白河の関|福島県おすすめ古代史スポット完全ガイド2026
白河の関:古代に「みちのくの入口」とされた歴史ロマンの地
福島県白河市にある「白河の関(しらかわのせき)」は、古代に設けられた関所で、国の史跡に指定されています。都と東北を結ぶ東山道(とうさんどう)の要衝として機能し、勿来関(なこそのせき)・鼠ヶ関(ねずがせき)とともに「奥州三関(おうしゅうさんげん)」に数えられる、「みちのく(東北)の入口」を象徴する地です。能因法師(のういんほうし)や西行(さいぎょう)、松尾芭蕉といった多くの歌人・俳人が訪れ、数々の名歌に詠まれた歌枕(うたまくら)の地としても有名で、今は緑深い森に包まれた歴史ロマンあふれる場所です。
見どころ
白河の関は、設置時期は明確ではありませんが、延暦18年(799)の太政官符などの記録から、少なくとも8世紀末には存在していたと考えられる、由緒ある関跡です。関が機能していたのは奈良〜平安時代(8〜9世紀ごろ)と考えられています。現在、関の跡地には「白河神社」が鎮座し、緑豊かな森のなかに古関蹟(こせきせき)の碑や土塁(どるい)の跡が残されています。1966年に「白河関跡」として国の史跡に指定されました。樹齢を重ねた木々に囲まれた静かな境内を歩けば、千年以上前の旅人や歌人たちが感じた風情が、今もそのまま残されているかのようです。隣接する白河関の森公園には、芭蕉・曽良像や物産コーナー、遊具広場などがあり、散策とあわせて立ち寄れます。
白河の関は、古来「歌枕」として数多くの和歌に詠まれてきた、文学的にも重要な地です。多くの歌人たちが、はるか遠い東北への入口であるこの関に、旅情やあこがれを重ねて歌を残しました。松尾芭蕉も『おくのほそ道』の旅でこの関を越え、「白河の関にかかりて旅心定まりぬ」と、旅の大きな節目として記しています。
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季節の楽しみ方
白河の関は、新緑の初夏や紅葉の秋が、緑深い史跡の散策にとくにおすすめの季節です。静かな森のなかで、歴史と文学のロマンに浸るひとときを過ごせます。夏でも木立に囲まれた境内は涼やかで、心落ち着く散策が楽しめます。四季を通じて訪れる人が少なく静かなので、いにしえに思いをはせるにはうってつけの環境です。
アクセス・基本情報
- 最寄り駅:JR東北本線・白河駅、または東北新幹線・新白河駅
- アクセス:白河駅・新白河駅からバスまたはタクシー
- 車の場合:東北自動車道・白河ICから約40分
- 入場:史跡・白河神社の境内は自由散策
- 周辺:小峰城(こみねじょう)などの観光スポットも
旅の実用メモ
公共交通の便は限られるため、車での訪問が便利です。散策の所要は、境内と隣接する白河関の森公園で1時間ほど。木立のなかを歩くので、歩きやすい靴が安心です。東京方面からは東北新幹線・新白河駅まで乗り、駅からタクシー等でアクセスするのがスムーズ。栃木県との県境に近く、日光・那須高原とあわせて巡るのもおすすめです。予算は交通費が中心で、史跡散策そのものは気軽に楽しめます。近くの小峰城とセットにすれば、白河の歴史を半日〜一日で満喫できます。
ひとことアドバイス
白河の関は、派手な観光施設ではなく、静かな森のなかで歴史と文学に思いをはせる場所です。能因法師や芭蕉が越えた「みちのくの入口」に立ち、いにしえの旅人の心境を追体験してみてください。新緑や紅葉の季節は、緑と静けさが際立ち、いっそう趣が深まります。
📚 情報の参照元
白河の関に関する情報は、白河市の公開情報や現地の資料館、白河神社の案内で確認できます。国の史跡「白河関跡」や、能因法師・西行・松尾芭蕉ゆかりの歌枕としての位置づけも公開情報が参考になります。資料館の開館時間やアクセス、バスの運行は変更される場合があるため、お出かけ前に公式情報でご確認ください。
観光のチェックリスト
- 所要時間の目安:境内と白河関の森公園の散策で1時間ほど。近くの小峰城とセットにすれば、白河の歴史を半日〜一日で満喫できます。
- 持ち物・準備:木立のなかを歩くので、歩きやすい靴が安心です。史跡の散策が中心のため、季節に応じた服装で訪れましょう。公共交通の便は限られるため、車での訪問が便利です。
- まわり方の目安:白河神社の境内で古関蹟の碑や土塁の跡を巡り、隣接する白河関の森公園を歩いたあと、小峰城と組み合わせると白河の歴史をたどる一日になります。日光・那須高原とあわせて巡るのもおすすめです。
訪問の実用情報
- 見学:国指定史跡「白河関跡」と白河神社の境内は自由に散策できます
- 隣接する白河関の森公園:入園料無料、開園時間は常時開園、休業日なし
- 管理棟の営業時間:9:00〜17:00(11月から3月は16:00まで)
- 管理棟の休業日:年末年始、および12月から3月のみ毎月第2水曜日
- 駐車場:169台(白河関の森公園)
- アクセス:東北自動車道・白河ICから車で約40分。路線バスも利用できますが本数が少なく、白河市はレンタカーの利用をすすめています
- 電話:0248-32-2921(白河関の森公園)
※白河神社の社務所の受付時間は公式で公表されていません。所在地の枝番は白河市の観光ページと公園ページで表記が異なるため省略しました。
(出典:白河市公式ホームページ「白河関跡」「ここからみちのく『白河関跡』」「白河関の森公園」、ふくしまの旅(公益財団法人福島県観光物産交流協会))
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