ひろしまフラワーフェスティバル|日程と見どころ【広島】
広島県広島市中区の平和大通りと平和記念公園を主会場に、毎年5月3日から5日までの3日間ひらかれる花の祭典です。第1回は1977年に開かれ、「広島と世界を結ぶ平和の花の祭典」を掲げて半世紀近く回を重ねてきました。広島市は毎年100万人以上が参加すると紹介しており、ゴールデンウィークの都心は花と音楽と人の波で埋め尽くされます。初日のフラワーグランドパレード、3日間続くステージ、通り沿いにずらりと並ぶブース。戦後の復興とともに整えられた広い並木道が、1年でいちばん華やぐ3日間です。
平和大通りを進むフラワーグランドパレード
祭りは初日の5月3日、平和大通りを進むフラワーグランドパレードで幕を開けます。実行委員会によると90を超える団体、6,000人以上が参加し、およそ1.2kmの区間を隊列が進みます。マーチングバンドの金管が街路樹の緑に反響し、そろいの衣装をまとった市民グループ、花で飾られた隊列が途切れることなく続きます。沿道の歩道は人が幾重にも重なり、小さな子どもは大人の肩の上から手を振ります。音の塊が通りをゆっくり移動していくので、少し離れた場所にいても「いま、どのあたりを歩いているか」が耳でわかるのが面白いところです。花の色、吹奏楽の響き、屋台から漂う香ばしい匂いが同時に押し寄せ、片側4車線の大通りが一本の巨大な舞台に変わります。
250団体を超えるステージと通り沿いのブース
パレードだけの祭りではありません。公式の案内によれば、会期中には約30のステージが設けられ、3日間で250を超える団体が出演します。よさこいやダンス、和太鼓、神楽、吹奏楽、地元の学校の発表まで内容はさまざまで、通りを歩いているだけで数分おきに別の音楽が耳に飛び込んできます。平和大通りの脇道には約130の飲食ブースが並び、広場やブースは約80か所。お好み焼きや瀬戸内の海の幸をはじめとする広島の味が、屋外のテーブルで気軽に楽しめます。最終日の5月5日にはパフォーマンスパレードが行われ、よさこいやダンス、バトンのチームが再び通りを埋めます。
花を育てるところから始まる祭り
会場を彩る花は、当日運び込まれるだけのものではありません。「平和の花プロジェクト」として、約150の学校や施設が事前に花を育て、それが会場の飾りつけに使われます。祭りが近づくと、市内のあちこちで子どもたちが花の世話をしている光景が見られるわけです。焼け野原から復興した街の中心で、花を育てる手が毎年新しく生まれていく——この祭りが単なる大型イベントではなく「平和の祭典」と呼ばれてきた理由が、そのあたりにあります。会場のすぐ隣は平和記念公園と原爆ドームで、祭りの喧噪と祈りの場が地続きになっているのもこの祭り独特の風景です。
楽しみ方のコツ
3日間で最も混み合うのは、初日のグランドパレードの時間帯と、各日の夕方です。パレードを正面から見たいなら、開始のかなり前から沿道の位置取りをする必要があります。逆に、パレードは音で追いかけながらブースや平和記念公園側のステージを回る、という歩き方をすると人混みをうまく避けられます。5月の広島は日差しが強く、平和大通りは並木があるとはいえ日陰が限られます。帽子と飲み物は必須と考えてください。会場は端から端まで歩くと相当な距離になるので、歩きやすい靴で。ベビーカーは人が多い時間帯には動かしづらいため、時間帯をずらすか、抱っこひもと併用すると安心です。
アクセス
会場は広島市の中心部にあり、公共交通が便利です。広島電鉄の市内電車なら「中電前」「袋町」などの電停が近く、JR広島駅からは市内電車で15分ほど。広島バスセンターからも徒歩圏内です。開催期間中は平和大通り一帯で大規模な交通規制が行われ、平和大通りを通る路線バスは迂回運行になります。ふだんと停留所やルートが変わるので、バスを使う場合は事前に運行情報を確認してから出かけてください。
祭りの実用情報
- 開催時期:毎年5月3日・4日・5日の3日間
- 会場:平和大通り、平和記念公園ほか(広島県広島市中区)
- 主催・問い合わせ:ひろしまフラワーフェスティバル実行委員会(電話 082-294-4622/平日9:30〜17:30)
- アクセス:広島電鉄市内電車「中電前」「袋町」電停ほかから徒歩すぐ。JR広島駅から市内電車で約15分
- 駐車場:専用駐車場はありません。公共交通機関の利用が案内されています
- 雨天時:雨天決行。災害の恐れがあるなど実行委員会が開催不可能と判断した場合のみ中止となり、公式ホームページ等で告知されます
- 交通規制:期間中は平和大通り一帯で交通規制があり、路線バスは迂回運行
- 公式サイト:https://www.hiroshima-ff.com/
※日程・内容・料金は変更される場合があります。おでかけ前に公式サイトで最新情報をご確認ください。
(出典:ひろしまフラワーフェスティバル公式サイト、広島市公式ウェブサイト)
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