アクアマリンふくしま・小名浜港|福島県の観光スポット
福島県いわき市の小名浜港に隣接する「アクアマリンふくしま」は、2000年7月15日にグランドオープンした東北最大級の水族館です。「環境水族館」を掲げ、生き物と環境のつながりを学べる体験型の展示が特徴。東日本大震災で壊滅的な被害を受けながら、わずか4か月で再開を果たした復興のシンボルとしても知られています。
見どころ
- 潮目の海:親潮と黒潮がぶつかる福島沖の「潮目」を、三角トンネルの大水槽で表現。マイワシの群泳やカツオなどが見られます
- わくわく里山・縄文の里:福島の里山や川の生態系を屋外に再現したゾーン。ユーラシアカワウソなども見られます
- 蛇の目ビーチ:裸足で入って生き物にふれられる体験ゾーンで、子どもに大人気
- 金魚館・北の海の海獣ゾーン:多彩な金魚の展示や、ゴマフアザラシ・トドなどの海獣も楽しめます
📖 あわせて読みたい(福島県)
世界で唯一「生きたサンマ」に会える水族館
数ある展示のなかでも、この館を象徴するのがサンマです。サンマはうろこがはがれやすく体が傷つきやすいため、生きたまま飼うこと自体がきわめて難しい魚。アクアマリンふくしまは開館の3年前にあたる1997年から飼育と研究に取り組み、世界で初めて水槽内での繁殖に成功しました。生きたサンマを常設展示している水族館は、現在も世界でここだけです。スーパーの魚売り場で見慣れた青魚が、泳ぐ姿になるとまったく別の生き物に見えてきます。
4か月で再び開けた扉
2011年3月11日、館は津波と停電に襲われ、飼育していた約750種・約20万匹の生き物のほとんどを失いました。それでも復旧作業を進め、同年7月15日に再開館します。7月15日はグランドオープンと同じ日付で、11年目の「開館記念日」に扉を開け直したことになります。
その後も館は歩みを止めていません。裸足で入れる蛇の目ビーチは2005年に4,600平方メートルの規模で造成され、子ども体験館「えっぐ」は2010年3月20日、クウェート・ふくしま友好記念日本庭園は2014年2月22日にオープン。屋外の「わくわく里山・縄文の里」は開館15周年を機に整備され、2015年7月15日に竣工しました。展示を見ながら、その裏にある再生の歩みも感じ取れる場所です。
小名浜港エリア
隣接する観光物産館「いわき・ら・ら・ミュウ」では、メヒカリやカツオ、サンマなど地元の新鮮な海産物の買い物や食事が楽しめます。土産選びにも便利で、水族館とあわせて訪れる人が多いスポットです。近くには太平洋を一望する「いわきマリンタワー」もあり、少し足をのばせば「塩屋埼灯台」や「いわき湯本温泉」も射程に入ります。
訪問の実用情報
- 入館料:大人1,850円、小〜高校生900円、未就学児無料。20名以上の団体は大人1,550円、小〜高校生750円。年間パスポートは大人4,250円、小〜高校生2,100円(高校生は学生証が必要)
- 開館時間:3月21日〜11月30日 9:00〜17:30(入館締切16:30)、12月1日〜3月20日 9:00〜17:00(入館締切16:00)
- 休館日:年中無休
- 所要時間の目安:館内の観覧で約1時間30分〜3時間。釣り体験などの体験コーナーに参加するなら2時間〜半日
- 駐車場:約1,600台(優先駐車場27台を含む)、無料
- アクセス(電車・バス):JR常磐線・泉駅(特急停車駅)からバス約15分、「イオンモールいわき小名浜」下車、徒歩約5分
- アクセス(車):常磐自動車道いわき湯本ICから約20分、いわき勿来ICから約30分
- 雨天時:展示の中心は屋内なので、雨や雪の日でもそのまま楽しめます。屋外の里山ゾーンだけは雨具が必要です
- 足もと・服装:蛇の目ビーチは裸足で水に入るため、タオルと替えの靴下があると安心。屋外ゾーンは起伏があるので歩きやすい靴で
- ベビーカー・車椅子:メインゲートの券売所でベビーカー・車椅子とも無料で貸し出しています。予約はできず数に限りがあるため先着順、混雑時は貸し出しを中止することがあります
- 授乳・おむつ替え:ベビーケアルームが館内3か所にあります
- コインロッカー:100円返金式(縦約39cm×横約38cm×奥行約40cm)。本館エントランスの入館口そばにあり、9:00〜17:30(冬季は17:00まで)利用できます
- 再入館:当日に限り可能。退館時に出口ゲート付近で左手とチケットに再入館スタンプを押してもらいます。ら・ら・ミュウでの食事と組み合わせるときに便利です
- 混雑を避けるには:夏休みは家族連れで大変にぎわいます。ゆっくり見たいなら平日か、開館直後の午前中が狙い目です
- 予算の目安:入館料に食事・土産を加えて、大人ひとり3,000〜5,000円ほど
- 所在地:福島県いわき市小名浜字辰巳町50
📚 情報の参照元
入館料・年間パスポート・開館時間・入館締切・休館日・観覧時間の目安はアクアマリンふくしま公式サイトの「入館料・開館案内」、アクセスと駐車場の台数はアクセス案内のページ、ベビーカーと車椅子の貸し出し・ベビーケアルーム・コインロッカー・再入館の扱いは同サイトのサービス案内で確認しました。開館日、震災の被害と再開の日付、蛇の目ビーチや子ども体験館などの整備年は同館の学芸員が公開している15年の歩みの記録によります。サンマの飼育研究と世界初の水槽内繁殖については同館の公表資料を参照しました。料金・時間・展示内容は変更されることがあるため、おでかけ前に公式情報でご確認ください。
🧭 この記事に関連する特集
✍️ この記事について
この記事は、施設・社寺の公式サイトや、市区町村・観光協会が公開する観光案内、 国や自治体が公表する文化財・名勝の資料など、公的・一次情報をもとにたびたびJAPAN編集部が調べ、旅の計画に役立つ形に整理して作成しています。 料金・営業時間・開催日程などは変更される場合がありますので、お出かけの際は各施設・自治体の公式情報も併せてご確認ください。 編集方針の詳細
