地鶏の炭火焼き
地鶏の炭火焼き
見た目は真っ黒。けれども口に運べば、噛むほどに濃厚な旨味と香ばしさが広がります。小口に切った地鶏を塩こしょうで下味し、強火の炭火で一気に焼き上げる。宮崎の郷土料理として農林水産省の郷土料理百選にも選ばれた、県を代表する一皿です。
見どころ
宮崎を代表する地鶏が「みやざき地頭鶏」、通称じとっこ。もともと宮崎と鹿児島で古くから飼われてきた地頭鶏が天然記念物となったため、食用として外来種と掛け合わせて生まれた品種です。強い炭火で燻したように焼くことで、独特のスモーキーな香りと、柔らかさの中に確かな歯ごたえのある肉質が引き立ちます。真っ黒な焦げ目こそが香ばしさの証。ゆずこしょうを添えて味わうのが定番です。
季節の楽しみ方
炭火焼きは通年の名物ですが、冷えた地ビールや宮崎焼酎と合わせれば季節を問わず進みます。夏は屋外のビアガーデンで、冬は暖かな居酒屋でじっくりと。旬の柚子が出回る時期には、ゆずこしょうの香りがいっそう引き立ちます。もも肉のほか、砂ずりや親鶏など部位ごとの食感の違いも楽しみどころです。
アクセス・基本情報
宮崎市の中心街には炭火焼きを看板に掲げる居酒屋や専門店が数多く集まります。宮崎空港の売店では真空パックの土産用も手に入り、家庭で温め直しても本場の味わいが再現できます。
ひとことアドバイス
初めてなら、まずは何もつけずにひと口。塩と炭の香ばしさだけで十分に旨いことに驚くはずです。物足りなければゆずこしょうを少し。白飯にも焼酎にも寄り添う万能の一皿です。