🗾たびたびJAPAN
滋賀県の紅葉おすすめスポット2026|比叡山・湖東三山・鶏足寺

Photo by Jenna Neal on Unsplash

滋賀県の紅葉おすすめスポット2026|比叡山・湖東三山・鶏足寺

🏯 滋賀県|2026/5/22|⏱ 約12

滋賀の紅葉について

日本の中心に静かに横たわる琵琶湖。その広大な水面を取り囲む山々や渓谷が、秋になると燃えるような赤・橙・黄へと姿を変えます。滋賀の紅葉は、古刹の石畳、苔むした参道、そして日本最大の湖面と重なり合い、どこを切り取っても一枚の絵画のような美しさ。京都に比べて訪れる人がやや少なく、その分だけ"本物の静けさ"の中で秋色を堪能できるのが滋賀の最大の魅力です。

騒がしい観光地に疲れたあなたへ、滋賀の紅葉はそっと語りかけてきます。人波に押されることなく、自分だけのペースで歩ける参道。遠くに琵琶湖の煌めきを感じながら踏みしめる落ち葉。冷えた秋の空気の中に漂う、線香と土の香り——。ここには、日本の秋が本来持っていた奥ゆかしさが、まだ確かに残っています。

例年の見頃は10月上旬〜11月下旬。標高の高い比叡山から色づき始め、湖東の里山へと紅葉前線がゆっくりと下りてきます。時間をずらしながら複数のスポットを巡れば、長い秋をまるごと味わえるのも滋賀ならではの楽しみ方。「今週末はどこが見頃だろう」と地図を広げながら計画を立てる時間さえも、もう旅の一部です。

---

📖 あわせて読みたい(滋賀県)

湖東三山

西明寺・金剛輪寺・百済寺——この三つの天台宗の古刹を総称した「湖東三山」は、滋賀が誇る紅葉の最高峰と呼ぶにふさわしいスポットです。樹齢数百年を超えるカエデやモミジが参道の両側に立ち並び、盛りを迎えた頃には空全体が真紅に染まります。石段の上から見下ろす境内、池に映り込む逆さ紅葉、重要文化財の三重塔を彩る鮮やかな朱色——どの角度からも、思わず息をのむ光景が待ち受けています。

カメラのシャッターを切る手が止まらなくなるのは、きっとあなただけではありません。三山それぞれに異なる表情があり、一か所では到底収まりきらない豊かさがここにはあります。

特におすすめしたいのが金剛輪寺の苔庭と紅葉の組み合わせ。緑の苔の上に静かに舞い落ちる赤いモミジの葉は、あまりにも美しくて思わず言葉を失うほど。時が止まったかのような静寂の中で、ただその場に立ち尽くしてしまう——そんな体験が待っています。また、百済寺の「天下遠望の名園」からは湖東平野を一望でき、紅葉の赤と抜けるような空の青のコントラストが胸の奥まで深く刺さります。

三山を全て回るのが基本ですが、時間が限られているなら金剛輪寺を最優先にするのが地元通の選択。国宝・本堂への長い石段参道に並ぶ無数の地蔵と紅葉の取り合わせは、他のどこでも見られない湖東三山だけの光景です。

ベストシーズンは11月上旬〜中旬。朝イチ(開門直後の8時台)に訪れると、朝霧と紅葉が重なる幻想的な風景に出会えることも。逆光が差し込む午後2〜4時は葉が透き通るような輝きを放ち、写真映えも抜群です。雨上がりの翌朝は空気が澄み渡り、色彩がいっそう鮮やかに見える"当たり日"になることも覚えておいてください。

アクセス

電車+バス利用の場合: JR琵琶湖線「近江八幡駅」または「彦根駅」から近江鉄道バスで「湖東三山バス」(土日・祝日の紅葉シーズンのみ運行)を利用するのが便利。各山の最寄りバス停まで約30〜50分。このバスを使えば三山を効率よく周遊でき、時刻表は事前にウェブサイトで確認しておくと安心です。

マイカー利用の場合: 名神高速「八日市IC」から各寺まで約20〜30分。三山を全て回ると半日〜1日かかるため、時間に余裕を持って早めに出発しましょう。三山の間隔は車で10〜15分程度なので、マイカーがあると自由度が大きく上がります。

> 旅のヒント: 紅葉ピーク時の週末は駐車場が満車になることも。開門の30分前には現地に着いておくのが鉄則です。拝観料は各寺で必要(300〜600円程度)なので小銭を用意しておくとスムーズ。歩きやすいスニーカー必須で、石畳が濡れていると非常に滑りやすいため足元には十分注意してください。三山の間にある「道の駅 湖東三山 風土博物館」は休憩や地元グルメ探しにぴったり。近江牛コロッケや地元野菜など、滋賀らしいお土産もここで揃えられます。

---

鶏足寺

「滋賀で最も美しい紅葉の参道」と称されることもある鶏足寺。廃寺となった今もなお、かつての境内を彩った百本以上のモミジが秋になると見事な紅葉のトンネルをつくり出します。落ち葉が積み重なった参道を歩くたびに、サクサクと心地よい音が足元から響き上がり——目で見るだけでなく、耳でも肌でも秋を感じる、まさに五感で楽しむ紅葉体験ができる唯一無二の場所です。

「紅葉を見に行く」というより「紅葉の中に溶け込みに行く」という表現がぴったりくる鶏足寺。観光地然とした派手さはありませんが、だからこそここには本物の静けさと、訪れた人だけが感じ取れる深い余韻が宿っています。SNSで見かけて気になっていた方も、実際に訪れれば写真では伝わらない空気感に必ず心を動かされるはずです。

周辺には己高閣・世代閣(ここだかく・よしろかく)という収蔵庫もあり、古仏や文化財を鑑賞しながら歴史の奥深さも感じられます。仏像と紅葉——この組み合わせもまた、鶏足寺エリアならではの静謐な体験です。また、近くには「己高山(こだかみやま)」へのハイキングコースも整備されており、体力に自信があれば山頂からの湖北の絶景を目指すのもおすすめ。登山口から山頂まで約2〜3時間、燃えるような紅葉の中を歩く充実感はひとしおで、山頂から見渡す琵琶湖の景色は何物にも代え難い達成感をもたらしてくれます。

ベストシーズンは11月中旬〜下旬。落葉直前の"絨毯紅葉"が見られる時期を狙って訪れると、参道が赤・黄・橙の葉で埋め尽くされた圧巻の光景に出会えます。午前中の早い時間帯は光が柔らかく、参道全体がほんのりと金色に輝きます。一方、昼過ぎになると木漏れ日が葉を透かし、また違った表情を見せてくれます。どちらの時間帯にも、それぞれの美しさがあります。

アクセス

電車+タクシー利用の場合: JR北陸本線「木ノ本駅」からタクシーで約10分(約1,200円程度)。紅葉シーズンはタクシーが混み合う場合もあるため、事前に予約しておくと安心です。駅前には数社のタクシー会社の連絡先が掲示されているので、到着後すぐに確認できます。

マイカー利用の場合: 北陸自動車道「木之本IC」から約15分。紅葉シーズン(11月の土日・祝日)は周辺道路が渋滞することがあり、臨時駐車場(徒歩10〜15分)が設けられる場合も。平日訪問が狙い目で、週中に有給休暇を使ってでも訪れる価値は十分にあります。

> 旅のヒント: 参道は舗装されておらず、足元が不安定な箇所もあります。トレッキングシューズや底のしっかりした靴で訪れましょう。売店や飲食店は周辺に少ないので、飲み物・軽食は事前に準備を。木之本の道の駅「塩津海道あぢかまの里」では、湖北エリアの地元食材や漬物、鮒寿司などが揃っており、ここで補給してから向かうのがローカル流。帰りに立ち寄って地元のお酒を選ぶのも旅の楽しみのひとつです。また、鶏足寺は入場無料(収蔵庫の拝観は有料)ですが、維持への感謝を込めて、募金箱への協力をぜひ。

---

比叡山

京都との県境に悠然とそびえる比叡山は、滋賀側からアクセスする"隠れた紅葉名所"として地元の人々に長く愛されてきた場所です。世界遺産・延暦寺を擁するその山全体が、秋になると赤や黄に染まり、標高848mからの眺望と合わさって言葉を失うほどの絶景を生み出します。

山上に立ち、眼下に広がる琵琶湖の銀色の輝きと、足元から続く紅葉の絨毯を同時に眺める瞬間——その光景は、一度見たら忘れられない記憶として心に刻まれます。「こんなに美しい場所が、こんなに近くにあったのか」と、地元の人でさえ毎年新鮮な感動を覚えるのが比叡山の紅葉です。

京都側から訪れる観光客が多い分、滋賀側(坂本ルート)から登るとぐっと人が少なく、ゆったりとした時間の中で紅葉を満喫できます。これが滋賀在住者だけが知る、比叡山の正しい楽しみ方といっても過言ではありません。坂本の里には「日吉大社」や「旧竹林院」など庭園美が光るスポットも点在しており、山を下りた後の散策も充実。特に旧竹林院の池泉回遊式庭園に映り込む紅葉は息をのむほどの美しさで、知る人ぞ知る絶景スポットとして写真愛好家たちの間でも高く評価されています。日吉大社の馬場周辺に並ぶケヤキの黄葉も、秋の坂本を歩くときのお楽しみのひとつ。ぜひ時間をとって里をゆっくり歩いてみてください。

ベストシーズンは10月下旬〜11月中旬。山頂付近から順に色づき始めるため、早めの時期は山上、終盤は坂本の里と、見頃の場所を追いかけながら楽しめます。早朝の澄んだ空気の中で見る紅葉は格別で、条件が揃えば雲海と紅葉が重なる奇跡の朝に出会えることも。その確率は高くありませんが、早起きして出かけた朝に限って、忘れられない光景と出会えるものです。

アクセス

電車+ケーブルカー利用の場合: JR湖西線「比叡山坂本駅」から徒歩約20分で「坂本ケーブル」乗り場へ。ケーブルカーで約11分、終点「ケーブル延暦寺駅」から延暦寺エリアまで徒歩約5分。大阪・京都方面からは比叡山坂本駅まで約1時間前後。ケーブルカーから眺める紅葉もまた格別で、乗車自体がすでに観光体験の一部になっています。

車利用の場合: 湖西道路「雄琴IC」から坂本エリアまで約10分。比叡山ドライブウェイを利用して山上まで車でアクセスも可能(通行料あり)。山上の駐車場から延暦寺各エリアまでは徒歩移動になるため、歩きやすい靴は必須です。

> 旅のヒント: 山上は平地より気温が5〜8℃低くなるため、10月でもフリースやジャケットが必需品。急な天候変化にも対応できるよう、コンパクトな雨具を必ず持参してください。坂本ケーブルは紅葉シーズンの週末に行列ができることも。往路はケーブルカーで一気に山上へ、復路は坂本の里の石畳をゆっくり歩いて下るルートが、混雑を避けながら充実した一日を過ごせる黄金プランです。延暦寺の拝観には別途入場料(大人1,000円)が必要なので、あらかじめ確認しておきましょう。

---

紅葉の見頃と楽しみ方

| スポット | 見頃の目安 | 特徴 |

|---|---|---| | 比叡山 | 10月下旬〜11月中旬 | 標高が高く最も早く色づく | | 湖東三山 | 11月上旬〜中旬 | 古刹との調和・最もにぎわう | | 鶏足寺 | 11月中旬〜下旬 | 落ち葉の絨毯が圧巻 |

滋賀の紅葉は、ただ「見る」だけでは終わりません。歴史ある寺社の空気を胸いっぱいに吸い込み、落ち葉を踏みしめる音に耳を澄まし、冷えた秋の空気の中で飲む温かいお茶の一杯まで含めて、全てが旅の記憶になります。観光客で混み合う有名スポットでは決して体験できない、静けさの中にある豊かさ——それが、滋賀の紅葉が持つ真の価値です。

比叡山で秋の始まりに心を震わせ、湖東三山で錦秋の絶頂に酔いしれ、鶏足寺で静かな晩秋をいとおしむ。三つのスポットを時期をずらして巡れば、滋賀の秋をまるごと手の中に収めることができるはずです。

さあ、今年の秋は琵琶湖のほとりへ。人混みの向こう側にある、本物の日本の秋と静かに向き合う時間が、きっとあなたを待っています。

PR当エリアの紹介には広告(アフィリエイトリンク)が含まれます

🏨 滋賀県のホテル・宿を探す

旅行の計画に合わせて、お得な宿をチェックしてみましょう。

🎯 滋賀県の体験・アクティビティを探す

観光地でできる体験・ツアー・アクティビティを予約できます。

🟢 アソビューで体験を探す

この記事をシェア

𝕏 XでシェアFacebookでシェアLINEでシェア📌 Pinterestに保存

🏯 滋賀県の関連記事

滋賀県の冬旅おすすめ2026|彦根城雪景色・比叡山延暦寺・琵琶湖
季節

滋賀県の冬旅おすすめ2026|彦根城雪景色・比叡山延暦寺・琵琶湖

滋賀県の桜名所おすすめ2026|海津大崎・長浜城・彦根城
季節

滋賀県の桜名所おすすめ2026|海津大崎・長浜城・彦根城

石山寺観光2026|滋賀県・紫式部ゆかりの人気パワースポットガイド
パワースポット

石山寺観光2026|滋賀県・紫式部ゆかりの人気パワースポットガイド

針江のカバタ観光ガイド|滋賀県おすすめ水辺の文化体験スポット
観光スポット

針江のカバタ観光ガイド|滋賀県おすすめ水辺の文化体験スポット

滋賀の映え絶景スポット5選|インスタ映えする自然風景おすすめ

滋賀の映え絶景スポット5選|インスタ映えする自然風景おすすめ

鮒寿司|滋賀県・琵琶湖が生んだ1000年の発酵食品を味わう
観光スポット

鮒寿司|滋賀県・琵琶湖が生んだ1000年の発酵食品を味わう

🗾 全国のおすすめ記事

大分県の桜名所おすすめ2026|別府公園・岡城跡・九重町
季節♨️ 大分県

大分県の桜名所おすすめ2026|別府公園・岡城跡・九重町

山形県の紅葉2026おすすめ名所|山寺・蔵王・最上峡
季節🍒 山形県

山形県の紅葉2026おすすめ名所|山寺・蔵王・最上峡

北海道の桜名所おすすめ2026|松前公園・五稜郭・円山公園の見頃
季節🐻 北海道

北海道の桜名所おすすめ2026|松前公園・五稜郭・円山公園の見頃

宮崎県の桜名所おすすめ2026|平和台公園・飫肥城・高千穂峡
季節🌊 宮崎県

宮崎県の桜名所おすすめ2026|平和台公園・飫肥城・高千穂峡

滋賀県の記事一覧に戻る