静岡県グルメ|うなぎ・桜えび・富士宮やきそば
海の幸から山の幸、ご当地B級グルメまで、静岡は食の宝庫です。全国で唯一漁が行われる駿河湾の桜えび、養殖の歴史が古い浜名湖のうなぎ、独特の黒いだしのおでんなど、ほかでは味わえない名物がそろいます。温暖な気候と豊かな海・山に恵まれた静岡には、土地ごとに根づいた個性的な味があり、食べ歩きが旅の大きな楽しみになります。
浜名湖のうなぎ
静岡を代表する味覚といえば、浜名湖周辺のうなぎです。温暖な気候と良質な水に恵まれた浜名湖は、古くからうなぎ養殖の地として知られてきました。ふっくらと焼き上げた蒲焼きは、外は香ばしく中はとろけるような舌ざわりで、秘伝のタレとともにご飯が進みます。浜松市周辺にはうなぎの名店が数多く点在し、うな重やひつまぶしなど、さまざまな食べ方で味わえます。うな重は並で三千円前後から、専門店の上等なものになると価格が上がる、特別な一食として味わう料理です。
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駿河湾の桜えびとしらす
駿河湾は、日本で唯一桜えびの漁が行われる海として知られます。透き通った桜色の小えびは、春(3月末〜6月初旬)と秋(11月〜12月)に水揚げされ、生の「桜えびのかき揚げ」や「生桜えび丼」は静岡ならではのごちそうです。同じく駿河湾で獲れる生しらすも名物で、ぷりぷりとした食感が楽しめます。由比(ゆい)漁港周辺では、新鮮な桜えびやしらすを使った料理を味わえる店が並び、海の恵みを存分に堪能できます。
ご当地B級グルメの数々
静岡には、地元で愛されるユニークなB級グルメも豊富です。富士宮市の「富士宮やきそば」は、コシの強い専用麺と肉かす、削り粉が特徴で、全国的な人気を集めました。静岡おでんは、黒いだしに串刺しの具材を煮込み、青のりとだし粉をかけて食べる独特のスタイルです。浜松餃子や三島コロッケ、伊豆のわさび丼など、土地ごとの名物を巡る食べ歩きは、静岡の旅をいっそう楽しくしてくれます。
ベストシーズンとアクセス
うなぎは夏の土用が有名ですが通年楽しめ、桜えびは春(3月末〜6月初旬)と秋(11月〜12月)が漁の解禁期です。生しらすは1月中旬から3月にかけての禁漁期を除いて味わえます。アクセスはJR東海道新幹線で東京から静岡駅・浜松駅へ、名物の店へは在来線や車で向かいます。各地に名物が点在するため、エリアを絞って巡るのがおすすめ。海の幸とご当地グルメ、どちらも味わえる静岡は、食を目的に訪れる価値のある土地です。
旅の実用メモ
静岡は東西に長く、名物が県内各地に散らばっているため、一度の旅ですべてを回ろうとすると移動が大きな負担になります。県西部の浜松(うなぎ・浜松餃子)、中部の静岡市(おでん・安倍川もち)、由比・焼津(桜えび・かつお)、東部の沼津・三島(しらす・三島コロッケ)、そして伊豆(わさび丼)といったエリアごとにテーマを絞ると、無理なく食べ歩きを楽しめます。新幹線の停車駅(三島・静岡・浜松)を拠点に、そこから在来線や車で目的の店へ向かう組み立てが基本です。桜えびや生しらすは漁の状況に左右され、悪天候の翌日などは提供されないこともあるため、旬の生ものを狙う場合は事前に確認しておくと安心です。多くの名物が一皿数百円から千円台で気軽に味わえる一方、うなぎは特別な一食として予算を分けておくと、旅全体の食の計画が立てやすくなります。
ひとことアドバイス
限られた日程なら、まずは新幹線が停まる街を拠点に一つのエリアへ絞るのがおすすめです。生ものは漁次第で内容が変わるため、その日のおすすめを店で尋ねると失敗が少なくなります。名物ごとに旬とエリアが異なるので、訪れる季節に合わせて食べたいものを先に決めておくと、満足度の高い食の旅になります。
訪問の実用情報
- 旬の時期:由比港漁業協同組合によると、桜えびの漁期は年2回で、春漁が3月中旬〜6月初旬、秋漁が10月下旬〜12月下旬。それ以外の時期は資源保護のため休漁です。しらすの漁期は3月〜12月ですが、冷凍技術の発達でほぼ通年味わえます。
- 営業時間:由比港漁協直売所は8時〜17時。富士宮やきそばアンテナショップ(お宮横丁内)は10時〜17時で無休です。
- 料金の目安:富士宮やきそばアンテナショップの料金目安は550円〜。由比港漁協直売所では桜えびやしらすを漁協の直売価格で購入できます。
- アクセス:由比港漁協直売所へは、車なら国道1号の由比漁港交差点から由比港内に入ってすぐ左側。電車ならJR由比駅から旧東海道を東京方面に歩き、「由比港漁協入口」の看板を右折して国道1号の下をくぐり、内港をさらに進んだ桜えびモニュメントの左側で、徒歩約15分です。静岡おでん街(青葉おでん街・青葉横丁)はJR静岡駅から徒歩15分。
- 駐車場:富士宮やきそばアンテナショップに専用駐車場はありません。
- 予約が必要なもの:浜名湖のうなぎを自分でつかまえて焼く「うなぎのつかみ取り&蒲焼き体験」(湖西市・今切体験の里 海湖館)は7〜9月限定で、料金は1名5,000円(うなぎ1本)、各回1〜5名、開催は10時〜11時と12時〜13時の2回。予約は体験日の7日前までです。駐車場は1日400円(30分未満は無料)。
- 注意点:由比港漁協直売所の定休日は月曜・祝日の翌日・年末年始です。由比漁港の食堂「浜のかきあげや」は2026年6月28日をもって閉店し、同年10月上旬に「由比漁港しずまえ食堂」としてリニューアル予定と静岡県が告知しています。訪問前に由比港漁協の公式サイトで最新状況を確認してください。静岡おでん街の営業時間・定休日は店舗ごとに異なります。
※問い合わせ先:由比港漁業協同組合 054-376-0001(直売所 054-377-1111)/富士宮やきそばアンテナショップ 0544-22-5341/今切体験の里 海湖館 053-594-6624(9時〜17時、月曜定休)。
(出典:由比港漁業協同組合公式サイト「由比の桜えび」「由比のしらす」「由比港漁協直売所」、静岡県公式ホームページ「由比港漁協 浜のかきあげや」、富士宮やきそば学会公式サイト「富士宮やきそばアンテナショップ」、静岡市観光ナビ(するが企画観光局)「静岡おでん街」、浜松・浜名湖ツーリズムビューロー「やらまいかツーリズム」。2026年9月時点)
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