土湯温泉|日帰り入浴の料金・営業時間・駐車場【福島】
福島市の西、吾妻連峰のふもとを流れる荒川の谷あいに、土湯温泉の湯宿と商店が肩を寄せ合うように並んでいます。宮城の鳴子・遠刈田と並ぶ「こけし三大発祥地」のひとつで、頭のてっぺんに蛇の目模様を描く土湯系こけしのふるさとです。温泉街の中心に建つ公衆浴場「中之湯」では、性質の異なる2本の源泉を、いずれも源泉かけ流しで湯船に注いでいます。
ひとつの浴場で2種類の源泉に入る
中之湯のいちばんの特徴は、単純温泉と炭酸水素塩泉という2つの源泉を1か所で味わえることです。源泉温度は単純温泉が約65度、炭酸水素塩泉が約51度で、浴槽ではおおむね42〜45度に調整されています。炭酸水素塩泉はアルカリ性で角質をやわらげるはたらきがあり、地元では「美肌の湯」と呼ばれています。
浴室は露天風呂を備えた男女別の大浴場に加え、福寿の湯・楽寿の湯・翡翠の湯・琥珀の湯という4つの貸切風呂があります。シャンプーやボディソープの備え付けはないので、持参するか受付で求めてください。建物の外には無料の足湯「きぼっこの湯」があり、荒川のせせらぎを聞きながら足だけ浸かることもできます。
蛇の目模様のこけしが生まれた里
土湯温泉観光協会は、この地に木地挽きの技術が伝わった経緯として三つの説を伝えており、最も古いものは天正19年(1591年)の蒲生氏郷の会津転封にともない、近江から木地職人5人が入ったという説です。ろくろで木地を挽く職人の暮らしから、やがて湯治みやげのこけしが生まれました。土湯系こけしは頭頂部に蛇の目模様を描くのが約束事で、鳴子系や遠刈田系と見分ける手がかりになります。
絵付け体験は温泉街の2か所で受けられます。まつや物産店(福島市土湯温泉町字下ノ町25)が1,000円、土湯温泉観光交流センター「湯愛ゆめ舞台」(同町坂ノ上27-3)が1,100円です。
温泉の熱で発電し、その温水でエビを育てる
土湯温泉のもうひとつの顔が、温泉熱を利用したバイナリー発電所です。2015年に運転を始めた施設で、冷却には近くを流れる荒川の水を使っています。空冷式の地熱発電に比べて設備がコンパクトに収まるのが特徴です。
発電で生じた温水も無駄にせず、エビの養殖に活用しています。温泉街のカフェには大きな生けすがあり、この「つちゆ湯愛エビ」の釣り体験ができます。発電所そのものの見学も可能で、受付は9時から15時まで、12月から3月は休みです。個人の場合は4名以上・有料で、土湯温泉観光協会(024-595-2217)が窓口になっています。
訪問の実用情報
- 泉質:単純温泉と炭酸水素塩泉の2源泉(中之湯)。炭酸水素塩泉はアルカリ性で「美肌の湯」と呼ばれる
- 適応症:自律神経不安症、不眠症、うつ状態、冷え性、皮膚乾燥症など(福島市の案内による)
- 湯づかい:全浴槽が源泉かけ流し
- 源泉温度:単純温泉 約65度/炭酸水素塩泉 約51度。浴槽は42〜45度
- 日帰り入浴(中之湯):9:00〜21:00。受付終了は大浴場20:30、貸切風呂19:30
- 定休日:火曜(祝日の場合は翌日)
- 料金:大人(12歳以上)500円、子ども(1歳以上12歳未満)250円。12回つづりの回数券は大人5,000円・子ども2,500円
- 貸切風呂:4室。1団体50分1,500円(定員おおむね3名)で、入浴券に加算して利用する
- 露天風呂:大浴場に併設
- 備え付け:ドライヤー、湯桶、風呂イスあり。シャンプー・リンス・ボディソープの備え付けはなし
- その他の設備:無料のコインロッカー、休憩スペース、自動販売機
- 足湯:中之湯の隣に無料の足湯「きぼっこの湯」
- 駐車場:中之湯に20台(うち障がい者用3台)。福島市の案内では温泉街の駐車場と合わせて83台
- アクセス:福島駅東口から福島交通バス「土湯温泉」行きで約40分、終点下車徒歩2分。車は東北自動車道 福島西ICから約20分
- 所要時間の目安:入浴だけなら1時間ほど。こけしの絵付け体験や足湯めぐりを加えると半日
- 所在地:福島市土湯温泉町字下ノ町5(中之湯)
📚 情報の参照元
中之湯の営業時間・受付終了時刻・入浴料・回数券・貸切風呂・定休日・駐車場は福島市公式サイトの施設案内と土湯温泉観光協会の中之湯のページ、泉質・源泉温度・浴槽温度・備え付け備品・バスでのアクセスは福島市の観光サイト「福島市観光ノート」の施設情報で確認しました。こけしの由来と絵付け体験の場所・料金は土湯温泉観光協会「土湯こけしの魅力」、バイナリー発電所の見学受付と冷却水・エビ養殖については「福島市観光ノート」の見学案内によります。営業時間・料金・定休日は変更されることがあるため、おでかけ前に公式情報でご確認ください。
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