新屋山神社奥宮|日本三大金運神社【山梨・富士吉田】
山梨県富士吉田市の新屋(あらや)地区に鎮座する新屋山神社は、富士山二合目の「ヘダノツジ」に奥宮をもつ神社です。地元では「ヤマノカミサマ」と呼ばれ、山を守る神・産業の神として、林業や農業に携わる人々、大工などの職人に信仰されてきました。金運上昇・商売繁盛のご利益で知られ、「日本三大金運神社のひとつ」として紹介されることも多い場所です。標高およそ1,700メートル、森に囲まれた奥宮は、本宮とはまったく違う空気をまとっています。
木の根の上の赤い石から始まった奥宮
神社の説明によれば、奥宮のある富士山二合目のヘダノツジは、山仕事に行った人が休む場所であり、ハラ(草地)とヤマ(林地)の境目にあたりました。その奥のヤマから木を伐り出していく、いわば境界の地点です。
もとはヘダの木の根の上に赤い石があり、信心講の人々がそこに石祠を建てて祀ったのが奥宮の始まりでした。現在のお社は平成23年に新築され、同年8月7日に遷座しています。山で働く人が手を合わせた素朴な石祠が、いまの奥宮の原型なのです。
環状列石は「回らずに」お参りする
奥宮でとくに注意したいのが、環状列石(ストーンサークル)の参拝作法です。神社は「環状列石のお社は回らずに、正面で二礼二拍手一礼の作法でお参りください。回ると不敬にあたります」と明示しています。石を順にめぐる作法が紹介されることがありますが、神社が案内しているのは正面からの通常の参拝です。
本宮も見どころが多く、新屋から富士山に向かう雁ノ穴溶岩流台地の上に、富士山を背にして北向きに祀られています。参道には、願いがかなった人が礼として奉納した鳥居がずらりと並びます。拝殿には富士山の形をした「御神石(ゴジンセキ)」があり、三回持ち上げて重さの変化でお伺いを立てる作法が伝わりますが、感染症対策のため現在は体験できない旨が案内されています。
由緒と、知っておきたい注意喚起
新屋山神社の創建は室町時代後期、後奈良天皇の御代の天文3年(1534年)10月17日。1727年に修復され、1890年(明治23年)に幣殿・拝殿を造営、1934年(昭和9年)10月17日に本殿を再建して末社の浅間社・大神社を合祀、1973年(昭和48年)に幣殿・拝殿を改築して社務所を設置し、現在に至ります。境内地は2,000坪です。
なお神社は公式サイトで、神社名を出す一部のサイトとは無関係であること、神札や御守の郵送は行っていないこと、水晶などの開運アイテムを販売していないこと、インターネット販売は一切していないことを注意喚起しています。金運の名前を借りた勧誘には注意してください。
訪問の実用情報
- 本宮の所在地:〒403-0006 山梨県富士吉田市新屋4-2-2(電話 0555-24-0932/受付9:00〜16:00)
- 奥宮の場所:富士山二合目「ヘダノツジ」、標高約1,700メートル
- 参拝料:無料
- 奥宮への道:本宮から車で林道を上ります。神社は「林道の舗装路が大変狭く、両側通行で見通しも悪い。工事車両(大型)も出入りするため、速度を落としてなるべく左側を通行してほしい」と呼びかけています
- 冬季の閉鎖:奥宮へ通じる林道は降雪のある冬季は通行止めになり、参拝できません。参拝案内サイトでは例年11月下旬ごろ〜4月下旬ごろが閉鎖期間とされていますが、年により前後します。出発前に本宮へ電話で開通状況を確認してください
- 奥宮の授与所:参拝案内サイトでは10:00〜15:00と紹介されています。時間の余裕をもって
- 御朱印:本宮の社務所では本宮・奥宮の両方を直書きで受けられ、初穂料は500円(御朱印情報サイトの案内)。奥宮の社務所では奥宮のぶんの書き置きが中心です
- 駐車場:本宮に無料駐車場あり。公式サイトに駐車場案内図(PDF)が掲載されています。奥宮側は駐車スペースの台数が限られます
- 参拝作法の注意:環状列石のお社は回らず、正面で二礼二拍手一礼
- 所要時間:本宮の参拝で20〜30分、奥宮まで往復するなら半日を見ておくと安心
- 服装:標高約1,700メートルの森の中で、夏でもひんやりします。真夏でも羽織るものを。足もとは土や砂利のため歩きやすい靴で
- ベビーカー・車椅子:奥宮は林道の先の森の中にあり、山道の環境です。移動に不安がある場合は本宮の参拝を中心に計画するのが現実的です
- 雨天時:屋外の参拝です。雨の日は林道の路面状況が悪化するため、無理をしない判断を
- 年中行事:1月1日・歳旦祭/1月16日・正月祭宵祭り/1月17日・正月祭/10月16日・奥宮祭(午前)と宵宮祭(夕刻)/10月17日・例大祭(午前中から神楽、境内で相撲)。月次祭は毎月1日・17日
- 予算の目安:参拝無料。御朱印500円、お守りを加えても千円台
- 周辺:富士山吉田口の起点として名高い北口本宮冨士浅間神社、湧水池の忍野八海など、富士北麓の名所が点在します
📚 情報の参照元
創建年(天文3年10月17日)と修復・造営の沿革、境内地2,000坪、御祭神(大山祇命・天照皇大神・木花開耶姫命)と末社、本宮が雁ノ穴溶岩流台地の上に北向きで祀られていること、奥宮のヘダノツジという場所の由来と平成23年8月7日の遷座、環状列石を回らずに正面で参拝する作法、御神石の作法と現在の休止、奥宮へ向かう林道への注意喚起、郵送・ネット販売を行っていない旨の告知、年中行事の日程、所在地・電話番号(0555-24-0932/9:00〜16:00)は、新屋山神社の公式サイトで確認しました。奥宮が標高約1,700メートルにあること、冬季に林道が通行止めになることは新屋山神社に関する事典類の記述と公式サイトの案内によります。冬季閉鎖のおおよその期間、奥宮の授与所の時間、御朱印の初穂料500円と直書き・書き置きの扱いは、参拝案内・御朱印情報サイトの紹介であり、公式の確定情報ではありません。変更されることがあるため、おでかけ前に公式情報でご確認ください。
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