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会津絵ろうそくまつり|鶴ヶ城を包む1万本の灯り【福島】

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会津絵ろうそくまつり|鶴ヶ城を包む1万本の灯り【福島】

🏔️ 福島県|公開 2026/8/24|⏱ 約5
✍️ 編集・監修:たびたびJAPAN編集部(公的情報・一次情報をもとに編集)
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福島県会津若松市で、例年2月中旬の2日間にわたって開かれる冬の灯りの祭典が「会津絵ろうそくまつり~ゆきほたる~」です。鶴ヶ城をメイン会場に、会津藩主松平氏の庭園・御薬園や市内各所で、約1万本のろうそくに火が灯されます。会津の伝統的工芸品である絵ろうそくを広く知ってもらおうと平成12年に始まり、いまでは冬の会津を代表する行事になりました。雪の残る城跡に無数の小さな炎が浮かぶ光景は、この季節にしか見られません。

雪と炎が重なる鶴ヶ城

メイン会場の鶴ヶ城公園では、堀端や石垣沿い、天守閣の前の広場に、竹筒や瓦燈に納められたろうそくが並べられます。点灯式が始まると、係の人たちが一つずつ火を移していき、雪面に灯りの列が伸びていきます。電飾のイルミネーションと決定的に違うのは、炎が揺れることです。風が抜けるたびに一斉に身を震わせ、雪に反射した光もそれに合わせて明滅する。冷えた空気の中でろうそくの蝋がかすかに香り、踏みしめた雪がきしむ音だけが響く時間帯もあります。赤瓦の天守閣がその上に静かに浮かび上がります。

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御薬園の幽玄な灯り

サブ会場の御薬園は、会津松平家の庭園として知られる国指定名勝です。池を中心にした回遊式庭園に竹筒や瓦燈が置かれ、水面に灯りが映り込みます。開催期間中は正面駐車場で甘酒がふるまわれ(数量限定)、御茶屋御殿では菓子付きの抹茶が用意されます。城の開放的な明るさとは対照的に、こちらは幽玄で静かな雰囲気。入場は無料で、飲食のみ有料です。抹茶は菓子付きで600円、甘酒は数がなくなり次第終了となります。鶴ヶ城と御薬園、それぞれ性格の違う灯りを両方見比べるのが、この祭りの正しい楽しみ方といえます。会津若松駅前や七日町通り、野口英世青春通り、大町通りなど市内各所でも同時に灯りがともるので、街歩きそのものが祭りの一部になります。

会津絵ろうそくという伝統工芸

会津での蝋燭づくりの歴史は室町時代にさかのぼり、領主が漆の栽培を奨励したことで、漆の実から採れる蝋を原料とする蝋燭の生産が盛んになりました。天正年間に蒲生氏郷が近江から職人を招いたことで花の絵が描かれるようになったと伝えられ、菊や牡丹、梅などの絵柄をまとった絵ろうそくは会津を代表する工芸品となります。芯づくりから蝋かけ、かんなかけ、手磨き、絵かき、上がけ、芯だしまでほぼすべてが手作業で、芯が太いため炎が大きく、長持ちするのも特徴です。江戸時代には絵ろうそくが会津の代名詞となり、明治のウィーン万国博覧会にも日本を代表する工芸品として出品されました。まつりで灯る1万本の炎は、この工芸の歴史をそのまま夜景に置き換えたものだといえます。

楽しみ方のコツ

2月の会津若松は積雪と厳しい冷え込みがあります。防水性のある靴、滑り止め、厚手の手袋と帽子は必須です。点灯は夕方5時30分頃から夜8時30分頃までと時間が限られているので、日没直後の空にまだ青が残る時間帯を狙うと、雪・炎・空のコントラストが最も美しく撮れます。三脚を使う場合は通路をふさがないよう注意を。会場間の移動には周遊バスが便利ですが、夜は本数が減るため時刻表を事前に確認しておきましょう。冷え切ったら東山温泉で温まるのが会津流です。

アクセス

鶴ヶ城へは、JR会津若松駅から周遊バス「ハイカラさん」「あかべぇ」で「鶴ヶ城入口」下車、徒歩約7分。御薬園へは同じバスで「御薬園入口」下車すぐです。車の場合は鶴ヶ城公園に約360台の駐車場がありますが、開催時間帯は混み合います。雪道の運転に慣れていない場合は、駅からバスを利用するのが安全です。

祭りの実用情報

  • 開催時期:例年2月中旬の2日間
  • 会場:鶴ヶ城(メイン会場)、御薬園(サブ会場)、会津若松駅ほか市内各所(福島県会津若松市)
  • 点灯時間:午後5時30分から午後8時30分まで(点灯式は午後5時から)
  • 主催・問い合わせ:会津まつり協会 電話 0242-23-4141
  • アクセス:JR会津若松駅から周遊バスで「鶴ヶ城入口」下車、徒歩約7分
  • 駐車場:鶴ヶ城公園駐車場 約360台
  • 入場料:鶴ヶ城会場・御薬園会場とも入場無料(飲食は有料)
  • 公式サイト:https://www.aizukanko.com/kk/festival/erousoku-matsuri

※日程・内容・料金は変更される場合があります。おでかけ前に公式サイトで最新情報をご確認ください。

(出典:会津まつり協会公式サイト、会津若松市公式ホームページ、会津漆器協同組合公式サイト)

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