砥部焼|愛媛県の人気伝統陶芸・白地に藍絵の魅力と窯元
砥部焼:白地に藍が映える、丈夫で愛される愛媛の民陶
愛媛県伊予郡砥部町を中心に生産される砥部焼(とべやき)は、18世紀後半の安永年間から続く伝統陶芸です。白磁の素地に呉須(コバルト系の染料)で藍色の絵付けをした青白磁の焼き物で、ぽってりと厚手で割れにくいのが特徴。日常使いの器として全国的に親しまれ、1976年には国の伝統的工芸品に指定されました。素朴で温かみのある器に出会いに、器好きが全国から訪れます。
砥部焼の魅力
最大の魅力は、温かみのある乳白色の素地と、手描きならではの素朴で力強い藍色の絵付け。代表的な「唐草文」「太陽文」といった伝統文様から、現代作家による北欧風のモダンなデザインまで実に幅広く、毎日の食卓に自然と馴染む実用性で支持されています。使い込むほどに愛着がわく、まさに「育てる器」です。
窯元巡りと陶芸体験
「砥部焼伝統産業会館」では砥部焼の歴史と製作工程、名品を見学できます。町内には大小100軒以上の窯元が点在し、自分の足で巡りながらお気に入りの一点を探すのが醍醐味。ろくろや絵付けの陶芸体験ができる窯元も多く、自分だけの器づくりに挑戦できます。毎年春の「砥部焼まつり」は、掘り出し物を求める人で大いに賑わいます。
とべ動物園とセットで楽しむ
砥部町には西日本有数の規模を誇る「愛媛県立とべ動物園」があり、ホッキョクグマのピースで有名な家族向けスポット。動物園と砥部焼巡りを組み合わせた1日観光コースが定番です。
ベストシーズンとアクセス
窯元巡りは過ごしやすい春・秋が快適。砥部焼まつりは例年4月開催です。松山市内から車で約30分、伊予鉄バスで「砥部・大岩橋」方面へ約40分でアクセスできます。