雲仙温泉|日帰り入浴の料金・営業時間・駐車場【長崎】
島原半島の中央、標高およそ700mの高原に湯けむりを上げる雲仙温泉は、長崎を代表する古くからの湯治場です。乳白色の硫黄泉と、あちこちから蒸気が噴き出す「雲仙地獄」の光景が旅人を迎えます。夏でも涼やかな空気に包まれ、避暑地としても親しまれてきました。
見どころ
最大の見どころは、白い噴気が立ちのぼる雲仙地獄。大叫喚地獄、お糸地獄、清七地獄など30あまりの地獄が集まり、白い温泉余土に覆われた一帯を遊歩道でめぐれます。散策そのものは無料で、噴気で蒸し上げた温泉たまごを売る店も出ています。宿の湯は、とろりとした乳白色の硫黄泉。湯めぐりと地獄めぐりを組み合わせるのが、この温泉地の楽しみ方です。
日本初の国立公園に湧く湯
雲仙の温泉利用は古く、大宝元年(701年)に僧・行基が温泉山満明寺を開創したことに始まると伝わります。温泉街の古湯には同じく701年の創建とされる温泉神社が鎮座し、神仏習合のもとで寺が神社の別当を務めてきました。
昭和9年(1934年)3月16日、雲仙は瀬戸内海・霧島とともに日本で最初の国立公園に指定されます(現在の雲仙天草国立公園)。このときに地名の表記も、それまでの「温泉(うんぜん)」から「雲仙」へと改められました。明治以降は上海など海外からの避暑客も訪れる山上のリゾートとして知られ、その名残がいまも街の雰囲気に残っています。
一方で雲仙地獄は、江戸初期にキリシタンが殉教した舞台でもあります。地獄を見下ろす場所には殉教碑が建てられ、噴気の白い風景とあわせて、この土地が歩んできた歴史を静かに伝えています。
湯づかいを知っておく
日帰り入浴の代表格が、青雲荘が運営する共同浴場「小地獄温泉館」です。大正8年(1919年)に共同浴場として開館した歴史ある湯で、かつて吉田松陰も訪れたと伝えられています。温泉成分で黒く色づいた木造の建物は、秘湯を思わせるたたずまいです。
泉質は単純硫黄温泉(硫化水素型)で、低張性・弱酸性・高温泉。源泉名は「雲仙温泉(小地獄)」、源泉温度は51.1℃です。源泉の直下から湧く白く柔らかいにごり湯を、そのままかけ流しで使っています。神経痛・冷え性・五十肩・疲労回復・美肌などによいとされる湯です。
同じ敷地の本館・青雲荘には、川のせせらぎが聞こえる露天風呂があり、こちらも同じ源泉。雰囲気の違う湯を味わい分けられます。
訪問の実用情報
- 泉質:単純硫黄温泉(硫化水素型)/低張性・弱酸性・高温泉。神経痛、冷え性、五十肩、疲労回復、美肌などによいとされる
- 湯づかい:源泉直下から湧く湯をそのままかけ流し
- 源泉温度:51.1℃
- 日帰り入浴(小地獄温泉館):9:30〜19:00。大人500円、小学生以下250円、3歳以下無料
- 定休日:毎週水曜(水曜が祝祭日の場合は営業)。2024年8月から定休日が設けられています
- 青雲荘の日帰り入浴:11:00〜18:00、年中無休。露天風呂を利用できます
- 貸切風呂:青雲荘の貸切風呂は宿泊者のみの予約制で、日帰り利用の事前予約はできません
- アメニティ:小地獄温泉館のアメニティは有料。タオルや石けん類は持参すると安心です
- 駐車場:無料・自家用車200台(青雲荘と共用)
- アクセス:島鉄バス「小地獄入口」バス停下車、徒歩約12分(車なら約2分)。雲仙地獄へは「雲仙お山の情報館」バス停下車すぐ
- 雲仙地獄の散策:入場無料・通年。ゆっくり歩いて1時間30分〜2時間、短いルートなら1時間ほど。専用駐車場はなく、周辺の有料駐車場を利用します
- 足もと・段差:地獄の遊歩道は起伏があり、噴気で路面が濡れていることがあります。滑りにくい靴が安心です
- 所要時間の目安:入浴だけなら1時間ほど。地獄めぐりとあわせるなら半日みておくとゆとりがあります
- 服装:標高約700mの高原にあり、夏でも朝晩は冷えます。羽織るものを一枚
- 持ち物の注意:硫黄成分で銀製のアクセサリーが変色することがあります。外してから入るのがおすすめです
- 所在地:〒854-0621 長崎県雲仙市小浜町雲仙462(小地獄温泉館)
📚 情報の参照元
入浴料・営業時間・定休日・貸切風呂の扱いは、小地獄温泉館および青雲荘の公式サイトの案内をもとにしています。泉質・源泉温度・かけ流しの湯づかいは同公式サイトの温泉案内、駐車場・バス停・住所・小地獄温泉館の沿革(大正8年開館)は雲仙観光局の観光情報サイト「Find UNZEN」の施設ページで確認しました。雲仙地獄の入場無料・通年開放・駐車場の有無も同サイトによります。開湯の伝承と国立公園指定の年は雲仙温泉に関する公表資料をもとにまとめています。変更されることがあるため、おでかけ前に公式情報でご確認ください。
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