白骨温泉|日帰り入浴の料金・営業時間・駐車場【長野】
♨️ 温泉データ
- 🧪 泉質
- 含硫黄-カルシウム・マグネシウム-炭酸水素塩泉(硫化水素型/空気に触れて乳白色に変わる)
- 🌡 泉温
- 源泉37.3℃
- 💧 pH
- 6.3
- ⛲ 源泉・湧出量
- 標高約1400mの山あいに佇む秘湯。「三日入れば三年風邪をひかぬ」と伝わり、毎分約1730Lが湧く。湧出時は無色透明、空気に触れ乳白色になる
- 🩹 主な効能
- 慢性消化器病・慢性皮膚病・きりきず・やけど・神経痛・疲労回復 等
- 📜 開湯
- 鎌倉時代には湧出と伝わる(600年以上の歴史)/元禄期に温泉宿として本格開業
- ♨️ 日帰り入浴
- あり(公共野天風呂/冬季休業あり・要確認)
※泉質・泉温・効能は源泉や施設により異なります。最新情報は各施設・自治体の公式情報でご確認ください。
長野県松本市、乗鞍岳の懐に抱かれた標高約1,400メートルの渓谷に湧く温泉です。中部山岳国立公園の区域内にあり、梓川の支流・湯川に沿って十数軒の宿が身を寄せ合うように建ちます。昭和49年(1974年)には国民保養温泉地に指定されました。湧き出た瞬間は無色透明で、空気に触れるうちに乳白色へ変わっていく湯が、この土地の名を全国に知らしめてきました。
見どころ
現在使われている源泉は14本。そのほとんどが自噴で、総湧出量は毎分2,500〜2,600リットルにのぼり、11軒の旅館と2か所の日帰り入浴施設に配られています。泉質は含硫黄-カルシウム・マグネシウム(・ナトリウム)-炭酸水素塩温泉が中心で、源泉温度は31.0〜49.7℃と幅があります。「三日入れば三年風邪をひかない」という言い伝えが残るのも、この濃い湯あってのことです。
炭酸カルシウムを多く含むため、湯の通り道には石灰華が積もり、独特の紋様をつくります。その極まった姿が「噴湯丘と球状石灰石」で、1922年(大正11年)に国の天然記念物、1952年(昭和27年)には特別天然記念物に指定されています。温泉が地形そのものをつくり変えた証拠が、集落のすぐそばで見られます。
湯号を持つ宿と、文人たちの白骨
宿の始まりは元禄年間(1688〜1704年)、齋藤孫左衛門が湯宿を開いたと伝わります。以来この地の宿は屋号ではなく「湯号」を名乗る習わしがあり、泡の湯もそのひとつです。江戸期には近くの大桶銀山で働く鉱夫が体を癒やし、18世紀半ばには藩士も湯治に訪れる、胃腸病の湯治場として知られていました。
「白骨」の名の由来には、白い舟形の湯船に見立てた「白船」がなまったとする説と、石灰分をまとって白くなった木の枝が骨のように見えたからとする説が伝わります。大正時代、中里介山の長編『大菩薩峠』に「白骨の巻」が置かれたことで名は一気に全国へ広まり、与謝野晶子、齋藤茂吉、窪田空穂、若山牧水らがこの谷を訪れました。集落には隧通し(ついとおし)や冠水渓、竜神の滝、薬師堂の医王殿といった散策地が点在し、毎年8月8日には白骨温泉花火大会が開かれます。
訪問の実用情報
- 泉質・効能:含硫黄-カルシウム・マグネシウム-炭酸水素塩温泉(硫化水素型)。泡の湯の掲示では、きりきず、やけど、慢性皮膚病、慢性婦人病、糖尿病、高血圧症、動脈硬化症、神経痛、筋肉痛、関節痛、冷え症、疲労回復などが効能として挙げられています
- 湯づかい・源泉温度:白骨の源泉はほとんどが自噴で、源泉かけ流しの湯が使われています。泡の湯は毎分1,730リットル、pH6.3、湧出時37.3℃の「新泡の湯源泉」を用い、ぬるいため一部を加温。38℃前後で炭酸ガスを含む硫黄泉は珍しく、40℃以上に上げるとガスが分離してしまうため、あえて温度を上げない方針です
- 公共野天風呂の営業:源泉かけ流しの男女別露天風呂です。平日10:00〜16:00、土日祝9:00〜17:00、木曜定休(2023年11月に火曜から変更)。大人700円・小学生以下400円で、2025年4月に改定されました。11月下旬から4月下旬までは冬季閉鎖となり、2026年度は4月25日にオープンしています
- 泡の湯の日帰り入浴:本館の大浴場と男女共用の大野天風呂を利用でき、営業は10:30〜13:30(14:00退館)、大人(中学生以上)1,000円、3歳〜小学生600円。定休日は公式サイトの営業カレンダーで公開されます。ボイラーの燃料事情により急遽休業することがあるため、当日の電話確認が必須です
- 露天風呂:泡の湯の大野天風呂は男女共用ですが、入口は男女別で、湯が濁って透けないため女性も入りやすい造りです。ほかに男女別の内湯と露天風呂があります。日帰り利用では湯あみ着の無料貸し出しはなく、有料のバスタオルか持参のバスタオルを使います
- タオル・備品:泡の湯ではタオル200円、バスタオル800円、シャワーキャップ100円、カミソリ200円(いずれも税込)を販売。金・銀・プラチナ製のアクセサリーは温泉成分で変色することがあるため、入浴前に外しておきましょう
- 飲泉:泡の湯源泉は飲むことができ、やや酸味のある味わいです。朝食に出る名物「温泉粥」でも源泉の風味が楽しめます。集落には飲泉所が2か所あります
- 所要時間・混雑対策:入浴だけなら1〜2時間。泡の湯の日帰りは受付が3時間と短く、混雑時は入場制限や受付の早期終了があるため、開始直後の来訪が安心です
- 駐車場・アクセス:公共野天風呂は無料の公共駐車場を利用します。車は長野自動車道松本ICから約50分。公共交通は松本電鉄上高地線の新島々駅からバス約60分、「白骨温泉」バス停下車すぐです
- 冬季の道路事情:県道300号白骨温泉線が2012年12月1日に開通し、通年のマイカー利用が可能になりました。ただし泡の湯は、二輪駆動車はスタッドレスタイヤだけでは危険でチェーンが必要、四輪駆動でも滑ることがあると注意を促しています
- 持ち物・支払い:山あいで店が少ないため、現金とタオル、着替えを用意しておくと安心です。入れ墨・タトゥーの扱いは施設ごとに異なるので、利用前に各施設へ確認を
- 所在地:公共野天風呂は長野県松本市安曇4197-4(電話0263-93-3121)、泡の湯は松本市安曇4181(電話0263-93-2101)。乗鞍高原や上高地とあわせて巡れます
📚 情報の参照元
白骨温泉公共野天風呂の公式サイトで営業時間・定休日・入浴料・2026年度のオープン日を、泡の湯旅館の公式サイトで日帰り入浴の時間と料金、源泉データ、冬季の道路に関する注意を確認しました。源泉数や泉質、噴湯丘と球状石灰石の指定年、温泉地の沿革は環境省の「白骨温泉 国民保養温泉地計画書」によります。営業時間・料金・冬季の営業状況は変更されることがあるため、おでかけ前に公式情報でご確認ください。
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✍️ この記事について
この記事は、施設・社寺の公式サイトや、市区町村・観光協会が公開する観光案内、 国や自治体が公表する文化財・名勝の資料など、公的・一次情報をもとにたびたびJAPAN編集部が調べ、旅の計画に役立つ形に整理して作成しています。 料金・営業時間・開催日程などは変更される場合がありますので、お出かけの際は各施設・自治体の公式情報も併せてご確認ください。 編集方針の詳細