三朝温泉
鳥取県のほぼ中央、三徳川の両岸に木造の旅館が肩を寄せ合うように連なる三朝温泉は、世界でも珍しい高濃度のラジウム泉として知られています。ほのかに含まれる微量の放射線が体をやさしく刺激するといわれ、古くから湯治の地として親しまれてきました。川のせせらぎを聞きながら湯につかる時間は、日ごろの疲れをそっとほどいてくれます。
見どころ
温泉街を貫く三徳川には、誰でも無料で入れる混浴の河原風呂があり、開放的な湯浴みが名物になっています。石畳の路地には射的やレトロな遊技場が残り、浴衣姿でそぞろ歩けば昭和の湯の町の空気に包まれます。少し足を延ばせば、断崖の投入堂で名高い三徳山三仏寺があり、温泉と修験の里が一体となった文化景観を味わえます。
季節の楽しみ方
春は川沿いの桜、初夏は蛍が舞う夜の川辺が幻想的です。秋には周囲の山々が色づき、湯上がりの散策が心地よくなります。冬は雪化粧した温泉街に湯けむりが立ちのぼり、しんと静まった情緒があふれます。四季それぞれに表情を変える川辺の風景が、この湯の町の大きな魅力です。
アクセス・基本情報
JR倉吉駅からバスで約20分。米子自動車道の湯原インターチェンジや、鳥取市方面からのアクセスも良好です。日帰り入浴のできる施設や共同浴場、無料の足湯も点在しており、宿泊せずとも気軽に湯を楽しめます。
ひとことアドバイス
河原風呂は開放的な混浴のため、タオルや湯浴み着の用意があると安心です。夜はライトアップされる橋のあたりが写真映えするので、浴衣での散策とあわせて楽しんでみてください。