月岡温泉|日帰り入浴の料金・営業時間・駐車場【新潟】
新発田市の田園のなかに湯けむりを上げる月岡温泉は、硫黄を含んだエメラルドグリーンの湯で知られる新潟を代表する温泉地です。とろみのある湯ざわりから「美人の湯」と呼ばれ、旅館に泊まらなくても共同浴場や無料の足湯で名湯を味わえるのが、この温泉街の使いやすいところです。
石油を掘るはずが、湯が湧いた
月岡温泉の開湯は大正4年(1915年)。全国の名湯のなかでは新しい部類に入りますが、その始まりは温泉の開発ではなく石油の採掘でした。明治から大正にかけて、新潟は日本有数の産油地として知られ、月岡の一帯でも石油を求めて井戸が深く掘り下げられていました。ところが掘り当てたのは石油ではなく高温の湯。月岡温泉旅館組合も「石油を採掘している時に偶然温泉が出てきたことから湯治場として始まった」と、この経緯を温泉地の出発点として紹介しています。地下深くの油田地帯から湧いた湯であることが、硫黄をたっぷり含んだ独特の泉質につながっています。
硫黄泉とのつきあい方
泉質は含硫黄-ナトリウム-塩化物泉(弱アルカリ性低張性高温泉)で、源泉の温度は51度。月岡温泉旅館組合は「国内随一の成分含有量を誇る硫黄泉」と紹介しており、湯が緑がかって見えるのも硫黄成分によるものです。光の当たり方や天候によって湯の色の見え方が変わるため、日中と夜とで印象が違って感じられます。
硫黄泉は金属を変色させる性質があるので、指輪やネックレスなどの貴金属は脱衣所で外してから湯に入るのが無難です。白いタオルにも色が移ることがあるので、汚れても構わないものを持参するか、現地で購入・レンタルできるタオルを使うと気兼ねがありません。
「自称日本一まずい温泉」を飲む
温泉街には、湯に触れられる無料スポットが3つあります。まず開湯の地に整備された「源泉の杜」。手湯と湯掛け像があり、全国的にも珍しい硫黄泉の飲泉ができるのがここの見どころです。旅館組合はこれを「自称日本一まずい温泉」と紹介しており、硫黄の香りと味をそのまま体験できます。8:00〜22:00、定休日なし、無料。
次に足湯「あしゆ 湯足美(ゆたび)」。芸能や展示を見られる演舞場「月見台」と情報館「ふらっと」が併設され、夜は和傘の照明が灯ります。3つ目が観光庭園「月あかりの庭」で、日本庭園の回廊に和柄の行灯が連なり、夕刻から幻想的な景色になります。
夜の月岡を語るうえで欠かせないのが芸妓の存在です。芸妓文化が各地で細っていくなかで、月岡温泉には今も30名近い芸妓が所属しています。宴席に呼ぶ場合の料金体系は各旅館共通で、手配は宿を通して行います。
訪問の実用情報
- 泉質:含硫黄-ナトリウム-塩化物泉(弱アルカリ性低張性高温泉)
- 源泉温度:51度
- 適応症:一般的適応症として神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え性。泉質別適応症としてきりきず、やけど、慢性皮膚病、虚弱児童、慢性婦人病、糖尿病、美肌
- 日帰り入浴(共同浴場 美人の泉):10:00〜21:30(受付終了20:30)/大人550円・小人330円
- 定休日:美人の泉は火曜、第3水曜
- 駐車場:美人の泉に普通車40台。「月あかりの庭」にも無料駐車場10台
- 飲泉:「源泉の杜」で硫黄泉の飲泉ができます。8:00〜22:00、定休日なし、無料
- 無料の足湯:「あしゆ 湯足美(ゆたび)」は8:00〜21:00、年中無休、料金無料。トイレ、女性用更衣室、自動販売機、観光情報案内を備え、タオルは隣接する「ひさご荘」「湯あそび宿 曙」などで1枚100円で販売されているため手ぶらでも立ち寄れます
- 無料の庭園:「月あかりの庭」は8:00〜22:00(行灯の点灯は17:00〜22:00)、定休日なし、料金無料
- 持ち物:貴金属は外しておく。色移りが気になるタオルは避ける
- アクセス(直通バス):新潟交通が運行するJR新潟駅⇔月岡温泉の直通バスは所要約60分、大人・小人とも1,500円。新潟駅発は13:00と15:30(新潟駅南口の貸切バスのりば)、月岡温泉発は10:15と14:10(いま井入口脇)。JR新発田駅⇔月岡温泉は所要約25分で大人500円・小人300円、新発田駅発10:50・15:30、月岡温泉発10:20・11:15。いずれも予約不要の先着順(最大50名)で、支払いは現金が確実です(便によりPayPayも利用可)
- バス路線の変更:JR豊栄駅と月岡温泉を結んでいたシャトルバスは2025年7月24日で休止となり、翌25日から上記の新潟駅・新発田駅の直通バスが運行を始めました
- アクセス(車):日本海東北自動車道・豊栄新潟東港ICから約15分
- 所在地:共同浴場 美人の泉/新潟県新発田市月岡403-8(電話 0254-32-1365)
- 所要時間の目安:入浴だけなら1時間ほど。足湯や温泉街の食べ歩きを合わせるなら半日
- 混雑を避けるなら:共同浴場は夕方から夜にかけて宿泊客と地元利用が重なりやすく、平日の午前から昼過ぎが比較的落ち着いています
📚 情報の参照元
泉質・源泉温度・適応症、および開湯の経緯は月岡温泉旅館組合の公式サイト(温泉紹介ページおよびトップページ)、共同浴場「美人の泉」の営業時間・入浴料・定休日・駐車場台数は新潟県観光協会の公式観光サイト「にいがた観光ナビ」の施設情報、所在地・電話番号・車でのアクセスは新発田市の観光サイト「しばた観光ガイド」の施設案内、足湯「湯足美」「源泉の杜」「月あかりの庭」の営業時間・料金・設備・飲泉、直通バスの時刻と運賃・乗り場・シャトルバスの休止、月岡芸妓の在籍状況は月岡温泉旅館組合の公式サイト(歩きたくなる温泉街、アクセス、月岡芸妓、ちかたびの各ページ)をもとにまとめました。変更されることがあるため、おでかけ前に公式情報でご確認ください。
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