うらじゃ|温羅化粧の踊りと日程・アクセス【岡山】
岡山県岡山市の中心部で毎年8月に開かれる「おかやま桃太郎まつり」。その中心をなすのが、温羅伝説をモチーフにした踊りの祭典「うらじゃ」です。顔に独特の化粧を施した踊り子たちが、下石井公園や表町商店街、市役所筋などに設けられた演舞場やパレード会場で舞い、最終日の夜には観客も裏方も加わった総おどりで幕を閉じます。1994年に始まった比較的新しい祭りながら、岡山県下最大級の夏まつりへと育ちました。
温羅化粧の踊り子が街を埋める
うらじゃを一目でそれと分からせるのが、踊り子の顔に描かれた「温羅化粧」です。赤や青、金の線が目のまわりから頬へ流れ、鬼の面のようでいて、どこか神々しい。これは古代吉備の民が五穀豊穣に感謝して顔に色を塗ったという言い伝えに由来するもので、踊り連ごとに毎年趣向を凝らしたデザインが作られます。市役所筋や表町商店街のパレードでは、揃いの衣装をまとった連が隊列を組んで群舞し、太鼓の低音とかけ声がビルの壁に反響します。踊り連の規模はさまざまで、10人ほどの連から100人を超える連まであり、市役所筋や表町のパレードに出るには15人以上が必要とされています。演舞場ごとに雰囲気が違うのも特徴で、公園の芝生の上、商店街のアーケードの下、屋内の広場と、同じ踊りが場所を変えるだけで表情を変えていきます。
約1万人が一斉に踊る総おどり
祭りのクライマックスは2日目の夜、市役所筋のパレード会場で行われる総おどりです。温羅の魂を天上に還すという意味を持つこの踊りには、すべての踊り連に加えて観客も裏方スタッフも参加し、総勢約1万人が一斉に「温羅」となって約1時間踊り続けます。使われるのは「うらじゃ原曲」「うらじゃ音頭」「結〜YUI〜」の3曲。振り付けは公式サイトの動画で事前に予習でき、当日その場で加わることもできます。会場は赤・黄・青のゾーンと、ゆっくり踊りたい人のための「おもいやりゾーン」に分かれているので、初めてでも自分に合う場所を選べます。
温羅伝説とテーマ「共生と融和」
祭りの名の由来である温羅は、吉備の地に製鉄や造船、製塩の技術をもたらしたとされる渡来人の長。ヤマト王権との争いに敗れたことで「鬼」の姿を与えられ、桃太郎伝説の鬼のもとになったと伝えられます。しかし温羅は今も吉備津彦命とともに岡山で祀られており、うらじゃはこの物語を踏まえて「共生と融和」をテーマに掲げています。桃太郎伝説の舞台をたどるなら吉備路の歴史散策もあわせて楽しめます。祭り自体は1994年に「まちづくり、ひとづくり、幸せづくり」のきっかけをつくろうと始まったもので、運営の大半をボランティアが担う市民参加型の祭りです。最後に踊り子が自主的にごみ拾いをして街を元に戻していくのも恒例になっています。
楽しみ方のコツ
会場は市内各所に分散しているため、まずは公式サイトで会場一覧とタイムテーブルを確認し、見たい連や演舞場に的を絞るのが効率的です。真夏の屋外なので、日中の演舞を見るなら日傘や帽子、こまめな水分補給が欠かせません。総おどりに飛び入り参加する場合は、手に何も持たずに踊るのがルールで、荷物を預ける場所はないため身軽な服装で臨むのが前提になります。指定ゾーン内でのカメラ使用にも制限があります。岡山駅から会場までは徒歩圏なので、荷物はコインロッカーなどに預けて身軽に動くと快適です。専用駐車場はなく、当日は市役所筋やハレまち通りで長時間の交通規制が敷かれるので、公共交通機関でのアクセスが確実です。
アクセス
主要な会場はJR岡山駅から徒歩圏に集中しています。下石井公園や市役所筋は岡山駅東口から南東へ歩いて10〜15分ほど、表町商店街は路面電車の「県庁通」や「城下」電停が近く便利です。開催中は市役所筋やハレまち通りで交通規制が行われるため、車での来場は避けたほうが無難。新幹線で日帰りしやすい立地なので、夕方の演舞から総おどりまでを見て帰る組み立ても可能です。
祭りの実用情報
- 開催時期:毎年8月に土曜・日曜の2日間(公式サイトでは「8月の第3土曜と日曜」と案内。年により日程が動くため公式発表を要確認。2026年は8月22日・23日)
- 会場:下石井公園、市役所筋、表町商店街、ハレまち通り、さん太広場、岡山芸術創造劇場ハレノワ ほか岡山市北区の各所
- 主催・問い合わせ:おかやま桃太郎まつり運営委員会事務局 086-803-1332
- 料金:観覧無料
- アクセス:JR岡山駅から徒歩10〜15分、路面電車の各電停から徒歩すぐ
- 駐車場:専用駐車場はありません
- 交通規制:市役所筋、ハレまち通りなどで実施されます
- 公式サイト:https://uraja.jp/
※日程・内容・料金は変更される場合があります。おでかけ前に公式サイトで最新情報をご確認ください。
(出典:うらじゃ公式サイト、岡山観光WEB(岡山県観光連盟)、岡山市の観光情報サイト OKAYAMA KANKO.net)
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