飯坂温泉|日帰り入浴の料金・営業時間・駐車場【福島】
福島市の北に位置する飯坂温泉は、摺上川の谷あいに旅館が軒を連ねる古い湯どころです。この温泉の主役は、街なかに点在する8つの共同浴場。どれも源泉かけ流しで、しかもかなり熱い湯が張られています。旅館に泊まらなくても、街を歩きながら湯をはしごできるのが飯坂の楽しみ方です。
8つの共同浴場をはしごする
飯坂温泉の共同浴場は、鯖湖湯・波来湯・導専の湯・仙気の湯・八幡の湯・大門の湯・十綱湯・天王寺穴原湯の8か所。入浴料は大人400円、小人200円が基本で、波来湯だけ大人500円・小人250円です。10枚つづりの回数券もあり、大人2,500円、小人1,200円と割安になります。
注意したいのは営業時間です。鯖湖湯・導専の湯・波来湯は6:00〜21:00の通し営業ですが、大門の湯・八幡の湯・仙気の湯・天王寺穴原湯は曜日によって「朝6:00〜13:00」と「昼13:00〜21:00」が入れ替わります。定休日も浴場ごとにばらばらで、鯖湖湯は月曜、波来湯と八幡の湯は火曜、天王寺穴原湯は水曜、仙気の湯と大門の湯は木曜、導専の湯と十綱湯は金曜。何軒か回るつもりなら、行く曜日と時間をあらかじめ組み立てておかないと空振りします。
いずれも源泉かけ流しのため湯は熱く、熱すぎるときは備え付けのホースから水を入れて温度を調整する決まりです。波来湯・導専の湯・仙気の湯の3か所には、熱い湯船とぬるめの湯船の両方があります。
鯖湖湯という建物
8つのなかで最も古いのが鯖湖湯です。「鯖湖」という名は西行法師の詩歌に由来すると伝えられ、飯坂温泉共同浴場のシンボルとされてきました。元禄2年(1689年)に飯坂を訪れた松尾芭蕉も、この湯に入ったといわれています。
長らく日本最古の木造建築の共同浴場として親しまれてきましたが、老朽化のため平成5年(1993年)に、かつての姿を再現するかたちで建て替えられました。いま見る唐破風の木造建築は、そのときのものです。
60年の歴史を閉じた「切湯」
かつて飯坂には9つの共同浴場がありましたが、湯野にあった市営の「切湯」が令和6年(2024年)11月14日をもって営業を終了しました。地下にある浴場で、53度という熱い湯とレトロな雰囲気で人気がありましたが、施設・設備の老朽化と、上部の旅館がすでに廃業していたことによる建物保全の課題から廃止が決まりました。切湯は1624年(寛永元年)に発見されたと伝えられ、閉じた建物は1965年に設置されたものでした。古い案内やガイドブックには切湯が載っていることがあるため、湯めぐりの計画を立てるときは注意してください。
訪問の実用情報
- 泉質:アルカリ性単純温泉
- 源泉温度:鯖湖湯の源泉は51.0℃
- 湯づかい:源泉かけ流し。そのため湯はかなり熱く、熱いときはホースから水を入れて調整します
- 共同浴場の入浴料:大人(満12歳以上)400円、小人(満12歳未満)200円。波来湯のみ大人500円・小人250円。回数券は10枚つづりで大人2,500円、小人1,200円。障がい者手帳の提示で割引があります
- 支払い:券売機で入浴券を買い、係員に渡す方式です
- 営業時間:鯖湖湯・導専の湯・波来湯は6:00〜21:00(最終入館20:40)。大門の湯・仙気の湯は月水金6:00〜13:00/火土日13:00〜21:00、八幡の湯は木土日6:00〜13:00/月水金13:00〜21:00、天王寺穴原湯は月金6:00〜13:00/火木土日13:00〜21:00
- 定休日:鯖湖湯=月曜、波来湯・八幡の湯=火曜、天王寺穴原湯=水曜、仙気の湯・大門の湯=木曜、導専の湯・十綱湯=金曜。定休日が祝日の場合は営業する浴場もあります
- 石けん・シャンプー:備え付けはありません。各浴場で販売しており、石けん70円(小)/110円(大)、シャンプー・リンス・ボディソープ110〜120円、カミソリ70円
- タオル:フルカラータオル500円、石けんなどが付いたタオルセット600円を販売
- ぬるめの湯:波来湯・導専の湯・仙気の湯には熱い湯船とぬるめの湯船の両方があります。熱い湯が苦手ならこの3か所から
- 禁止事項:館内での喫煙、髪染め、撮影は禁止されています
- 鯖湖湯の駐車場:施設前への駐車はできません。旧堀切邸の駐車場か、北側の有料駐車場を利用してください
- 所在地(鯖湖湯):福島市飯坂町字湯沢32-イ
- アクセス(電車):JR福島駅で福島交通飯坂線に乗り換え、終点の飯坂温泉駅まで約25分。駅を降りればすぐ温泉街で、共同浴場は徒歩でめぐれます
- アクセス(車):東北自動車道の福島飯坂インターチェンジから国道13号を米沢方面へ進み、踏切のある交差点を右折して県道3号を約2km進むと飯坂温泉駅前に着きます
- 所要時間の目安:共同浴場1軒あたり30分〜1時間。2〜3軒はしごして街歩きを加えるなら半日
- 混雑を避けるなら:朝6時から開く浴場があるため、朝湯は比較的すいています。夕方は地元の利用者が増えます
- 足もと:温泉街は坂と路地が入り組み、共同浴場の入口や脱衣所にも段差があります。歩きやすい靴で出かけてください
📚 情報の参照元
8つの共同浴場それぞれの営業時間・定休日・入浴料は、飯坂温泉オフィシャルサイトの共同浴場一覧で確認しました。入浴料と回数券の金額、石けん・シャンプー・タオル類の販売価格、券売機での支払い、源泉かけ流しゆえに湯が熱いこと、ホースでの温度調整、館内での禁止事項は、福島市観光開発株式会社が運営する飯坂温泉共同浴場の公式サイト「共同浴場の入り方」によります。鯖湖湯の営業時間・料金・定休日・泉質(アルカリ性単純温泉)・源泉温度51.0℃・所在地・駐車場・平成5年(1993年)の改築・名称が西行法師の詩歌に由来することは、同サイトの鯖湖湯のページで確認しました。元禄2年(1689年)に松尾芭蕉が入湯したという伝承も同サイトの記載によります。共同浴場「切湯」が令和6年(2024年)11月14日に営業を終了したことは飯坂温泉オフィシャルサイトのお知らせで、終了の理由と切湯の由来(1624年発見、現在の建物は1965年設置)は報道によります。福島駅からの所要時間と車でのアクセスは、飯坂温泉オフィシャルサイトのアクセス案内をもとにしています。料金や営業時間・定休日は変更されることがあるため、おでかけ前に公式情報でご確認ください。
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