定山渓温泉|日帰り入浴の料金・営業時間・駐車場【北海道】
札幌市街から南へおよそ26キロ、支笏洞爺国立公園の渓谷に湧く定山渓温泉。「札幌の奥座敷」と呼ばれ、190万人都市の中心部から車で1時間ほどでたどり着けます。豊平川の川岸や川底の岩盤の割れ目から自然湧出する泉源は56カ所。毎分8,600リットルという豊富な湯量が、無色透明のナトリウム塩化物泉として温泉街に配られています。
見どころ
温泉街の散策なら、豊平川に架かる朱塗りの二見吊橋と二見公園が起点です。橋の上からは渓谷が一望でき、遊歩道「二見の道」をたどれば河童淵まで歩けます。定山渓には河童伝説が伝わり、街のあちこちに河童像が置かれているのも独特の風景です。
湯につかる時間がなくても楽しめるのが足湯・手湯。「四季のせせらぎ 二見の足湯」「足のふれあい太郎の湯」「かっぱ家族の願掛け手湯」などが温泉街に点在します。なかでも定山源泉公園は、東屋付きの足湯に80度を超える高温のナトリウム塩化物泉が引かれ、湯つぼ「おんたまの湯」で温泉たまごを作れる公園。対岸の物産館で生たまごを買い、湯に沈めて20分ほど待つとできあがります。利用時間は7:00〜21:00です。
秋は定山渓のハイライト。10月には人気の5つの紅葉エリアへそれぞれシャトルバスで行ける「五大紅葉」が始まり、豊平峡ダムや札幌国際スキー場の紅葉ゴンドラなど、渓谷ならではの眺めが広がります。冬は雪見の露天、夏は新緑の渓谷散策と、四季それぞれに表情が変わります。
慶応2年、修験僧・美泉定山が見つけた湯
定山渓温泉の始まりは慶応2年(1866年)。修験僧の美泉定山が、アイヌの人々の案内で豊平川上流の泉源と出会ったことに始まります。定山はこの地に移り住んで温泉の礎を築き、その功績からこの地は「定山渓」と名づけられました。2016年には開湯150周年を迎えています。
1918年には定山渓と白石を結ぶ鉄道が開通し、温泉街は札幌の発展とともに歩んできました。戦争直後にいったん利用者が激減した時期を経て、戦後の札幌の急成長にあわせて再び温泉街がふくらんでいった、という歴史が定山渓観光協会の記録に残されています。
湯づかいを知っておく
温泉街最大の日帰り施設「湯の花 定山渓殿」は、大浴場のほか洞窟風呂、ジェット水流のアクティブスパ、寝転び湯、腰掛湯、打たせ湯、露天の石風呂(冬期閉鎖)、ドライサウナ、オートロウリュサウナ(和風側のみ)とそろう大型の施設です。和風風呂と洋風風呂は毎日入れ替わるので、行く日によって入れる浴槽が変わります。
注目したいのが「源泉水風呂」。汲み上げた87℃の源泉を熱交換と冷却装置で温度管理し、温泉成分そのままの冷泉として使っています。定山渓温泉ではここだけの設備で、肌触りがなめらかで尖った冷たさを感じにくいとされます。
訪問の実用情報
- 泉質:ナトリウム塩化物泉(中性低張性高温泉)。炭酸水素塩泉も含む。無色透明でまろやかな塩辛さ
- 効能:塩化物泉はきりきず、末梢循環障害、冷え性、うつ状態、皮膚乾燥症。炭酸水素塩泉はきりきず、末梢循環障害、冷え性、皮膚乾燥症
- 泉源:温泉街に56カ所。豊平川の月見橋付近と高山橋付近に集中し、毎分8,600リットルが自然湧出
- 日帰り入浴(湯の花 定山渓殿):10:00〜21:00、年中無休(施設管理上の臨時休館あり)
- 入浴料:大人(中学生以上)1,180円、子ども(4歳〜小学生)450円、幼児(0〜3歳)無料。岩盤浴は専用セット付き1時間500円、有料和室は1部屋1時間600円
- タオル・アメニティ:バスタオル・フェイスタオル・館内着がついた手ぶらレンタルセット450円。浴室内にリンスインシャンプー、ボディソープ、ドライヤー(無料)を完備
- 露天風呂:あり(石風呂は冬期閉鎖)。洋風側には洞窟風呂
- サウナ:ドライサウナは遠赤外線方式。和風側にはオートロウリュサウナがあり、1時間に3回自動でロウリュ
- 駐車場:湯の花 定山渓殿は400台収容・無料
- 足湯・手湯:定山源泉公園は7:00〜21:00。温泉たまご用の生たまごは対岸の定山渓物産館で購入する
- アクセス(バス):札幌駅から「かっぱライナー号」(じょうてつバス)で定山渓方面まで約70分。全席自由席だが全便予約制で、1カ月前から前日17:00まで受付。通常運賃1,700円、事前決済のネット割運賃1,460円。当日空席があれば予約なしでも乗車できる。ほかに、じょうてつの路線バスで札幌駅から約80分、地下鉄真駒内駅から約47分
- アクセス(車):札幌中心部から道道18号・国道230号経由で約50分。真駒内駅からは国道230号で約18キロ・約35分
- アクセス(空港):新千歳空港から北都交通バスで真駒内駅経由約100分、車なら北広島IC・国道36号・国道230号経由で約90分
- 所要時間の目安:入浴だけなら1〜2時間。二見吊橋や足湯の散策と合わせるなら半日
- 混雑を避けるなら:紅葉シーズンの10月は温泉街も道路も混み合う。散策は午前の早い時間が動きやすい
- 所在地:湯の花 定山渓殿は札幌市南区定山渓温泉東4丁目330番4(電話011-598-4444)。定山源泉公園は札幌市南区定山渓温泉東3
📚 情報の参照元
泉質・効能・泉源数・湧出量は北海道観光振興機構の公式サイト「HOKKAIDO LOVE!」の定山渓温泉のページ、および定山渓観光協会公式サイトの「定山渓について」をもとにまとめています。開湯の経緯(慶応2年、美泉定山)と鉄道開通の年、開湯150周年は定山渓観光協会公式サイトの「定山渓温泉の歴史」を参照しました。日帰り入浴の営業時間・入浴料・レンタル・岩盤浴・和室・駐車場・アメニティ、浴槽の構成と源泉水風呂の87℃という数字は、湯の花 定山渓殿の公式サイトの料金・営業案内、よくある質問、施設紹介のページによります。かっぱライナー号の予約方法・運賃・所要時間はじょうてつバス公式サイト、路線バスや空港からの所要時間は定山渓観光協会のアクセスページ、定山源泉公園の利用時間と足湯・おんたまの湯は「HOKKAIDO LOVE!」の施設ページを参照しました。変更されることがあるため、おでかけ前に公式情報でご確認ください。
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