下呂温泉|日帰り入浴の料金・営業時間・駐車場【岐阜】
飛騨川に沿って旅館が軒を連ねる下呂温泉は、有馬・草津と並ぶ「日本三名泉」のひとつです。湯はアルカリ性単純泉でなめらか。温泉街は徒歩でまわれる広さで、共同浴場と湯めぐり手形を使い分ければ、宿泊しなくても名湯をしっかり味わえます。
湯ヶ峰から飛騨川へ――白鷺伝説と三名泉
下呂の湯が最初に見つかったのは、温泉街から離れた湯ヶ峰の山中で、平安時代中期の天暦年間(947〜957年)のことと伝わります。ところが鎌倉時代の文永2年(1265年)、湯脈が移動して湯が止まってしまいました。そのとき一羽の白鷺が飛騨川の河原に舞い降り、村人がその場所を掘ると新しい源泉が湧いた――薬師如来が白鷺に姿を変えて源泉のありかを知らせたという「白鷺伝説」が、今の下呂温泉のはじまりとされています。温泉街の共同浴場が「白鷺乃湯」と名乗るのも、この伝説にちなみます。
「日本三名泉」という呼び名の出どころは、江戸時代の儒学者・林羅山です。『林羅山詩集第三 西南行日録』に「我が国は諸州に温泉を多く有す。その最も目立つものは、摂津の有馬、上州の草津、飛騨の湯島(下呂)、この三か所なり」と記され、以来この三湯が並び称されてきました。
12の源泉を混ぜて配る「集中管理」
下呂温泉の湯づかいには大きな特徴があります。個々の宿が自前の源泉を持つのではなく、下呂市が昭和49年(1974年)から温泉保護のために集中管理を行い、12の源泉から湧く湯を混合したうえで各施設へ配湯しているのです。源泉名は「下呂温泉」、泉質はアルカリ性単純泉でpHは9.1。源泉の温度は55.6℃で、浴槽の使用位置では42.2℃になります。つまり温泉街のどの湯に入っても、基本的には同じ湯に浸かっていることになります。
なお、飛騨川の河原にある名物「噴泉池」は、令和3年(2021年)12月1日から足湯限定の利用に変わりました。かつては水着着用で入浴できましたが、現在は入浴できません。
訪問の実用情報
- 泉質:アルカリ性単純泉、pH9.1。無色透明でなめらかな湯ざわりです
- 源泉温度:55.6℃(浴槽の使用位置では42.2℃)。12の源泉を混合して各施設へ配湯する集中管理方式です
- 白鷺乃湯:10:00〜20:45(最終受付20:00)、水曜定休(祝日の場合は金曜)。大人470円、小学生180円、幼児100円。創業は大正15年で、ロマネスク様式の外観とヒノキ造りの内湯が特徴。浴室は内湯のみで露天風呂はありません。所在地は下呂市湯之島856-1(0576-25-2462)
- 白鷺乃湯の畳敷き:内湯の床が畳敷きになっており、滑って転ぶ心配が少ないつくりです。10人はゆったり浸かれる広さがあります
- 白鷺乃湯のアメニティ:シャンプーやボディソープの備え付けはありません。受付でリンスインシャンプー(小袋)50円、ボディソープ(小袋)50円、牛乳石けん160円、カミソリ100円、タオル250円、バスタオル600円を販売しており、タオル+ボディソープ+シャンプーの「手ぶらセット」330円もあります。タオル類のレンタルはありません。ドライヤーは脱衣所に無料で設置、ロッカーもコイン不要の無料です
- 白鷺乃湯の足もと:受付から2階の脱衣場、そこから1階の浴場へと、いずれも階段での移動になります。階段が難しい方には浴場直通の1階に身障者用脱衣場が用意されているので、フロントに相談してください
- クアガーデン露天風呂:8:00〜20:45(最終受付20:00)、木曜定休。大人800円、小学生400円、幼児200円。所在地は下呂市湯之島894-2(0576-24-1182)
- クアガーデンの浴槽:岩づくりの露天風呂のほか、打たせ湯、適温・ぬる湯・冷泉の3つが並ぶ丸型の「三温の湯」、箱に座って顔だけを出す「箱蒸し」、泡沫浴などがそろいます。内湯はありません。女性風呂は3分の2ほどに天井があり、男性風呂には東屋の屋根、洗い場は男女とも屋根付きです。シャンプー・リンス・ボディソープは備え付けあり、ドライヤーとロッカーは無料
- クアガーデンの足もと:1階が露天風呂、2階が受付、3階が休憩所という縦の構造で、移動はすべて階段です。足腰に不安がある場合は注意してください
- 支払い方法:白鷺乃湯・クアガーデン露天風呂ともキャッシュレス決済に対応していません。現金を用意していってください
- 共通セット入場券:白鷺乃湯+クアガーデン露天風呂が大人1,000円・小学生450円(通常1,270円・580円)、白鷺乃湯+下呂発温泉博物館が大人650円・小学生250円、3施設すべてで大人1,300円・小学生600円(通常1,670円・780円)。いずれも徒歩圏内です
- 湯めぐり手形:下呂温泉旅館協同組合の「湯名人 湯めぐり手形セット」は1枚2,500円(税込、タオルと巾着付き)。加盟旅館のなかから3軒を選んで入浴でき、有効期限は購入から6か月です。3才以下は無料、4〜12才は大人同伴なら1枚の手形でシールを2枚はがして一緒に入れます。旅館ごとに利用できる時間帯が細かく決まっており、駐車場が使えない宿や平日限定の宿もあるため、組合公式サイトの一覧で確認してから回るのが確実です
- 無料の足湯:白鷺乃湯の正面にある「ビーナスの足湯」は誰でも無料。円形なので記念撮影にも向きます。足を拭くタオルは持参してください
- 噴泉池:飛騨川の河原にある噴泉池は足湯専用です。入浴はできません
- 駐車場:白鷺乃湯は1時間無料、クアガーデン露天風呂は2時間無料。以降は20分ごと100円(8時〜22時)、22時〜8時は20分50円。駐車券は受付に持参してください
- アクセス:JR高山本線「下呂駅」から白鷺乃湯・クアガーデン露天風呂ともに徒歩約12分。温泉街は徒歩で回れる広さです
- 混雑を避けるなら:クアガーデン露天風呂は朝8時から開いているので、宿泊客が動き出す前の早い時間が狙い目です
📚 情報の参照元
白鷺乃湯とクアガーデン露天風呂の営業時間・休館日・入浴料・浴槽の構成・アメニティ・階段や身障者用脱衣場の案内・キャッシュレス非対応・駐車場料金・共通セット券の価格、および源泉名・泉質・pH・源泉温度は、両施設の公式サイト(GERO ONSEN Inc.)の利用案内とよくあるご質問をもとにしています。湯めぐり手形の価格・有効期限・子どもの扱い・加盟旅館の利用時間は下呂温泉旅館協同組合公式サイトの湯めぐり手形ページによります。白鷺伝説と湯ヶ峰の開湯年、林羅山の記述、昭和49年からの集中管理は下呂市公式サイトの下呂温泉の紹介、噴泉池が足湯限定になった時期は同市公式サイトの噴泉池の利用に関する告知で確認しました。変更されることがあるため、おでかけ前に公式情報でご確認ください。
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