福島の映えパワースポット3選|インスタ映え神社・寺院
福島県には、思わず息をのむほど美しい神社や霊山が点在しています。パワーをもらいながら、最高の一枚も残せる「映えパワースポット」を厳選して3か所ご紹介します
1. 伊佐須美神社(会津美里町)|あやめと朱色鳥居の絶景コラボ
岩代国一之宮・会津総鎮守として知られる古社(福島県大沼郡会津美里町字宮林甲4377)。あやめの見頃は例年6月中旬〜7月上旬ごろで、朱色の社殿・鳥居との色彩コントラストが見どころです。曇り空の日は色が均一に映えるため、実は狙い目。鳥居を左手に入れながら、あやめ畑を前景にした横位置構図が◎。
撮影の舞台となるのは、神社の外苑「あやめ苑」です。苑内には200種を超えるハナショウブやアヤメ、カキツバタが植えられ、毎年30万人を超える人が訪れます。回遊式庭園として整えられ、東屋なども設置されたうえで常時開放されているため、光がやわらかい早朝や夕方を狙って歩けるのもうれしいところ。神社が公表する花暦では、桜が4月中旬〜5月上旬、あやめが6月中旬〜7月上旬、あやめ祭りは6月上旬〜下旬とされています。
品種の背景を知っておくと、一枚の重みが変わります。会津美里町(旧・会津高田町)のオリジナル品種「高田錦(たかだにしき)」は、紫の絞り模様が美しく、平成16年に日本花菖蒲協会の品種目録へ正式登録された一品種。また「那須檜扇菖蒲(なすひおうぎあやめ)」は、昭和37(1962)年に宮内庁職員が那須御用邸近くで発見し、昭和天皇によって研究・命名された希少種で、環境省レッドデータブックの絶滅危惧Ⅱ類に指定されています。友好都市である栃木県那須町から平成30(2018)年に贈られたものです。名札を探しながら歩けば、被写体選びが一気に楽しくなります。
夏の夜も狙い目です。境内では「七夕祈願祭・御涼風鈴」が催され、表参道の風鈴廊をはじめ境内に約3,500個の風鈴が飾られます。期間中の一定期間は表参道の風鈴廊と楼門が七色にライトアップされ(毎日日没〜午後9時)、涼やかな音とあわせて、昼とはまるで違う幻想的な一枚を狙えます。また7月11日から13日には、国の重要無形民俗文化財に指定されている御田植祭が行われます。開催日程は年によって変わるため、公式サイトや公式SNSで確認してから出かけてください。
ベスト時期: 6月中旬〜7月上旬(あやめの見頃・あやめ祭り期間。開花状況は公式サイトでご確認を) アクセス: JR会津高田駅より徒歩約20分
2. 白水阿弥陀堂(いわき市)|水鏡に映る国宝の静寂美
国宝に指定された平安時代の阿弥陀堂が、池の水面に静かに映し出される光景は息をのむ美しさ。風のない早朝が「水鏡」の絶好チャンス。池のほとりにしゃがみ込み、堂と水面の倒映が対称になるローアングルで撮ると、まるで絵画のような一枚に仕上がります。
この阿弥陀堂は、奥州藤原氏の初代・藤原清衡の娘である徳姫が、夫の岩城則道公を供養するために建立したと伝えられる、平安時代後期の代表的な阿弥陀堂建築です。正式名称は「真言宗智山派 菩提山無量寿院願成寺」。阿弥陀堂は昭和27年3月29日に国宝に指定され、福島県では建造物として唯一の国宝です。周囲の「白水阿弥陀堂境域」も昭和41年9月12日に国指定史跡となり、堂内の木造阿弥陀如来及両脇侍像、木造持国天立像・多聞天立像はいずれも国指定重要文化財に指定されています。
つまりここで向き合っているのは、単なる「映えスポット」ではなく、平安時代の浄土庭園を兼ね備えた類を見ない御堂だということ。美しい曲線を描く屋根と庭園の調和は、その背景を知って眺めると、まったく違う奥行きをもって迫ってきます。秋には市指定天然記念物の大イチョウやモミジが庭園を彩り、紅葉の見頃は10月下旬〜11月中旬。さらに願成寺は日本夜景遺産にも認定されており、ライトアップ行事「アミダナイト」が行われる夜には、昼とは別の顔を見せてくれます。
拝観時間は4月〜10月が8:30〜16:00、11月〜3月が8:30〜15:30(最終入場は閉門の15分前)。拝観料は大人500円、小人(小学生のみ)300円、未就学児は無料です。定休日は第4水曜日のほか、節分会(2月3日)、春分・秋分の日、盂蘭盆会(8月12日〜16日)、万灯会(8月24日)、12月20日〜31日。また1月1〜3日、8月5日・6日、12月31日は堂内拝観ができません(堂前参拝は可)。行事や天候による臨時休寺もあるため、遠方から向かうなら事前確認が安心です。
ベスト時期: 紅葉シーズンの10〜11月が特におすすめ アクセス: JRいわき駅からバスで約20分(いわき駅↔あみだ堂・川平方面/平日のみの運行のため土日祝は要注意)。車の場合はいわき中央ICから約20分で、無料駐車場30台。なお阿弥陀堂の北側へ通じる道路は自動車の通行不可です。カーナビがこの道を案内する場合があるので、南側の「正面入口」へ直進するルートで向かってください
3. 羽黒山湯上神社(会津若松市・東山温泉)|温泉街の奥に佇む古社
東山温泉の湯本に鎮座する、天平元年(729年)の創建と伝わる会津屈指の古社。温泉街の奥、山あいの静けさに包まれた社殿へは石段を上って参拝します。木漏れ日が差し込む午前中は、やわらかな光が写真に奥行きを与えてくれます。石段の縦のラインを生かした縦位置構図で切り取ると、山あいの静けさがそのまま画面に収まります。参拝のあとは東山温泉の湯にゆっくり浸かって旅を締めくくる——という組み立てができるのも、温泉街の奥という立地ならではです。
ベスト時期: 新緑の5〜6月、紅葉の10月中旬〜11月上旬 アクセス: 福島県会津若松市東山町大字湯本(JR会津若松駅から東山温泉方面のバス利用)
福島のパワースポットは、どこも「来てよかった」と心から思えるエネルギーに満ちています。ぜひカメラを手に、自分だけの特別な一枚を探しに行ってみてください
訪問の実用情報
- 開門・拝観時間/休館日:伊佐須美神社は境内の参拝時間と授与所の受付時間が異なります。白水阿弥陀堂は拝観時間・冬期の短縮や休観日が設定されるため、いわき市および願成寺の公式案内を必ず確認してください。
- 料金:伊佐須美神社・羽黒山湯上神社は境内参拝無料。白水阿弥陀堂は堂内・境内の拝観が有料です(金額は公式案内でご確認を)。
- アクセス:伊佐須美神社は福島県大沼郡会津美里町字宮林甲4377(TEL 0242-54-5050)、JR会津高田駅から徒歩圏。白水阿弥陀堂はJRいわき駅からバス。羽黒山湯上神社は会津若松市東山町大字湯本で、JR会津若松駅から東山温泉方面のバスを利用します。
- 駐車場:各所に参拝者用駐車場がありますが、あやめ祭りや紅葉最盛期は満車になりやすく、公共交通の利用が安心です。
- 参拝のマナー:手水舎で清め、鳥居・山門で一礼を。国宝建造物である白水阿弥陀堂では堂内での飲食・喫煙は厳禁です。
- 撮影のルール:白水阿弥陀堂の堂内(仏像)は撮影禁止となる場合があります。三脚は通路をふさぐため使用可否を現地係員に確認を。祈祷・法要中の撮影は控えてください。
- 安全上の注意:白水阿弥陀堂の池のほとりは柵のない箇所があり、水面すれすれの低いアングルを狙う際は転落に注意。羽黒山湯上神社は石段があり、冬季は積雪・凍結でたいへん滑りやすくなります。
(出典:伊佐須美神社公式サイト https://isasumi.or.jp/ /福島県観光情報サイト「ふくしまの旅」羽黒山湯上神社 https://www.tif.ne.jp/jp/spot/spot_disp.php?id=592 )
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