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和歌祭|紀州東照宮の神輿おろしと渡御行列【和歌山】

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和歌祭|紀州東照宮の神輿おろしと渡御行列【和歌山】

🌊 和歌山県|公開 2026/8/24|⏱ 約6
✍️ 編集・監修:たびたびJAPAN編集部(公的情報・一次情報をもとに編集)
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和歌山県和歌山市の景勝地・和歌浦に鎮座する紀州東照宮で、例年5月に行われる大祭が和歌祭です。始まりは元和8年(1622年)。徳川家康公を祀るこの社の祭礼として400年以上受け継がれてきました。見どころは、侍坂と呼ばれる108段の石段を神輿が一気に駆け下りる神輿おろしと、そのあとに続く約1000人の渡御行列です。新緑が濃くなる季節、朱塗りの社殿から海辺の町へと、色とりどりの行列が流れ出していきます。

108段を駆け下りる神輿おろし

紀州東照宮の本殿は、侍坂と呼ばれる108段の石段を上りきった高台にあります。ふだんでも見上げると息をのむほどの急勾配で、両側には木々が迫っています。午前11時、その石段の上に神輿が姿を現します。

担ぎ手が息を合わせ、掛け声とともに一歩を踏み出すと、あとはもう止まりません。重い神輿が段差を叩きながら下っていく音が石段全体に響き、見物人からどよめきが上がります。落ちるように見えて、ぎりぎりのところで人の力が制御している。その緊張感がこの神事の核心です。石段の下にたどり着いた瞬間の解放感は、境内にいる全員で共有するものになります。新緑に朱の社殿、そして白木の神輿という色の対比も、この季節ならではです。

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和歌浦をゆく約1000人の渡御行列

正午になると、神輿を先に立てた渡御行列が紀州東照宮を出発します。太鼓、雑賀踊、薙刀振といった芸能が次々と登場し、その数はおよそ1000人。午後4時ごろまで、和歌浦周辺の町をゆっくりと練り歩きます。

太鼓の低い響きが海からの風に乗って届き、踊り手の衣装が日差しを受けて鮮やかに揺れる。沿道は家族連れで埋まり、行列が近づくたびに拍手が起こります。和歌浦は万葉集にも詠まれた由緒ある入り江で、干潟と山と社寺が近い距離に凝縮された土地です。その景色の中を行列が進むため、単なるパレードではなく、風景ごと祭りになるような感覚があります。祭りの前後に和歌浦の景勝地を歩いておくと、行列の道筋の意味がよくわかります。

徳川家康を祀る社の祭礼として

紀州東照宮は元和7年(1621年)、家康公の子で紀州藩初代藩主となった徳川頼宣公によって創建されました。御祭神は徳川家康公と徳川頼宣公。権現造の社殿は国の重要文化財に指定されています。

和歌祭はその翌年、元和8年(1622年)に始まりました。藩をあげての祭礼として整えられた行列の構成が、形を変えながらも現在まで伝わっているところに、この祭りの厚みがあります。石段の上に立つ豪奢な社殿と、麓に広がる和歌浦の暮らし。そのふたつを結び直す行為が、年に一度の渡御なのだと考えると、行列の一歩一歩が違って見えてきます。

楽しみ方のコツ

神輿おろしは午前11時から、渡御行列は正午から午後4時ごろまでという流れです。神輿おろしを間近で見たい場合、石段の周囲は早い時間から埋まるため、余裕をもって境内へ入っておきたいところ。石段そのものは大変急なので、上り下りする場合は履き慣れた靴が安心です。

渡御行列は長い距離を移動するので、境内で神輿おろしを見てから沿道へ移動し、もう一度行列を待つという見方もできます。5月とはいえ日差しは強く、海沿いは日陰が少ないので、帽子と飲み物は用意しておきましょう。ベビーカーや車いすの場合は、石段を避けて沿道での見物に絞ると無理がありません。

アクセス

紀州東照宮へは、JR和歌山駅または南海和歌山市駅から和歌山バスの新和歌浦行きで約20分、「権現前」バス停下車すぐです。紀州東照宮には約70台の駐車場(大型バスは要予約)がありますが、祭り当日は片男波海水浴場駐車場や万葉館前駐車場が案内されます。ただし混雑により出庫が困難になる場合があるとされているため、公共交通での来場が安心です。

祭りの実用情報

  • 開催時期:例年5月中旬の日曜日(日程は年によって異なります)
  • 時間:午前11時 神輿おろし/正午から午後4時 渡御行列
  • 会場:紀州東照宮および和歌浦周辺(〒641-0024 和歌山県和歌山市和歌浦西2-1-20)
  • 主催・問い合わせ:073-444-0808(紀州東照宮/東照宮会館)
  • アクセス:JR和歌山駅・南海和歌山市駅から和歌山バス新和歌浦行きで約20分、「権現前」下車徒歩1分
  • 駐車場:紀州東照宮に約70台(大型バスは要予約)。当日は片男波海水浴場駐車場、万葉館前駐車場の案内あり
  • 料金:観覧無料
  • 公式サイト:http://www.kishutoshogu.org/

※日程・内容・料金は変更される場合があります。おでかけ前に公式サイトで最新情報をご確認ください。

(出典:紀州東照宮公式サイト、和歌山市公式サイト、和歌山県公式観光サイト)

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