ぼてぼて茶
ぼてぼて茶
ぼてぼて茶は、松江に伝わる素朴な郷土食です。乾燥させた茶の花を加えた番茶を、大きめの茶碗で茶筅を使ってしっかりと泡立て、そこにおこわや煮豆、漬物などの具を少量のせていただきます。茶筅で「ぼてぼて」と泡立てる音が、その名の由来とされています。
見どころ
ぼてぼて茶は、茶碗を回しながら具を口に流し込むようにして食べるのが独特の作法です。かつては農作業や製鉄の合間の手軽な食事、あるいは飢饉に備えた質素な食として親しまれてきました。茶人大名・松平不昧公が広めたとも伝わり、松江の茶の湯文化の一面を今に伝えています。ふわりとした泡と具の食感の対比が楽しい一品です。
季節の楽しみ方
ぼてぼて茶は通年で味わえますが、温かいお茶を使うため、肌寒い季節にほっと一息つくのにぴったりです。素朴ながらも滋味深く、松江の歴史に思いを馳せながらいただくと味わいもひとしお。季節の具材を少し変えるだけでも、表情豊かに楽しめます。
アクセス・基本情報
ぼてぼて茶は松江市内の郷土料理店や茶房、観光施設などで体験・提供されています。松江城周辺には茶を楽しめる場所が点在し、JR松江駅からはバスやレンタサイクルで城下へアクセス可能。実演を交えて提供する店もあり、作法を学びながら味わえます。
ひとことアドバイス
ぼてぼて茶は、泡を崩さないように茶碗をトントンと傾けながら具ごと口に運ぶのがコツです。松江ならではの茶文化を体験できる一杯なので、和菓子とあわせて、ゆったりとした時間を過ごしてみてください。