樂樂福神社|日南町に伝わる鬼退治とたたらの社
鳥取県日南町に、樂樂福神社(ささふくじんじゃ)という古社があります。「楽楽福神社」「東樂樂福神社」などと新字体で書かれることもありますが、正式な社名は「樂樂福神社」(通称・東樂樂福神社)です。創建は千百年以上前と伝わり、第七代・孝霊天皇(こうれいてんのう)とそのご一族をまつる由緒ある社です。日野郡の総鎮守として、また鉄づくりの祖神としてあがめられてきました。観光客でにぎわう派手な場所ではありませんが、土地の歴史と信仰が静かに息づく、味わい深い穴場です。
社名の「ささ」は砂鉄を、「ふく」は溶鉱炉への送風を表すといわれ、この地が古くから鉄づくり、いわゆるたたら製鉄の里であったことを今に伝えます。また、巡幸した孝霊天皇がこの地の鬼を退治したという伝説も残り、開運招福の福の神として人々の信仰を集めてきました。
見どころ
- 千百年以上前にさかのぼるとされる古い由緒
- 第七代・孝霊天皇とそのご一族をまつる社
- 砂鉄と送風を表すという独特の社名
- たたら製鉄の里であった土地の歴史と、鉄づくりの祖神としての信仰
- 鬼林山(きりんざん)の鬼を退治したという鬼退治の伝説
- 因幡伯耆國開運八社のひとつに数えられる
伝説では、この地の人々を苦しめる鬼が鬼林山にすむと聞いた孝霊天皇が、一族や家臣を率いてこれを退治したと伝わります。福の神をまつる社として、開運招福・願望成就を願う人が静かに訪れます。
季節の楽しみ方
春は境内の木々が芽吹き、やわらかな光が差し込みます。夏は深い緑に包まれ、山あいの涼しさが心地よい季節です。秋は11月3日の秋季大祭(新嘗祭・神賑行事)が行われ、周囲も色づいて古社の落ち着いた風情がいっそう深まります。春季大祭(例祭・祈年祭)は5月1日です。冬は雪深い土地ゆえ、参拝前に大雪情報の確認を。歴史に思いをはせながら、ゆっくり過ごしたい社です。
アクセス・基本情報
- 所在地は鳥取県日野郡日南町宮内1101(社務所 0859-82-1619)
- 鉄道なら伯備線の生山(しょうやま)駅が起点
- 生山駅から車でおよそ15分ほど。米子自動車道「江府IC」からは国道181号経由で車で約55分
- たたら文化や鬼伝承をめぐる旅の一社
旅の実用メモ
- 山あいの静かな社で、公共交通の本数は多くないため、車での参拝が便利です。社務所を留守にすることがあり、ご祈祷(初穂料5000円より)は必ず事前予約が必要です(0859-82-1619)
- 冬は日南町一帯が積雪の多い地域のため、雪道対策と時間の余裕を。神社公式サイトでも冬季の参拝にあたり大雪情報や「とっとり雪みちNavi」の確認を呼びかけています
- 近隣にはほかにも同名の樂樂福神社が伝わり、孝霊天皇ゆかりの地が点在します。あわせて巡ると鬼退治伝説の広がりを実感できます
- たたら製鉄の歴史に触れられる資料館なども日野郡各地にあるため、テーマを決めた旅がおすすめです
- 境内は落ち着いた雰囲気なので、静かに参拝し、地域の歴史に思いをはせる時間を
ひとことアドバイス
たたら製鉄や鬼の伝説に興味があるなら、ぜひ立ち寄ってほしい社です。社名の由来を思い浮かべながら境内を歩くと、土地の歴史がぐっと身近に感じられます。山あいなので、参拝は時間にゆとりを持って計画してください。
📚 情報の参照元
本記事は、日南町および日南町観光関連の公表情報、樂樂福神社の社伝や孝霊天皇・鉄づくりの祖神に関する言い伝えを参考にまとめています。境内に設けられた案内も参照しました。参拝時間や周辺の道の状況などは変わる場合があります。お出かけ前に公式情報でご確認ください。
参拝・観光のチェックリスト
- 所要時間の目安: 参拝と境内の散策をあわせて30分から1時間ほどが目安です。
- 持ち物・準備: 参道や境内を歩くので、歩きやすい靴があると快適です。
- まわり方の目安: 参道から本殿へと進み、由緒ある境内をあわせて巡ると見どころを押さえられます。
- 参拝の意味: 日野郡の総鎮守として、また鉄づくりの祖神としてあがめられてきた古社です。
- 注意点: 静かな古社のため、落ち着いて参拝するのに向いています。
訪問の実用情報
- 所在地:鳥取県日野郡日南町宮内1101(社務所 TEL・FAX 0859-82-1619)
- アクセス:JR伯備線「生山駅」から車で約15分/米子自動車道「江府IC」から国道181号経由で車で約55分
- ご祈祷:初穂料5,000円より。社務所を留守にすることがあるため、必ず事前予約が必要です(参拝が難しい場合は郵便・FAXでの通信祈願祭も受付)
- 主な祭日:春季大祭(例祭・祈年祭)5月1日/秋季大祭(新嘗祭・神賑行事)11月3日/大祓式 6月30日・12月31日
- 冬期の注意:神社公式サイトが「大雪情報ご確認下さい」「とっとり雪みちNavi」の確認を案内しています
※参拝時間・拝観料・駐車場の台数は公式で公表されていません。 ※問い合わせは日南町観光協会(0859-82-1715)でも受け付けています。
(出典:樂樂福神社 公式サイト、とっとり旅(公益社団法人鳥取県観光連盟)公式サイト)
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この記事は、施設・社寺の公式サイトや、市区町村・観光協会が公開する観光案内、 国や自治体が公表する文化財・名勝の資料など、公的・一次情報をもとにたびたびJAPAN編集部が調べ、旅の計画に役立つ形に整理して作成しています。 料金・営業時間・開催日程などは変更される場合がありますので、お出かけの際は各施設・自治体の公式情報も併せてご確認ください。 編集方針の詳細