愛媛県・今治城観光ガイド|瀬戸内の水城と今治タオルおすすめ旅
今治城——海水を堀に引き込んだ瀬戸内の水城
今治城(いまばりじょう)は、愛媛県今治市にある、築城の名手・藤堂高虎(とうどうたかとら)によって築かれた平城です。瀬戸内海の海水を堀に引き込んだ「海城(うみじろ)」として知られ、日本三大水城のひとつにも数えられます。堀には海水が満ち、海の魚が泳ぐという珍しい城で、堀越しに望む白亜の天守と石垣の姿は美しく、瀬戸内ならではの城の風景を見せてくれます。タオルの一大産地・今治のシンボルとして、多くの観光客が訪れます。
見どころ・築城の名手 藤堂高虎の傑作
今治城を築いた藤堂高虎は、数々の名城を手がけた築城の名手として知られています。高虎は瀬戸内海に面したこの地に、海の利を最大限に生かした革新的な城を築きました。海水を引き込んだ堀は防御に優れ、また港の機能も兼ね備えていたといわれます。高い石垣と広い堀を巧みに配した縄張り(設計)は、高虎の築城術の粋を集めたもので、その後の日本の城づくりにも大きな影響を与えました。海と一体となった今治城は、戦の備えと水運の拠点という二つの役割を兼ね備えた、機能美あふれる城だったのです。明治維新後に建造物のほとんどが取り壊され、現在まで伝わる遺構は内堀と主郭部の石垣です。現在の天守は昭和55年(1980年)に本丸北隅櫓跡へ建てられた模擬天守で、鉄御門(くろがねごもん)は平成19年(2007年)に忠実に復元されたものです。
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海城ならではの景観
今治城の最大の特徴は、なんといっても海水をたたえた堀です。潮の満ち引きとともに堀の水位が変化し、堀には海の魚が泳ぐという、内陸の城では見られない珍しい光景が広がります。再建された白亜の天守は堀の水面に映え、石垣とあいまって美しい姿を見せます。天守の最上階からは、今治の市街地や瀬戸内海、しまなみ海道の橋などを一望でき、藤堂高虎が見渡したであろう瀬戸内の眺めを楽しめます。城内には武具や郷土の歴史を紹介する展示もあり、城の歴史と今治の文化を学べます。
季節の楽しみ方
通年見学でき、桜が咲く春は天守と桜の競演が美しく、特に人気です。堀端に咲く桜が水面に映る光景は格別です。空気が澄んだ秋から冬にかけては、天守からの瀬戸内の眺めがいっそう際立ちます。夏の夕暮れどきには、堀に反射する夕日と天守のシルエットが美しく、時間帯を変えて訪れると違った表情に出会えます。
アクセス・基本情報
JR予讃線「今治駅」から徒歩でおよそ15分、または市内バスやタクシーで数分ほどです。松山市方面からは特急列車でアクセスでき、しまなみ海道を渡って本州側から車で向かうこともできます。天守やその他施設の営業時間・入場料は変更されることがあるため、訪問前に公式情報で確認しておくと安心です。今治はタオルの一大産地として知られ、タオル関連の施設や、瀬戸内の海の幸を味わえる店も豊富にそろっています。
旅の実用メモ
- 城内は石段や坂があり、天守は階段での上り下りが中心です。歩きやすい靴で訪れましょう。
- しまなみ海道サイクリングの出発地・今治とあわせて巡ると、海城と海の道の両方を一日で楽しめます。
- 今治タオルの直営店やミュージアムをのぞけば、上質なタオルをお土産に選べます。
- 堀に海の魚が泳ぐ様子は今治城ならではの見どころです。潮の満ち引きで表情が変わるので、時間に余裕をもって観察してみましょう。
ひとことアドバイス
今治城は、海と一体になった珍しい水城として、他の城とは異なる魅力を持っています。天守からの眺めだけでなく、堀を泳ぐ海の魚や、潮の満ち引きで変化する水面にも目を向けると、この城ならではの面白さが見えてきます。しまなみ海道やタオルの街としての今治とあわせて、瀬戸内らしい旅を楽しんでください。
📚 情報の参照元
今治城の情報は、今治市や今治市の観光担当部局が公開する公式情報を主な参照元としています。城内の展示や鉄御門などの案内、現地の案内板も参考になります。天守やその他施設の営業時間・入場料は変更される場合があるため、お出かけ前に今治城や今治市の公式情報でご確認ください。
観光のチェックリスト
- 所要時間の目安: 天守と城内の見学で約1〜1.5時間。堀を泳ぐ魚や潮の満ち引きをゆっくり観察するなら、もう少し余裕をみておくとよいでしょう。
- 持ち物・準備: 城内は石段や坂があり天守は階段の上り下りが中心のため、歩きやすい靴を。入場料や今治タオルの購入用に現金があると便利です。
- まわり方の目安: 海水を引き込んだ堀と白亜の天守を眺め、鉄御門や石垣を見学、天守最上階から瀬戸内海やしまなみ海道を一望する流れがおすすめ。しまなみ海道サイクリングの出発地・今治とあわせて巡れます。
訪問の実用情報
- 今治城の開館時間:午前9時〜午後5時(入館は午後4時30分まで)
- 休館日:12月29日〜31日(そのほか展示替え等による臨時休館あり)。史跡公園(吹揚公園)部分は24時間・年中無休で無料開放
- 観覧料:一般520円/学生260円/高校生以下・18歳未満無料/65歳以上420円。20人以上の団体は一般420円・学生210円。天守、御金櫓、山里櫓、鉄御門・武具櫓の共通料金です。障害者手帳をお持ちの方と介助者1名は無料
- 天守からの眺め:6階の展望台から来島海峡大橋、燧灘(ひうちなだ)、石鎚連峰、今治市街を一望できます。階段のみでバリアフリーには対応していません
- 駐車場:第1駐車場は24時間利用可で1時間100円(精算機は1万円札・5千円札・2千円札が使えません)。バス専用の第2駐車場は8:45〜17:15、2時間まで520円・以降1時間ごとに260円で要予約。二輪車は無料
- ライトアップ:毎日、日没30分後から22時まで。12月31日夜〜1月4日朝はオールナイト点灯。6月21日と7月7日は実施されません
- アクセス:JR予讃線今治駅からせとうちバス「今治営業所行き」で約9分、「今治城前」下車。今治港から徒歩約10分。車は今治北ICから約15分、今治湯ノ浦ICから約20分
- 城の沿革:慶長7年(1602年)起工、慶長13年(1608年)頃完成。寛永12年(1635年)から松平(久松)氏が入城。昭和28年(1953年)に県指定史跡。昭和55年(1980年)に天守閣・多聞櫓・武具櫓、昭和60年(1985年)に御金櫓、平成2年(1990年)に山里櫓、平成19年(2007年)に鉄御門・多聞櫓が再建・復元されました
- 今治タオル本店:今治市東門町5丁目14番3号(TEL 0898-52-3730)。営業時間9:30〜18:00で、年末年始を除き年中無休(2021年4月15日より変更)。併設のimabari towel LABは9:00〜18:00、imabari towel CAFÉは9:30〜18:00(ラストオーダー17:30/2024年10月4日より変更)
- 今治タオル本店へのアクセス:JR予讃本線今治駅からタクシー約10分、せとうちバス今治営業所から徒歩約7分、今治港からタクシー約5分
※JR今治駅から今治城までの徒歩所要時間は公式で公表されていません。 ※今治城の駐車場台数は、公式サイト内で「第1駐車場66台・第2駐車場4台」と「56台・10台」の2通りの記載があり、表記が分かれています。 (出典:今治市公式サイト、今治タオル工業組合公式サイト)
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