赤倉温泉|日帰り入浴の料金・営業時間・駐車場【新潟】
妙高山の中腹、標高およそ800メートルに開けた高原の温泉地です。スキー場と隣り合い、冬はウィンタースポーツの拠点としてにぎわいます。江戸時代に高田藩の手で開かれ、日本で唯一の「藩営温泉」と呼ばれてきた成り立ちを持つ湯どころでもあります。
日本で唯一の藩営温泉として開かれた
赤倉温泉の始まりは江戸後期にさかのぼります。1814年(文化11年)、地元の人々が温泉の開発を高田藩に願い出て、翌1815年(文化12年)に許可が下りました。そして1816年(文化13年)に工事へ着手し、一本木新田への引湯に成功します。湯の出どころは妙高山の北地獄谷で、そこから山を越えて湯を引いてきたのです。
特筆すべきは、その後の運営を高田藩みずからが担ったこと。藩が経営した温泉は全国でもここだけとされ、赤倉温泉が「日本唯一の藩営温泉」と紹介されるのはこのためです。開湯から二百年を超えて、いまも温泉街の宿が同じ源泉を分け合っています。
湯量は新潟県一、色は無色系の硫酸塩泉
泉質はカルシウム・マグネシウム・ナトリウム−硫酸塩・炭酸水素塩泉。源泉温度は40〜60℃で、湧出量は毎分3,000リットルを超え、新潟県で最も豊富な湯量を誇ります。妙高高原観光局は赤倉温泉の泉質別適応症として「美肌づくり」「傷の治癒」に定評があると紹介しています。
なお、妙高で「赤褐色の湯」といえば、赤倉ではなく隣の関温泉を指します。妙高高原温泉郷には乳白色・赤褐色・黒泥色と三種の色の湯がそろっており、そこから温泉郷全体が「妙高七五三(なごみ)の湯」と呼ばれています。赤倉温泉はそのうちの一つで、鉄の赤みを帯びた湯とは性格が異なります。
赤い湯を求めるなら関温泉へ
同じ妙高高原温泉郷の関温泉は、標高約900メートルに位置します。泉質はナトリウム−塩化物・炭酸水素塩泉で、湯に鉄分が含まれるため、時間が経つと茶褐色に変わります。切り傷、火傷、慢性皮膚炎、慢性婦人病などに効くとされる湯です。
弘法大師が見つけた湯と言い伝えられていますが、本格的な開湯は1729年(享保13年)、関山村の豊田五太夫による発見からとされ、妙高高原温泉郷ではもっとも歴史の古い温泉です。ただし公衆の日帰り入浴施設はなく、立ち寄り湯は宿の風呂を利用するかたちになります。訪ねる前に各宿へ受付時間を確認してください。
訪問の実用情報
- 泉質(赤倉温泉):カルシウム・マグネシウム・ナトリウム−硫酸塩・炭酸水素塩泉
- 源泉温度:40〜60℃
- 湧出量:毎分3,000リットル以上(新潟県内最多)。「美肌づくり」「傷の治癒」に定評があるとされます
- 日帰り入浴(野天風呂 滝の湯):赤倉温泉のシンボル的な施設。天然の岩に囲まれた野天風呂で、内湯はありません
- 滝の湯の営業期間:4月下旬から11月上旬まで。冬季は閉鎖されます
- 滝の湯の営業時間:平日10:00〜16:00、土日10:00〜17:00、木曜10:00〜15:30
- 滝の湯の入浴料:大人600円、小人400円
- 滝の湯の所在地:〒949-2111 新潟県妙高市赤倉北7-1(電話 0255-87-2958)
- 冬季閉鎖する施設:滝の湯のほか、足湯公園と「湯と花の公苑」も冬季は閉鎖されます
- 関温泉の湯:ナトリウム−塩化物・炭酸水素塩泉。鉄分を含み、時間が経つと茶褐色に変わります。標高約900メートル
- 関温泉の日帰り入浴:公衆の日帰り施設はなく、宿の立ち寄り入浴を利用します
- アクセス(鉄道・バス):えちごトキめき鉄道妙高はねうまライン/しなの鉄道北しなの線の妙高高原駅からバスで約15分
- アクセス(車):上信越自動車道・妙高高原ICから県道を約5km
- 所要時間の目安:入浴だけなら1時間ほど。滝の湯は野天風呂だけの施設なので、長湯よりも景色を楽しむ短めの滞在が向いています
- 服装・持ち物:標高800〜900メートルの高原で、夏でも朝晩は冷えます。羽織るものを一枚持っていくと安心です
- 冬の注意:スキー場と一体の温泉地のため、冬季は道路と駐車場の混雑を見込んでください。野天風呂は閉鎖期間にあたるので、冬に湯を目当てにするなら宿の風呂が中心になります
📚 情報の参照元
赤倉温泉の泉質、標高、湧出量、「美肌づくり」「傷の治癒」の記載、関温泉の泉質・標高・鉄分・効能・開湯(1729年、関山村の豊田五太夫)、および「妙高七五三の湯」の由来は、妙高高原観光局の温泉紹介ページによります。野天風呂 滝の湯の営業期間・営業時間・入浴料・住所・電話番号は赤倉温泉観光協会の公式サイトの施設ページを参照しました。開湯の経緯(1814年の願い出、1815年の許可、1816年の着手と一本木新田への引湯、北地獄谷からの引き湯、藩営温泉であったこと)、源泉温度、足湯公園と湯と花の公苑の冬季閉鎖、妙高高原駅・妙高高原ICからのアクセスは赤倉温泉の解説記事をもとにまとめています。料金や営業時間は変更されることがあるため、おでかけ前に公式情報でご確認ください。
📍 場所・アクセス
🧭 この記事に関連する特集
✍️ この記事について
この記事は、施設・社寺の公式サイトや、市区町村・観光協会が公開する観光案内、 国や自治体が公表する文化財・名勝の資料など、公的・一次情報をもとにたびたびJAPAN編集部が調べ、旅の計画に役立つ形に整理して作成しています。 料金・営業時間・開催日程などは変更される場合がありますので、お出かけの際は各施設・自治体の公式情報も併せてご確認ください。 編集方針の詳細
