトレーニングルームが令和8年3月31日で終了したことは、篠栗町公式サイトの利用券払い戻しに関するお知らせで確認しました。変更されることがあるため、おでかけ前に公式情報でご確認ください。
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