三浦半島観光ガイド|マグロ・城ヶ島の絶景スポット
東京湾と相模湾に抱かれた三浦半島は、とろけるマグロと潮の香り、そして太平洋の大絶景が待つ、海好きにはたまらない半島です。品川から電車で1時間あまり、都心から日帰りで訪れられる手軽さも魅力。三崎港で新鮮な海の幸を味わい、橋を渡った城ヶ島で荒々しい岩礁と灯台の眺めを歩く——半日あれば、その両方が叶います。
見どころ
半島の南端に位置する三崎漁港は、遠洋マグロ漁の基地として知られる「まぐろのまち」です。水揚げされたばかりのマグロは、刺身や海鮮丼、香ばしいかぶと焼き、ボリューム満点のマグロステーキなど、多彩な料理で堪能できます。漁港周辺の食事処をめぐる「まぐろ食べ歩き」は三浦観光の醍醐味です。
港に面した産直センター「うらりマルシェ」は、1階の「さかな館」でマグロや干物などの魚介を、2階の「やさい館」で三浦大根・三浦キャベツといった地元野菜を扱う市場型の施設です。土産選びから食べ歩きまで一か所で済むため、はじめての三崎ならまずここを起点にすると迷いません。
三崎港から城ヶ島大橋でつながる城ヶ島は、荒波が刻んだ岩礁と青い海が織りなす景勝地です。島の西の高台に立つ白亜の城ヶ島灯台と、島の中央部南端にある海食洞「馬の背洞門」が二大名所。磯遊びやハイキング、冬に飛来するウミウの観察も楽しめます。
明治3年に灯った、日本で5番目の洋式灯台
城ヶ島灯台は、明治3年(1870年)にフランス人技師ヴェルニーの設計で竣工した、日本で5番目に点灯した西洋式灯台です。浦賀水道の入口にほど近いこの岬は、江戸時代から烽火(のろし)で船を導いてきた場所で、開国後に洋式灯台の適地として選ばれました。現在の灯台は大正15年に再点灯したもので、ふもとには商店街が広がり、灯台に登る前後に魚介を味わえます。
一方の馬の背洞門は、長い年月をかけた海からの浸食でできた洞穴です。太平洋を背にぽっかりと開いた穴の造形は圧巻ですが、洞門の上は崩落の恐れがあるため通行禁止となっています。周辺は岩場で足もとが険しく、スニーカー以上の靴が必須です。
「三崎のまぐろ」が全国に知られるまで
三崎は、江戸時代には江戸と各地を結ぶ廻船の寄港地としてにぎわい、三浦半島の突端にあって漁場が近いという地の利から漁港として発達しました。魚市場は大正11年に町営として開設され、関東大震災と遠洋漁船の大型化を受けて昭和4年に県有埋立地へ移転。その後も昭和43年、平成6年3月と移転・整備を重ねています。明治時代末期にマグロ船の基地として定着して以来、日本有数のマグロ水揚港となり、「三崎のまぐろ」の名が全国に広まりました。平成30年3月には冷凍マグロ専用の卸売市場も完成しています。
訪問の実用情報
- うらりマルシェの営業時間:さかな館は9:00〜17:00(日曜は7:00〜17:00)、やさい館は10:00〜17:00(土曜・休日は9:00〜17:00)。定休日はなし
- うらり周辺の駐車場:うらり駐車場・新港駐車場は最初の1時間240円、以後30分ごと120円、入庫後12時間まで最大700円。交流駐車場は最初の1時間210円、12時間まで最大630円。うらりマルシェや三崎下町の提携店で一定額以上買い物をすると駐車サービス券が発行され、1回の駐車で2枚まで使えます
- 城ヶ島の駐車場:島内6か所の公共駐車場は「ワンデーパス」方式で、1か所利用すれば当日は島内の他の公共駐車場も何度でも利用できます。普通車1日500円、二輪車100円、大型車1,000円。高さ2.3m以上の車両は大型車扱い。県立城ヶ島公園駐車場は8:00〜17:00(4〜9月は8:00〜19:00)、西側駐車場は24時間営業。障害者は県立城ヶ島公園駐車場の料金が免除されます
- アクセス(電車・バス):京急久里浜線の終点・三崎口駅が玄関口。品川駅から約1時間15分。三崎口駅から京急バスで三崎港まで約15分、城ヶ島まで約25〜30分。バスは交通系ICカードが使えます
- 城ヶ島灯台へ:京急バス「城ヶ島」バス停から徒歩約5分
- 馬の背洞門へ:京急バス「白秋碑前」から徒歩約15分、「城ヶ島」から徒歩約25分。城ヶ島公園(島の東部)からも灯台(西部)からも歩けます
- 所要時間の目安:三崎港でのまぐろ食べ歩きと市場めぐりで1〜2時間、城ヶ島の灯台と馬の背洞門を歩いて1〜2時間。両方あわせて半日〜1日
- 混雑を避けるなら:人気のマグロ料理店は昼どきに行列ができます。開店直後、または13時以降に時間をずらすと待ち時間を抑えられます。うらりマルシェのさかな館は日曜のみ7:00開店なので、早朝に着ける日曜は狙い目です
- 雨天時:うらりマルシェと港周辺の飲食店は屋内なので雨でも問題ありません。一方、城ヶ島の馬の背洞門周辺は岩場で滑りやすく、雨の日や荒天時は無理をしないでください
- 足もと・服装:城ヶ島の海岸沿いは岩と砂利で足もとが険しく、階段や坂もあります。滑りにくい靴を。海風が強いので、季節を問わず羽織るものがあると安心です
- ベビーカー・車椅子:うらりマルシェや三崎港周辺の平坦な通りは移動しやすいものの、城ヶ島の馬の背洞門へ続く岩場の道はベビーカー・車椅子では通行できません。城ヶ島は県立城ヶ島公園の園路など、舗装された範囲にとどめるのが現実的です
- 予算の目安:マグロ丼や定食で1,000円台〜、食べ歩きの一品は数百円から。車の場合は駐車料金(城ヶ島500円+三崎港側)を加算して見積もってください
- 支払い:現金のみの小さな店も残るため、少額の現金を用意しておくと安心です
- 所在地:神奈川県三浦市(三崎港・城ヶ島)
📚 情報の参照元
うらりマルシェのさかな館・やさい館の営業時間、うらり駐車場・新港駐車場・交流駐車場の料金と駐車サービス券の条件は、うらり(三浦市の産直施設)の公式サイトの案内をもとにしています。城ヶ島駐車場ワンデーパスの料金・営業時間・大型車の扱い・障害者の免除、城ヶ島灯台と馬の背洞門の解説およびバス停からの徒歩時間、洞門上の通行禁止は、三浦市観光協会の公式サイト「みうら観光ガイド」の各ページによります。三崎漁港の沿革(廻船の寄港地としての発達、大正11年の町営魚市場開設、昭和4年・昭和43年・平成6年の移転、明治末期以降のマグロ船基地化、平成30年の冷凍マグロ専用市場完成)は、全国漁港漁場協会が公開する三崎漁港の紹介ページによります。営業時間・料金・バスの所要時間は変更されることがあるため、おでかけ前に公式情報でご確認ください。
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