袋田の滝&大子 奥久慈しゃもコース
茨城県北部の大子町(だいごまち)は、深い山々と清流に恵まれた自然豊かな里です。なかでも袋田の滝は日本三名瀑のひとつに数えられ、高さ120メートル・幅73メートルの大岩壁を四段に流れ落ちる姿は圧巻。地鶏の奥久慈しゃもをはじめ、山の恵みを生かした食も楽しめる、半日から一日で組み立てやすいコースです。
モデルコースの流れ
10:00 袋田の滝に到着 観瀑施設の入口で利用料を払い、ひんやりとしたトンネルを抜けて第1観瀑台へ。滝つぼからおよそ10メートルという近さで、水しぶきと轟音を全身に受けます。
10:30 第2観瀑台へ上がる トンネルの途中にあるエレベーターで、約50メートル上の第2観瀑台へ。3つのデッキから、最上段を含む滝の全景を見渡せます。第1観瀑台の「近さ」と第2観瀑台の「全景」を見比べるのが、袋田ならではの楽しみ方です。
11:30 吊り橋を渡って周辺散策 川に架かる吊り橋を渡ると、観瀑台とはまた違う角度から滝を仰げます。トンネルと観瀑台をひと通り巡る所要時間は40分〜1時間ほどが目安です。
12:30 奥久慈しゃもで昼食 滝の周辺や大子の市街地には、地元産の奥久慈しゃもを親子丼や鍋で出す店が点在します。混雑期は開店直後を狙うか、時間をずらすと入りやすくなります。
14:00 道の駅奥久慈だいごに立ち寄る 名産のりんごやこんにゃくなどをお土産に。観光物産館は9時〜18時、レストランは11時〜18時(ラストオーダー17時30分)です。
15:00 温泉でひと休み 道の駅には大子温泉を引いた浴場が併設されています。11時〜20時(最終受付19時30分)、大人500円・子ども300円。滝めぐりの疲れを流して一日を締めくくります。
「四度の滝」と呼ばれる理由
袋田の滝は、大岩壁を四段に落下することから、別名「四度(よど)の滝」とも呼ばれます。かつてこの地を訪れた西行法師が「四季に一度ずつ来てみなければ真の風趣味わえない」と絶賛したという伝承も残り、これも「四度」の名の由来として語り継がれています。滝は上流にある落差約15メートルの生瀬滝(なませたき)とあわせて、2015年(平成27年)3月10日に国の名勝に指定されました。生瀬滝は、吊り橋を渡って月居山(つきおれさん)のハイキングコースを進むと木々の間から望めますが、山道に入るため、歩く場合は当日の通行状況と装備を確認してから向かってください。
なお、現在の観瀑トンネルは竣工から50年近くが経ち、施設の老朽化と維持管理費の高騰を理由に、2025年(令和7年)7月1日から利用料が改定されています。ガイドブックや古い記事に載っている料金とは異なるので注意しましょう。
奥久慈しゃもという地鶏
昼食の主役、奥久慈しゃもは、闘鶏用の品種である軍鶏(しゃも)に名古屋種などをかけ合わせて生まれた地鶏です。飼育期間は一般的なブロイラーのおよそ3倍にあたり、飼育日数が100日を超える地鶏は全国でも数えるほど。よく運動させてじっくり育てるため、身が締まって脂肪分が少なく、噛むほどに味が出るのが持ち味です。鶏としては日本で初めて地理的表示(GI)保護制度に登録されました。
訪問の実用情報
- 観瀑施設の利用料:大人500円、子ども(小・中学生)300円。20名以上の団体は大人400円、子ども200円
- 営業時間:5月〜10月 8:00〜18:00、11月 8:00〜17:00、12月〜4月 9:00〜17:00
- 定休日:無休
- 所要時間の目安:滝の見学だけなら40分〜1時間。昼食・道の駅・温泉まで含めると半日〜1日
- 駐車場:町営無料第1駐車場42台(滝まで約1.2km)、町営無料第2駐車場223台(約1.4km)のほか、滝に近い民間の有料駐車場が約700台
- 電車・バス:JR水郡線袋田駅からバス約10分「滝本」下車、徒歩約10分。常陸大子駅からはバス約15分。運賃は袋田駅〜滝本が大人260円・子ども130円、大子駅〜滝本が大人420円・子ども210円。1日乗り放題500円の「袋田・大子周遊フリーきっぷ」もあります
- 車:常磐自動車道那珂ICから約50分、東北自動車道宇都宮ICから約1時間30分、矢板ICから約1時間20分
- 雨天時:見学路の中心は屋根のあるトンネルと観瀑台なので、雨の日でも見学できます。雨や雪解けの後は水量が増えて迫力が増す一方、しぶきで路面が濡れます
- 足もと・服装:トンネル内は夏でもひんやりします。観瀑台の周辺は水しぶきで濡れるため、滑りにくい靴を。冬はしっかりした防寒具が必要です
- ベビーカー・車椅子:第2観瀑台へはエレベーターで上がれます。車椅子は無料で貸し出しがあり、利用したい場合は管理事務所へ問い合わせを
- トイレ:観瀑施設の周辺に6か所(うち1か所は女性専用)
- 混雑を避けるには:紅葉が見ごろとなる11月の週末は、駐車場もトンネルも混み合います。午前の早い時間に着くのがおすすめです
- 予算の目安:観瀑施設500円+温泉500円。これに昼食代と交通費が加わります
- 所在地:茨城県久慈郡大子町袋田
📚 情報の参照元
観瀑施設の利用料・営業時間・定休日・トイレの数・車椅子の貸し出しは大子町観光協会の袋田の滝紹介ページ、アクセスと駐車場の台数・距離・バス運賃・フリーきっぷは同協会のアクセス案内ページで確認しました。利用料改定の時期と理由は大子町公式ホームページのお知らせ、国の名勝指定日・「四度の滝」の由来・生瀬滝の落差は同町の名勝紹介ページによります。道の駅奥久慈だいごの営業時間と温泉の料金・時間は大子町公式ホームページの施設案内、奥久慈しゃもの飼育期間やGI登録については奥久慈しゃも生産組合の公開情報を参照しました。料金・時間・運行状況は変更されることがあるため、おでかけ前に公式情報でご確認ください。
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