長瀞温泉|日帰り入浴の料金・営業時間・駐車場【埼玉】
荒川の清流とライン下りで知られる長瀞は、四季折々の渓谷美が楽しめる人気の観光地です。その里に湧く長瀞温泉の中心が、荒川と岩畳を望む宿「長瀞温泉 花のおもてなし 長生館」。国の名勝・天然記念物に指定された岩畳をはじめ見どころが点在し、温泉と観光を一度に満喫できるのが魅力です。ただし長生館の湯は入浴のみの立ち寄りができないため、訪ねる前に利用条件を押さえておく必要があります。
見どころ
温泉そのものの心地よさに加え、周辺に広がる長瀞ならではの絶景が見どころです。国の名勝及び天然記念物に指定された岩畳や、荒川がつくり出す渓谷は圧巻で、湯上がりの散策にぴったりです。長生館の露天風呂からはその長瀞渓谷と岩畳を見渡せます。近くには宝登山ロープウェイや寳登山神社もあり、温泉と合わせて足をのばす人も多く見られます。
📖 あわせて読みたい(埼玉県)
鉄道が連れてきた「花の長瀞」
長瀞が観光地になったのは、明治44年(1911年)に上武鉄道(現・秩父鉄道)の宝登山駅、いまの長瀞駅が開業したことがきっかけでした。翌大正元年(1912年)には旅館「長瀞館」が開業します。これが長生館の前身で、鉄道の敷設と長瀞の観光開発には深谷出身の渋沢栄一が力を貸し、大正2年(1913年)には長瀞視察の折に宿へ滞在しています。
大正年間には長生館から上長瀞まで、また宝登山神社の参道にソメイヨシノが植えられ、「花の長瀞」がつくられていきました。大正13年(1924年)に名勝および天然記念物の指定を受けると人出はさらに増え、桜の時季は秩父鉄道に乗りきれないほどだったと伝えられます。大正9年(1920年)には若山牧水が、昭和28年(1953年)には高浜虚子が宿泊し、それぞれ歌と句を残しました。
湯づかいを知っておく
長生館の大浴場は内湯と露天風呂の構成で、温泉なのは露天風呂です。露天はメタほう酸泉でpH10.0。内湯は温泉ではなく、竹の養分を凝縮した竹酢液を使った湯です。宿の歴史ページには、露天風呂が平成10年(1998年)に宿泊客の要望を受けて増築されたことが記されています。男性の露天は岩風呂、女性の露天は檜風呂で、時間による男女の入れ替えはありません。
訪問の実用情報
- 泉質:露天風呂はメタほう酸泉、pH10.0。内湯は温泉ではなく竹酢液を使った湯です
- 日帰り入浴:入浴のみの利用はできません。館内で食事をした人が、食事代+入浴料900円で利用できます
- 日帰りの入浴時間:大浴場は11:30〜15:30
- レストラン岩ざくら:昼営業11:30〜(ラストオーダー14:00)。会席料理は要予約で8,000円〜、10名以上の団体昼食は3,300円〜
- 宿泊者の入浴時間:チェックイン後〜24:00、翌6:00〜8:30
- 露天風呂:あり(男性は岩風呂、女性は檜風呂)。男女の入れ替えはありません
- 貸切風呂・家族風呂:ありません。大浴場のみです
- タトゥー:入墨・タトゥーのある方の大浴場利用はお断りとなっています
- 備え付け:浴場内にシャンプー・コンディショナー・ボディソープ・石鹸、脱衣所にドライヤーや化粧水などがあります。ただしタオル・バスタオルは大浴場に置いていません
- 足もと・バリアフリー:大浴場は地下1階でエレベーターがありますが、浴場内にいくつか段差が残ります。手すりは一部のみで完全なバリアフリーではありません。障害者用の肘掛け付きイスの用意があります
- 支払い:各種クレジットカード、電子マネー、QR決済が使えます(一部使えないカードあり)
- 駐車場:無料。館前に約20台、歩いてすぐの場所にさらに30台ほど
- アクセス:秩父鉄道・長瀞駅から徒歩3分。近いため駅への送迎はありませんが、10名以上の団体は西武秩父駅または寄居駅への送迎を事前予約できます
- ペット:宿泊・食事いずれも同伴はできません(盲導犬を除く)
- 所在地:埼玉県秩父郡長瀞町長瀞449
- 所要時間の目安:食事と入浴で3時間ほど。岩畳の散策やライン下りと組み合わせるなら一日みておくと安心です
季節の楽しみ方
春は桜と新緑、夏はライン下りの涼、秋は渓谷を彩る紅葉、冬は静けさに包まれた景色と、訪れるたびに違う魅力に出会えます。長生館では夏に流しそうめんも行われ、平成24年(2012年)から設備を増設して日帰りの人にも開かれた名物になっています。
📚 情報の参照元
露天風呂の泉質とpH、内湯に竹酢液を使っていること、浴場のアメニティ・バリアフリーの状況・タトゥーの扱い・露天風呂の男女別の造りは、長生館公式サイトの「お風呂」ページで確認しました。日帰り入浴が食事利用者に限られること、入浴料900円と11:30〜15:30という時間帯、駐車場の台数、長瀞駅からの徒歩時間、支払い方法、ペットの扱いは同サイトの「よくある質問」、会席料理と団体昼食の料金は「料金表」(令和8年4月1日改定)によります。宝登山駅の開業年、大正元年の創業、渋沢栄一の滞在、大正13年の名勝指定、平成10年の露天風呂増築は同サイトの「長生館の歴史」ページで確認しています。変更されることがあるため、おでかけ前に公式情報でご確認ください。
📍 場所・アクセス
🧭 この記事に関連する特集
✍️ この記事について
この記事は、施設・社寺の公式サイトや、市区町村・観光協会が公開する観光案内、 国や自治体が公表する文化財・名勝の資料など、公的・一次情報をもとにたびたびJAPAN編集部が調べ、旅の計画に役立つ形に整理して作成しています。 料金・営業時間・開催日程などは変更される場合がありますので、お出かけの際は各施設・自治体の公式情報も併せてご確認ください。 編集方針の詳細