長井あやめまつり|山形県長井市の熱気球フライト体験とあやめ公園
山形県長井(ながい)市は、最上川と置賜野川(おきたまのがわ)が流れる農業のさかんな「水のまち」です。長井を代表する花のイベントが、長井あやめ公園で開かれる「長井あやめまつり」。2026年は6月10日(水)〜7月5日(日)に開催され、期間中には熱気球のフライト体験も実施されました。次回の日程は長井市の公式サイトでご確認ください。
長井市と水のまち
長井市は、最上川の舟運で栄えた歴史を持つ「水のまち」です。市内には今も水路が巡り、古い商家の町並みが残るなど、往時の面影を感じられます。豊かな水と肥沃な土地に恵まれた農業都市で、米やそば、花卉(かき)栽培がさかん。なかでも市内に咲き誇る「あやめ」や「つつじ」は名高く、四季折々に花々が彩る、自然豊かな環境が魅力です。
熱気球フライト体験と長井あやめ公園
長井あやめまつりの期間中には、早朝の澄んだ空に熱気球が浮かぶ「気球フライト体験」が行われます。2026年は長井TBC球場を会場に7:00〜9:00の実施が案内され、6月20日(土)・27日(土)には18:00〜20:00の夜間実施も予定されています(いずれも予約優先)。熱気球は気象条件に大きく左右され、雨天や強風の際は中止・変更になります。実施日時と開催の可否は、長井市観光協会(0238-88-5279)で必ず事前に確認してください。
まつりの舞台となる長井あやめ公園は約3.3haの広さがあり、数百種以上の花々が咲き誇ります。なかでも、この公園でしか見られない「長井古種」と呼ばれる品種は必見です。
「長井古種」という宝
長井市観光協会の解説によれば、「長井古種」はもともと長井あやめ公園に植えられていたもので、昭和37年に日本花菖蒲協会の平尾元会長自らの手によって珍種として発見・認定された、長井独自の品種です。江戸系の古花よりも原種に近いといわれ、花弁は小ぶりながら草丈が長く、大輪にはない野の姿をとどめた清楚で端正な姿が人々を魅了してきました。長井古種は現在34種あり、そのうち13種が長井市の指定天然記念物に指定されています。
園内を歩くと、豪華な大輪の園芸品種のとなりに、すっと背が高く、花は小ぶりで凛としたひと群れが現れます。それが長井古種。華やかさで競うのではなく、野に咲いていたころの姿をそのまま残しているところに価値があります。時間に余裕があれば、まず大輪の品種を見てから古種の区画へ回ると、その違いがはっきり分かって面白いはずです。
撮影のコツ
あやめ・花菖蒲は花びらが薄く、光の当たり方で表情が大きく変わります。
- 🕐 時間帯:早朝と夕方の斜光がおすすめ。花びらが透けて、紫や白の階調がきれいに出ます。真昼の直射光は白飛びしやすく、花の陰影もつぶれがち
- 💧 雨上がり:花菖蒲は雨がよく似合う花。水滴がのった直後は色が濃く出て、しっとりした一枚になります
- 📸 構図:群落を漫然と撮るより、主役の一株を決めて背景を整理するのがコツ。絞りを開いて後方の花をぼかすと、主役が浮き立ちます。木道や園路の曲線を斜めに入れると奥行きが生まれます
- 🎈 熱気球と組み合わせるなら:気球フライト体験は早朝の実施が中心です。手前に花、奥に浮かぶ気球という構図は魅力的ですが、気球は会場(長井TBC球場)が別のため、同じ画角に収まるとは限りません。まず気球、次にあやめ公園、と時間を分けて回るのが確実です
四季の花めぐり——「水と緑と花のまち」
長井市は市を挙げて花の名所を守っており、あやめ以外の季節にも見どころがあります。
- 桜(4月中旬〜下旬):国指定天然記念物の「伊佐沢の久保ザクラ」や「草岡の明神ザクラ」など名木が多く、毎年春には『置賜さくら回廊』が開催されて桜巡りが楽しめます
- 白つつじ(5月中旬〜下旬):6.3haの園内に約3,000株が咲く白つつじ公園。白一色の琉球種のツツジだけが植栽されており、中には「七兵衛つつじ」と呼ばれる樹齢約750年の古木群も。大噴水、滝、松ヶ池とひょうたん池を結ぶせせらぎがあり、市民と観光客の憩いの場になっています
- あやめ(6月中旬〜7月上旬):長井あやめまつりの季節
- もみじ(9月下旬〜11月上旬):情緒ある建物ともみじの赤や黄のコントラストが楽しめる「もみじ回廊」
このほか、長井橋付近の最上川フットパス沿いには約60種500本の個人所有の梅林があり、休憩スペースに座ってゆっくり鑑賞できます。昭和4年に安部林蔵氏が埼玉から苗を求めて造園を始めたことに由来する「はぎ公園」は、卯の花温泉 はぎ乃湯のとなり。見学の際は公園を管理する「はぎ苑」のフロントに声をかけてください。
ベストシーズンとアクセス
あやめの見頃とまつり期間が重なる6月中旬〜7月上旬がベストシーズンです。初夏には市内の白つつじ公園(松ヶ池公園)で「白つつじまつり」も開かれ、花の名所めぐりが楽しめます。
アクセスは山形鉄道フラワー長井線の「あやめ公園駅」下車、徒歩約2分。車の場合は山形蔵王ICから約60分で、無料駐車場が約500台分あります。その名のとおり沿線に花の名所が点在するフラワー長井線は、のどかな田園風景の中を走るローカル線として、鉄道旅そのものも楽しめます。
訪問の実用情報
- 見頃・ベストシーズン:長井あやめ公園のあやめは6月中旬〜7月上旬が見頃で、まつり期間と重なります。
- 開催期間:「長井あやめまつり」は2026年は6月10日(水)〜7月5日(日)に開催されました(開園時間は9:00〜18:00、6月20日・27日は20:30まで)。次回の会期は長井市の公式サイトでご確認ください。
- 料金:大人500円(20名以上の団体400円)、小人(小・中学生)200円(同100円)。
- アクセス:山形鉄道フラワー長井線「あやめ公園駅」下車、徒歩約2分。車は山形蔵王ICから約60分。
- 駐車場:無料・約500台。
- 服装・装備:早朝の気球フライト体験に参加する場合、6月でも朝は冷え込むため上着を。園内は屋外のため日差し・雨対策も忘れずに。
※【熱気球について/必読】熱気球のフライト体験は「長井あやめまつり」期間中の限られた日時のみ実施されます。2026年は長井TBC球場を会場に7:00〜9:00、6月20日(土)・6月27日(土)は18:00〜20:00の夜間実施が案内されており、いずれも予約優先です。熱気球は風雨・強風など気象条件の影響を強く受け、当日でも中止・変更になることがあります。実施日時・開催可否は長井市観光協会(0238-88-5279)に必ず事前確認してください。気球目当てで遠方から出かける場合は、中止でも旅程が成立するよう予定を組むことをおすすめします。
(出典:長井市観光ポータルサイト(長井市観光協会)「イベント」、山形県公式観光サイト「やまがたへの旅」長井あやめまつり、長井市ホームページ)
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