京町温泉
京町温泉
宮崎県えびの市、霧島連山を望む盆地の一角に湯けむりを立ちのぼらせるのが京町温泉です。大正のはじめに掘削中の落雷とともに湯が噴き出したという言い伝えから、かつては雷温泉とも呼ばれました。今も昔ながらの旅館や共同湯が軒を連ね、どこか懐かしい湯の町の空気が残ります。
見どころ
弱アルカリ性の単純泉は肌になじむやわらかな湯ざわりで、地元では美人の湯として親しまれてきました。街を歩けば古い商店や木造の宿が点在し、レトロな街並みそのものがひとつの見どころです。宿ごとに趣の異なる浴室があり、洞窟風呂を備える宿も知られています。
季節の楽しみ方
春はえびの盆地に霞がかかり、周囲の田園がやわらかな緑に染まります。夏は湯上がりに涼を求めて散策するのが心地よく、秋は霧島連山の紅葉が遠望できます。冬は盆地特有の底冷えのなか、湯につかると身体の芯まで温もりが染みわたります。
アクセス・基本情報
JR吉都線の京町温泉駅が最寄りで、駅名がそのまま温泉街を示しています。車では九州自動車道えびのインターチェンジから国道268号を経て数分ほど。日帰り入浴を受け付ける宿も多く、気軽に湯めぐりが楽しめます。
ひとことアドバイス
湯めぐりをするなら、宿ごとに泉温や浴室の趣が異なるので、二、三軒はしごしてみると温泉街の奥行きを味わえます。湯冷めしやすい冬場は、上がったあとの一枚を忘れずに。