十津川温泉 庵の湯
奈良県の最南端、十津川村平谷の二津野ダム湖を見下ろす場所にたたずむ公衆浴場が庵の湯です。十津川温泉郷は二〇〇四年に全国で初めて「源泉かけ流し宣言」を行った温泉地で、ここでも加水も加温もしない生の湯がたっぷりと注がれます。バスセンターのすぐそばという立地で、車のない旅人にもありがたい一軒です。
見どころ
最大の見どころは、惜しみなくあふれる源泉かけ流しの湯そのものです。柔らかな肌ざわりは「美肌の湯」とも呼ばれ、湯上がりの肌がしっとりと整います。館内には奈良県で初めて設けられたという飲泉場があり、温泉を口に含んでその成分を体で感じることができます。建物に併設された無料の足湯からは、エメラルドグリーンに輝くダム湖を眺めながらひと休みできます。📖 あわせて読みたい(奈良県)
季節の楽しみ方
春は新緑が湖面に映え、谷あいの空気が澄みわたります。夏は川遊びや渓谷散策の汗を流すのにちょうどよく、秋は周囲の山々が赤や黄に染まり、湯船からの眺めが一年で最も華やぐ季節です。冬は雪見の静けさのなかで、温かな源泉のありがたみがひときわ身にしみます。