富士山宝永火口|静岡県おすすめパワースポット・トレッキングガイド
富士山宝永火口
静岡県側の富士山南東斜面に大きく口を開ける宝永火口(ほうえいかこう)は、1707年(宝永4年)の宝永大噴火によって生まれた、富士山最大の側火口です。火口壁の地層はむき出しの火山岩に彩られ、地球の力強さを直接感じられる圧倒的なパワースポット。富士宮口五合目から遊歩道をたどれば、本格的な山頂登山をしなくても、大地のエネルギーを間近で体感できます。
宝永大噴火とは
宝永大噴火は、宝永地震の約49日後、1707年12月に始まり、約2週間続いた富士山の噴火です。大量の火山灰を噴き上げ、灰は遠く江戸(現在の東京)にまで降り積もりました。農作物への被害など、周辺地域に大きな影響を及ぼした歴史的な大噴火として知られています。この噴火で生まれたのが、直径・深さともに巨大な宝永火口です。
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見どころ
- 宝永火口:南東斜面にぽっかりと口を開けた巨大な火口。火口壁の地層は、富士山の噴火の歴史を刻んだ地球の教科書です。
- 宝永山(標高2,693m):火口の南東に盛り上がった噴石丘。火口越しに富士山頂を望む雄大な景色が広がります。
- 火山地形の迫力:溶岩流跡や火山礫など、生きた火山の痕跡を間近で観察できます。
- 駿河湾の眺望:火口の縁からは、眼下に駿河湾や伊豆半島まで見渡せることもあります。
季節の楽しみ方
夏(7〜9月上旬)は富士山の公式登山シーズンと重なり、多くのハイカーが宝永火口を訪れます。この時期は登山道が整備され、比較的歩きやすくなります。秋(9〜10月)は麓の色づく植生と火山地形のコントラストが美しく、山岳写真の撮影スポットとして人気。冬〜春(11〜4月頃)は積雪・凍結のため一般のハイカーには危険で、五合目までの道路も冬季閉鎖されます。
旅の実用メモ
- 宝永火口は富士山の中腹にあり、標高が高いため平地より気温が大幅に低くなります。夏でも防風・防寒着は必須です。天候が急変しやすいので、雨具も忘れずに。
- 火口周辺は火山礫の多い滑りやすい道です。トレッキングシューズを履き、足元に注意して歩きましょう。砂よけのスパッツがあると快適です。
- 火口の縁は切り立った場所もあります。転落防止のため、絶対に縁に近づきすぎないでください。
- 富士宮口五合目までの登山シャトルバスやマイカー規制は、シーズンや年によって運用が変わります。運行状況・規制情報は公式サイトで要確認。
- 高山病を避けるため、五合目でしばらく体を慣らしてから歩き始めましょう。飲み物・行動食も多めに準備を。
アクセス・基本情報
- 起点:富士宮口五合目(標高約2,400m/静岡県富士宮市)
- 電車・バス:JR「富士宮駅」から富士山富士宮口五合目行きのバスを利用(夏季運行・所要約70分)。運行期間・時刻は要確認。
- 車:新東名高速「新富士IC」などから富士山スカイライン経由で富士宮口五合目へ。登山シーズン中はマイカー規制がありシャトルバスに乗り換えます。
- 所要時間:五合目から宝永火口まで、往復でおおむね2〜4時間(体力・ルートにより変動)。
- 静岡県側では令和7年度から「富士山保全協力金」が「入山料」に一本化されました。富士宮口の宝永火口コースは開山期間中の登山規制の対象で、入山料(1人1回4,000円)の納付と事前学習(eラーニング)の修了が必要です。最新の運用は公式サイトで要確認。
ひとことアドバイス
宝永火口へのトレッキングは、無理のない計画と装備が第一です。防風・防寒着、雨具、飲み物、行動食をそろえ、天候が崩れそうなときは引き返す勇気を持ちましょう。むき出しの火口壁と宝永山の雄大な景色は、富士山の「生きた素顔」を感じられる貴重な体験です。
📚 情報の参照元
本記事は、富士山や宝永火口に関する国や静岡県、富士宮市などの公表資料、入山料や登山規制、登山道に関する案内をもとに編集しています。宝永大噴火の史実は広く知られた記録に基づきます。五合目行きバスの運行期間やマイカー規制、協力金の受付方法は年により変わる場合があるので、お出かけ前に公式情報でご確認ください。
観光のチェックリスト
- 所要時間の目安: 富士宮口五合目から宝永火口まで往復でおおむね2〜4時間
- 持ち物・準備: 防風・防寒着、雨具、トレッキングシューズ、飲み物・行動食は多めに
- まわり方の目安: 五合目で体を慣らしてから歩き始め、高山病に注意する
- 安全上の注意: 火口の縁に近づきすぎない。火山礫で滑りやすい道に注意
- 季節の注意: 冬〜春は積雪・凍結で危険、五合目までの道路も冬季閉鎖
- 確認しておくこと: 登山シャトルバスやマイカー規制の運用状況
訪問の実用情報
- 開山期間(2026年・静岡県側):富士宮口・御殿場口は7月10日午前9時〜9月10日午後5時、須走口は7月1日午前9時〜9月10日午後5時
- 登山規制の対象:富士宮口の宝永火口コースは登山規制の対象です(御殿場口の二子山コース、須走口の小富士コース、古御岳神社への参拝は対象外)
- 入山料:1人1回4,000円。あわせて富士山の保全・安全登山に関する事前学習(eラーニング)の修了が必要です
- 入山時間の制限:午後2時から翌午前3時までの入山は、山小屋の宿泊が必要です
- 事前登録:静岡県公式アプリ「静岡県FUJI NAVI」で事前登録・決済し、入山証(QRコード)を取得します。当日までのキャンセルは全額返金(手数料なし)
- 現地手続き:スマートフォンを持っていない場合は富士山五合目ですべての手続きが可能ですが、30分程度かかります
- 富士山保全協力金:令和7年度より「入山料」に一本化されました。別途「富士山寄附金」(1口1,000円〜)の受付があります
- 登山者数の上限:静岡県側では1日あたりの上限は設定されていません
- 駐車場:富士宮口五合目には一般車両が利用できる駐車場がありますが、マイカー規制期間があります。規制中は麓や中腹の駐車場に停め、シャトルバスに乗り換えます
- 登山口標高:富士宮口五合目 2,400m(山頂まで登り4.3km・約5時間、下り4.3km・約3時間)
※開山期間・規制内容・入山料の運用は年によって変わります。夜間はシャトルバス・登山バスが運行していません。
(出典:富士登山オフィシャルサイト/静岡県スポーツ・文化観光部富士山世界遺産課)
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