足温泉館|日帰り入浴の料金・営業時間・駐車場【岡山】
岡山県真庭市、湯原温泉郷の旭川沿いにある日帰り入浴施設が足温泉館です。「足」と書いて「たる」と読みます。米子自動車道の湯原インターチェンジから車で約5分、川沿いの静かな一角に建ち、地元の人の日常の風呂として、また湯原の湯めぐりの一軒として親しまれています。
「足」と書いて「たる」と読むわけ
真庭市の案内によれば、この湯の名は元亀年間(1570年ごろ)にさかのぼります。戦で傷を負った武士たちの刀傷を治すため、樽に詰めた湯が送られたと伝えられ、そこから「樽(足)温泉」と呼ばれるようになったといいます。切傷や皮膚病に効くという言い伝えも、この逸話とともに語り継がれてきました。
現在の建物は平成11年(1999年)に旭川沿いに開業したもので、湯治伝説そのものの古い浴舎ではありませんが、名前と効能の言い伝えは地域にしっかり残っています。
2021年、循環ろ過から源泉かけ流しへ
温泉好きにとって見逃せないのが、この施設が2021年に湯づかいを大きく変えたことです。開業当初の給湯設備は循環ろ過式でしたが、老朽化による故障が重なったため、真庭市が約2,400万円をかけて開業以来はじめての大規模改修を実施。2021年4月28日にリニューアルオープンし、源泉かけ流しへと切り替えました。
源泉は毎分150リットルという豊富な湧出量がある一方、温度は約40度(39.8度)とぬるめです。そのため加温したうえで浴室と露天風呂に注いでいます。加温はしているものの、湯を循環させずに注ぎ足す方式に変わったわけです。この改修では浴室のジャグジーを廃止し、湧出量に合わせて湯船のサイズも変更されました。5つあった家族風呂は2つに減らし、空いたスペースは休憩・交流の場に生まれ変わっています。廊下には旧館の写真や観光案内が掲示され、待ち時間にも土地の歴史をたどれます。
泉質はアルカリ性単純温泉で、pHは9.2。無色透明でくせがなく、肌あたりのやわらかい湯です。
湯原温泉郷という五つの湯
足温泉が属する湯原温泉郷は、湯原地域にある五つの温泉地の総称です。内訳は湯原温泉・下湯原温泉・真賀温泉・足温泉・郷緑温泉。それぞれ性格が違い、湯原温泉は湯量がもっとも豊富で源泉がすべて自噴、温度は約45度と高く加温も加水もほとんど必要ありません。昭和55年に発表された「露天風呂番付」で西の横綱に選ばれたのもこの湯原温泉です。真賀温泉は後醍醐天皇の時代に武将の傷を癒したという伝承を持ち、郷緑温泉は浴槽の床が緑色の天然の岩盤で、その割れ目から湯が湧いています。
同じ湯原の湯といっても、成り立ちも湯づかいも一軒ずつ違います。一日で数か所を回る湯めぐりができるのが、この温泉郷の面白さです。
訪問の実用情報
- 泉質:アルカリ性単純温泉(pH9.2)。神経痛・皮膚病・疲労回復などによいとされ、古くから切傷・皮膚病の湯として伝えられてきました
- 湯づかい:源泉かけ流し。ただし源泉温度が約40度とぬるめのため加温しています(2021年4月に循環ろ過方式から変更)
- 源泉温度・湧出量:約40度(39.8度)/毎分150リットル
- 露天風呂:男女別の大浴場に加えて露天風呂あり
- 日帰り入浴の受付時間:午前10時〜午後9時(最終受付は午後8時30分)
- 入浴料:大人(中学生以上)800円、子ども(小学生)400円
- 定休日:毎週木曜日
- 家族風呂:3人まで1時間3,300円(1人増すごとに普通の入浴料を加算)。改修後は2部屋
- 温泉の持ち帰り:10リットル110円で販売。容器の持参が必要です
- 駐車場:あり
- アクセス:米子自動車道・湯原インターチェンジから車で約5分。旭川沿いに位置します
- 所要時間の目安:入浴だけなら1時間ほど。湯原温泉の砂湯や真賀温泉と組み合わせるなら半日みておくと余裕があります
- 所在地:岡山県真庭市都喜足346-1(電話 0867-62-2966)
湯原温泉郷は蒜山高原からも車で回れる距離にあり、高原ドライブの帰りに立ち寄る使い方もできます。
📚 情報の参照元
入浴料・営業時間・定休日・家族風呂の料金・温泉の販売価格・名前の由来は、真庭市公式ホームページの足(たる)温泉館の案内をもとにしています。泉質とpH、施設の構成は真庭観光WEBの施設情報を、湯原温泉郷を構成する五つの温泉地と湯原温泉の自噴・約45度・昭和55年の露天風呂番付、真賀温泉と郷緑温泉の特徴は同サイトの湯原温泉特集を、2021年の改修内容(循環ろ過から源泉かけ流しへの変更、工事費、源泉温度と湧出量、加温、家族風呂の数の変更、平成11年の開業)は真庭タイムスおよび津山朝日新聞のリニューアル報道を参照しました。料金や営業時間は変更されることがあるため、おでかけ前に公式情報でご確認ください。
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