栃木県グルメ|宇都宮餃子・日光湯波・いちご
栃木県は、全国に名をとどろかせるご当地グルメの宝庫です。餃子の街・宇都宮を筆頭に、日光の精進料理から生まれた湯波(ゆば)、生産量日本一を誇るいちごなど、訪れる人を満足させる味覚がそろっています。観光とあわせて、栃木ならではの食べ歩きを楽しみましょう。
宇都宮餃子
餃子の街として全国に名を馳せる宇都宮。市内には数多くの餃子店がひしめき、焼き・水・揚げと多彩なスタイルで競い合っています。野菜たっぷりであっさりとした味わいが特徴で、何個でも食べられると評判です。JR宇都宮駅周辺には名店が集まり、宇都宮餃子会が運営する「来らっせ 本店」では複数店の味を一度に食べ比べできます。JR宇都宮駅2階の商業施設「宇都宮パセオ」内にある物販専門の「来らっせ パセオ店」なら、電車の待ち時間にお土産を選べます。
この街の餃子文化は、偶然できあがったものではありません。きっかけは1990(平成2)年、宇都宮市の中堅職員研修グループが「餃子を通して宇都宮をPRする」という研究発表を行ったこと。当時、総務庁統計局の家計調査年報で、宇都宮市の一世帯当たりの餃子の年間購入金額が日本一を続けていたのです。翌1991年には観光協会が市内23店を紹介する餃子マップを作成し、1993年には38店舗が加わって任意団体「宇都宮餃子会」が発足。1994年にはJR宇都宮駅東口に「餃子の像」が設置され、1999年には第1回「宇都宮餃子祭り」が開かれて2万人を集めました。行政の研修発表から始まった取り組みが、30年をかけて街の顔になったわけです。
現在の協同組合宇都宮餃子会は、2001(平成13)年2月16日に設立された、日本で唯一の「餃子」の協同組合です。加盟店は145店(2023年5月現在)にのぼり、登録商標「宇都宮餃子」の管理も担っています。定着ぶりは数字にも表れており、宇都宮市の「観光動態調査2018」では市を訪れた人のうち56.8%が餃子を食べ、93.6%が「餃子のまち」というイメージを持っていると回答。株式会社ブランド総合研究所の「地域ブランド調査2019」のご当地グルメ認知度ランキングでも、宇都宮市が1位となりました。
店選びに迷ったら、宇都宮餃子会の公式サイトが役に立ちます。JR宇都宮駅周辺、駅東口周辺、市中心部、大谷地区周辺、宇都宮IC周辺など10のエリア別に加盟店を探せるほか、「テイクアウト可」「座敷あり」「車いす入店可」「近くにコインパーキングあり」といった条件からも絞り込めます。宿や移動ルートに合わせて候補を決めておくと、限られた滞在時間を無駄なく使えます。
迷ったら「来らっせ 本店」へ
それでも決めきれないという人の駆け込み寺が、宇都宮餃子会の直営店「来らっせ 本店」(宇都宮市馬場通り2-3-12/MEGAドン・キホーテ ラパーク宇都宮 地下1階)です。館内は「常設店舗」「日替わり店舗」「お土産コーナー」の3つで構成されています。常設店舗ゾーンには「宇都宮みんみん」「めんめん」「香蘭」「龍門」「さつき」の5つの人気店が並び、日替わり店舗ゾーンでは曜日によって登場する店が入れ替わるうえ、1皿で5店舗の味を楽しめる「盛合わせ」などのメニューも用意されています。席数は常設店舗150席・日替わり店舗75席と余裕があり、全席禁煙。焼き餃子のテイクアウトにも対応しています。専用駐車場はないので、車なら提携駐車場かコインパーキングの利用を前提に考えてください。
お土産だけを買いたいなら、JR宇都宮駅2階のパセオ内にある「来らっせ パセオ店」が便利です。改札のすぐ前という立地で、加盟30店舗以上の冷凍生餃子をはじめ、餃子関連グッズやお菓子を販売しており、全国発送にも対応。営業時間は8:00〜21:00なので、朝の出発前でも帰りの列車待ちでも立ち寄れます。
日光湯波
日光・鬼怒川エリアの名物が、豆乳から作られる湯波(ゆば)です。古くから日光山の精進料理として親しまれ、日光では膜を二つ折りに引き上げて作るため、一枚に引き上げる京都の「湯葉」より厚みがあり食べごたえがあるのが特徴。刺身や煮物、揚げ物などさまざまな料理で味わえ、ヘルシーで上品な味わいが人気を集めています。東武日光駅から二社一寺へ向かう表参道沿いに専門店が多く、社寺めぐりと合わせて楽しめます。
とちおとめといちご
栃木県は、いちごの出荷量が昭和43(1968)年産から連続で日本一を続ける、まさに「いちご王国」です。代表品種「とちおとめ」をはじめ、大粒の「スカイベリー」や新品種「とちあいか」、白いいちご「ミルキーベリー」など多彩。冬から春にかけては県内各地でいちご狩りが楽しめ、甘くて大粒の摘みたてを味わえます。
その他のご当地グルメ
栃木のグルメは餃子やゆば、いちごだけではありません。佐野市の「佐野ラーメン」は、青竹で打った不揃いのちぢれ麺と、佐野の水で作るあっさりした醤油スープが評判。日光では香り高い手打ち蕎麦も名物です。那須高原ではブランド卵を使ったプリンや、牧場のチーズ、薪窯のパンが楽しめます。県民に愛される「レモン牛乳」のスイーツや、夏限定の「ちたけそば」、冬の郷土料理「しもつかれ」など、季節や地域ごとの味も見逃せません。
ベストシーズンとアクセス
いちご狩りは冬から初春、餃子や湯波は通年楽しめます。新緑や紅葉の観光シーズンにあわせて訪れるのもおすすめです。アクセスはJR・東武線で宇都宮や日光へ。東京から新幹線で宇都宮までおおむね1時間弱と近く、日帰りでもグルメ旅を満喫できる距離感が魅力です。佐野は佐野プレミアム・アウトレット、那須は高原リゾートと、グルメと観光をセットで楽しめるのも栃木ならでは。日光東照宮や中禅寺湖、那須高原といった人気観光地とグルメを組み合わせ、世界遺産めぐりや温泉旅とあわせて、栃木自慢の味覚を心ゆくまで味わってみてください。
訪問の実用情報
- いちごの実績:栃木県のいちご出荷量は昭和43(1968)年産から連続で日本一。主な品種は家庭消費向けの「とちあいか」、業務用も含めたオールラウンダー「とちおとめ」、大粒の「スカイベリー」、白いちご「ミルキーベリー」、夏いちご「なつおとめ」、観光いちご園専用品種「とちひめ」
- 来らっせ 本店:宇都宮市馬場通り2-3-12 MEGAドン・キホーテ ラパーク宇都宮 地下1階。営業時間は平日11:00〜20:30(L.O.20:00)、土日祝11:00〜21:00(L.O.20:30)、お土産コーナー10:00〜21:00。年中無休。専用駐車場はなく、提携駐車場またはコインパーキングを利用します
- 来らっせ パセオ店:宇都宮市川向町1-23 JR宇都宮駅2階「宇都宮パセオ」とちぎグランマルシェ内。営業時間8:00〜21:00。定休日は宇都宮パセオに準じます
- 日光湯波:豆乳を煮詰めてできた膜を、日光では二つ折りに引き上げて作ります(京都の「湯葉」は一枚に引き上げる)。この製法の違いが厚みと食べごたえを生みます
- 佐野ラーメン:青竹で打った不揃いのちぢれ麺と、佐野の水で作るあっさりした醤油スープが特徴。麺は内部に気泡が多く熱伝導がよいため短時間で茹で上がります
- 注意点(アレルギー):餃子・ラーメン・手打ち蕎麦は小麦やそばを、湯波は大豆を使用します。該当するアレルギーのある方はご注意ください
※個店の営業時間・料金・いちご狩りの実施期間は施設により異なります。
(出典:栃木県公式サイト、宇都宮餃子会公式サイト、佐野市公式サイト)
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