川棚温泉|日帰り入浴の料金・営業時間・駐車場【山口】
下関市豊浦町、響灘にほど近い里に湧く川棚温泉は、800年以上の歴史をもつと伝えられる山口県屈指の古湯です。江戸期には長府藩主の「御殿湯」が置かれ、種田山頭火やフランスのピアニスト、アルフレッド・コルトーが逗留したことでも知られます。名物瓦そばの里でもあり、湯と食を一日で味わえるのがこの温泉地の強みです。
青龍伝説と、掘り当てた和尚
川棚温泉の成り立ちには二つの伝説が重なっています。ひとつは、かつて大きな沼地だった川棚に青い龍が棲んでいたという話。地震で沼の水が熱湯に変わり龍は死んでしまい、村人が青龍権現として手厚く祀ると湯が湧き出したと伝えられます。日帰り温泉施設の名「ぴーすふる青竜泉」も、温泉街に残る青龍の名残です。
もうひとつは、近隣山中の古刹・三恵寺の怡雲和尚が、薬師如来の導きによって室町時代初期に湯を「再び」掘り当てたという伝承です。その後、江戸時代に長府藩主の御殿湯が設けられたことで、川棚は湯治場として名を広めていきました。
「クスの森」を訪ねるなら知っておきたいこと
温泉街の近くにある国指定天然記念物「川棚のクスの森」は、県内最大のクスノキです。1922年(大正11年)10月12日に国の天然記念物に指定され、幹周り11.2メートル、樹高27メートル、枝張りは東西58メートル・南北53メートルにおよびます。一本の木が森のように見えることからこの名が付きました。
ただし2017年の夏に突然葉を落として枯死の危機に陥り、樹勢回復の作業が続けられてきた木でもあります。かつての「枝葉が茂る森」の姿を期待して行くと印象が違うかもしれません。それでも幹から青葉が伸びる様子には、樹齢1000年といわれる巨樹の生命力がにじみます。
訪問の実用情報
- 泉質:ナトリウム・カルシウム-塩化物温泉(低張性弱アルカリ性温泉)。無色透明でわずかに塩味があり、ごく微かな硫化水素臭を帯びます。施設によっては「含弱放射能」を含む泉質のところもあります
- pH:8.2
- 源泉温度:約41度
- 適応症:きりきず、末梢循環障害、冷え性、うつ状態、皮膚乾燥症など
- 日帰り温泉施設:温泉街唯一の日帰り専用施設「ぴーすふる青竜泉」。入浴料は大人480円、小学生170円、幼児90円
- 青竜泉の営業時間:10:00〜21:00(入場は20:30まで。家族風呂と休憩室の利用は20:00まで)
- 青竜泉の休館日:2月・4月・6月・8月・10月・12月の第1木曜日。ほかにメンテナンスによる臨時休館あり
- 青竜泉の浴室:露天風呂、電気風呂、湿式サウナ、水風呂、ミストサウナ
- 青竜泉の家族風呂:4室。大人1,100円、小学生500円、幼児300円(平日80分、土日祝60分)
- 青竜泉のアメニティ:大浴場は石けん・シャンプー・タオルの備え付けなし。手ぶら入浴セット380円などの販売あり。家族風呂には石けん・シャンプー・リンスが常備(タオルは別)
- 青竜泉の駐車場:無料30台
- 宿の立ち寄り湯:川棚グランドホテルお多福の大浴場「山頭火」は8:00〜23:00(最終受付22:00)。入浴料は1時間で大人が平日950円・土日祝1,150円・特別日1,450円、小人(3才〜小学生)が平日450円・土日祝550円・特別日700円。露天風呂・内湯・サウナ・水風呂を備え、シャンプー・リンス・ボディソープ・ドライヤーは完備、バスタオルは有料貸出
- 貸切風呂:お多福の「御殿湯」は50分制。2名で平日3,950〜4,500円、土日祝4,500〜5,050円。利用時間は平日13:00〜23:00、土日祝8:00〜23:00
- 入浴と食事のセット:お多福には館内利用券1,320円分が付く入浴お食事セット券があり、平日1,800円・土日祝2,000円・特別日2,200円。予約不要で当日申し込み
- ほかの立ち寄り湯:玉椿旅館、藤屋、小天狗旅館、竹園旅館でも日帰り入浴を受け付けています
- アクセス(鉄道):JR山陰本線 川棚温泉駅から徒歩約20分、タクシーで約5分
- アクセス(車):中国自動車道 小月ICから約20分。西長門ブルーライン沿い
- 所要時間の目安:入浴だけなら1時間。瓦そばの食事とクスの森を加えて半日
- 所在地:ぴーすふる青竜泉は山口県下関市豊浦町川棚湯町5159-2
📚 情報の参照元
泉質(ナトリウム・カルシウム-塩化物温泉)、pH8.2、源泉温度約41度、適応症、日帰り入浴施設の料金と時間は川棚温泉公式サイトの温泉ページで確認しました。温泉地の成り立ち(青龍伝説、三恵寺の怡雲和尚、江戸時代の長府藩主の御殿湯、種田山頭火とアルフレッド・コルトー)は同公式サイトの紹介ページによります。日帰り入浴施設の一覧は山口県の温泉紹介サイト「温泉やまぐち」の川棚温泉のページによります。ぴーすふる青竜泉の営業時間・休館日(偶数月の第1木曜)・浴室の構成・アメニティ・所在地は同施設の公式サイト、入浴料と家族風呂の料金・駐車場30台は豊浦町観光協会の施設案内によります。川棚グランドホテルお多福の入浴時間・料金・貸切風呂「御殿湯」・セット券の内容は同ホテル公式サイトの日帰り案内によります。川棚のクスの森の国指定年月日(1922年10月12日)と大きさ、2017年夏からの樹勢の衰えは下関市の観光ガイドおよび豊浦町観光協会の紹介によります。変更されることがあるため、おでかけ前に公式情報でご確認ください。
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